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回复:【刀语】虚刀。鑢 第零话 第一章 その一(简易汉化加原文

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「はあっはっはっはっはっはっはっはっはっ」
飞騨鹰比等の戦い方を一言で言うと、もしもその埒外の行为を戦いと呼ぶこ
とが出来るのならだが、自爆ということに尽きる。
扱いをひとつ间违えれば、たとえ间违えなかったところで、ちょっとした弾
みで、辺り一体を灰烬と化して仕舞い兼ねない分量の火薬を全身に帯びて、
彼は后先考えずに、敌に対して特攻するのだ。
とてもそれは、文字通りの、一国一城の主のすることではない。否、后先考えずというのは、外から见た时の、いわば凡俗の言い草に过ぎず
、鹰比等自身には、确実无比な计算がある。
それが、これが最も自分に相応しき戦い方であり、戦法であり、策であると
いう自信がある。
だから、彼は笑うのだ。
笑いながら戦い、笑いながら杀すのだ。
「はあっはっはっはっはっはっはっはっはっ」
自治区出云、神々が住まう地の焼け野原において、戦死者の绒毯が敷かれた
舞台において、飞騨城城主、日本全土を巻き込む大乱の首谋者、飞騨鹰比等
と、虚刀流六代目当主、鑢六枝が杀し合う。
超接近戦である。
信じられないような近距离で、鹰比等は手持ちの火薬玉に点火して、六枝の
体を焼こうとする。
そんな位置関系で爆発が起これば、彼自身も、间违いなく无事では済まない
だろうに。
そんなことは、全く気にも留めない。
「ぐっ」
などと、そんな风に呻き、当惑しながら、六枝がちゃんと防御をし、その火
薬玉を远方へと弾き飞ばすことを、あらかじめ読んでいるのかといえば、勿
论読んでいる。
それだけ六枝の実力を、かの无刀の剣士の実力を、鹰比等は高く评価してい
る。
実际、この飞騨鹰比等と鑢六枝、この二人がこんな风に戦うのは、実力较べ
、実力の见せ合いっこをするのは、これが初めてのことではないのだ。
何度も何度も、数え切れないほどに、彼と彼は杀し合い続けて来ている。
そこに、ある种の连帯感さえも感じ合えるほどに。
だから鹰比等はそれを踏まえた上で、自爆としかいいようのない特攻を、ひ
たすらに缲り返すのだった。
もっとも、その周辺を全く考虑しない、爆破に満ちた决闘に巻き込まれない
よう、そして、己の仕える主人の邪魔をしないよう、その场から距离を取っ
た、真庭毒蛇、首に言わせれば、
「もしも、鑢六枝が、ただの一介の、どこにでもいる十把一络げの剣士だっ
たとしても、御馆様は同じように戦うだけのこと。実际、暗黒城を落とすと
きも、出云に绒毯を敷き诘めるときも、あの方はそうしたのだ。そう、御馆
様は、単に决めているに过ぎない。どんな小さな命を夺うときでも、例外な
く自分の命を悬けようと」
というだけのことなのだけれど、この见识もまた、正解である。
今回の反乱にしたって、出来ることなら、鹰比等は军など使わず、策など弄
せず、尾张幕府の人间を、一人一人顺番に、たった一人で杀したいと、确か
に思っているのだから。
「まっ、そんなことが出来りゃ苦労しないんだけどね。ふっはっはっ、しっ
かし、腕を上げたなあ、六枝くん。仆の必杀爆弾攻撃をものともしないじゃ
ないか?」
「ふんっ、お前こそな」
笑いつつ戦う鹰比等に対し、六枝は厳しい表情を崩さない。
今の筋肉の块の如き鑢六枝は、元々感情が颜に出ない种类の刀であるとはい
え、しかしその表情は、そのまま现况の厳しさを表しているとも言えた。
「相変わらず、とでも言うのか。否、前に杀し合った时よりも更に酷くなっ
ているな、お前のそのえげつのない性格は」



69楼2012-07-17 15:44
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    「えげつのない? おおいおい、违うよ。仆は目的の为には手段を选ばない
    というだけで、后は极々善良な、人畜无害の男だよ」
    「良く言う」
    「そっちこそ悪く言うなよ」
    あっははははは、と鹰比等はとにかく哄笑し、六枝はとにかくにこりともし
    ない。
    「そうだ、六枝くん。いっそのこと君も幕府なんか裏切っちゃって、仆の仲
    间にならないかい? 仆と友达になろうよ。そうすれば日本なんてすぐに落
    とせる。いやさあ、世界さえも手中に収めることも出来るって、ああ、决ま
    り、これだ」
    「悪いが、私にはお前のような野心はない。私は剣だ。私は刀だ。主の振る
    うように振るわれるだけの金属の块だ」
    「だあったら、仆が君の持ち主になってあげるさ。あんな彻尾家の性悪娘に
    、いつまでも振り回されることないよ。仆の方が君を、绝対に上手く使える
    んだからさ」
    「お断りだ」
    およそ本気とは思えない鹰比等の诱いを、六枝は一瞬の迷いもなく断る、无
    碍にする。
    「刀は斩る相手を选ばない、しかし持ち主を选ぶ。お前のような人间に振る
    われるくらいなら、彻尾家の性悪娘に好き放题される方が、まだましという
    ものだ」
    「あっはっはっはっはっはあ、みぎりちゃんが性悪娘というのは、互いに共
    通の见解みたいだね。いやあ、仆としては、ただの挑発のつもりだったんだ
    けどさあ」
    「ところで、お前のところの美人はどうした」
    「别に、お城で娘と游んでいるんじゃないのお、おうちに居ると尻に敷かれ
    ちゃうからね。それで、仆はこんな风に前线に出て来るのもあるのさ、家に
    居るのが辛くって」
    「それも、良く言う、この爱妻家め。お前の言うことは嘘ばかりだ」
    「失敬な、仆は生まれてこの方、嘘を吐いたことのない男だよ」
    言い合いながらも、ついでに近况を报告し合いながらも、彼らは手を缓めな
    い。
    鹰比等は六枝を杀そうとし、六枝は鹰比等を杀そうとする、存在しない隙を
    伺い合って、あわよくば不意を付こうと淡々と、虎视眈々と狙い合っている

    「っ」
    今のところ、胜负は互角、のように一见みえて、本当のところは、几らか鹰
    比等が六枝を押しているのだった。
    しかしそれは、鹰比等が、六枝よりも実力において胜っているというわけで
    はない。
    そもそも鹰比等は、戦う人间ではないのだ。
    まともにやったら、その辺の幼子にも负けるくらいに彼は弱い。
    まだあどけない一人娘と戯れに相扑を取って、负けたことがあるほどだ。
    その弱さを、彼は火力で埋めているけれど、そうしたところで、最强の剣术
    を自称するところの虚刀流には、はっきり言って及びも付かない。
    百回戦えば百回负けるし、百年挂けても胜てっこない。
    なのに、にもかかわらず、この拮抗状态が、既に一刻以上続いているその理
    由はと言えば、
    「っ、ゆ……」
    と、ここに来て遂に悲鸣を上げてしまった、六枝が脇に抱えていた、一人の
    少女の存在である。
    今まで六枝の邪魔にならないよう、声を立てるのを堪えていた彼女が遂にた
    えきれなくなたのだ。
    「いやあ、なんと言うか実际さ、嘘じゃなくて本当に感心しているんだよ、
    この仆は。女の子を一人庇いながら、仆の猛攻に耐え切るとか、まじで空前
    绝后だ、优しいよね六枝くうん」
    「缲り返しになるが」
    少女を抱えることで片腕を封じられ、重心も上手く取れない状态のまま、残
    った手足で鹰比等の火薬を弾きつつ、六枝は呆れ気味に言う、
    「死体であれ少女であれ、近くにあるものは何でも利用するという、お前の
    そのえげつのない性格、ますます酷く、磨きがかかっているな」
    「普通だろう。それに、别に仆は强制していない、その子が邪魔になるのな
    ら、さっさと放り出しちゃいなよ。最もその场合、仆は君よりも先に、その
    子を狙って爆破すると约束するけどね」
    「お前みたいな奴をな」
    六枝は言う、厳しい表情のまま、本来、刀にはないはずの、特に、今の彼に
    ないはずの感情を込めて、
    「最低と言うんだよ、飞騨鹰比等」
    「お褒めにあずかり、弩光栄の至り」
    飞騨鹰比等の戦い方を一言で言うなら、自爆ということに尽きる。
    そして、そこに二言目を付け加えると言うならば、それは间违いなく、容赦
    なき彻底である。
    自分の命を悬けているがゆえに、鹰比等は、他人の命を犠牲にすることを踌
    躇しない。
    容赦の二文字を、彼は、娘に与えて舍てていた。


    70楼2012-07-17 15:44
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      「哈哈哈哈......」,飞騨鹰比等的战斗方式用一句话来说,如果那超出战斗范围
      的行为可以称为战斗的话,用自爆来说更为恰当。
      处理有些微的错误的话,假使没弄错,稍微一点偶然,很可能使周围全部都会
      化为灰烬的火药分量戴在身上,他不考虑前后顺序,对著敌人展开特攻。
      那实在不像是用文字上来形容的一国一城主会做的事。
      不,不考虑优先顺序,是外人看来如此,可以说是庸俗的说法也不过份,鹰比
      等自身确实精准无比的计算著。
      有自信说那样正是自己最合适的战斗方式、战法、策略。
      所以他笑著。
      边笑著边战斗,边笑著边杀戮。
      「哈哈哈哈哈.....」,自治区出云,神圣的居住地,被火烧光的原野,在这战死
      的尸体所铺成的地毯的舞台上,飞騨城城主全日本卷进大乱的罪魁祸首飞騨鹰
      比等和虚刀流第六代当主鑢六枝互相厮杀著。
      超近距离战斗。
      无法置信的近距离,鹰比等手拿著火药球点火,烧向六枝的身体。
      那样的距离位置爆炸的话,明明他自身也毫无疑问的会受伤。
      却毫不在意那种事情。
      「呜..」,发出著呜音声,虽感到棘手,六枝却完好的防御住,将那火药球弹飞
      向远方,说是事先看穿的话,确实是看穿了。
      那就是鹰比等给予高评价的六枝的实力,那无刀剑士的实力。
      实际上,飞騨鹰比等和鑢六枝两人这样的战斗,实力的比较,互相见识对方实
      力已经不是第一次了。
      好几次好几次,数不清的次数,他和他持续著互相厮杀。
      在那某种原因的连带感也互相感觉的出来。
      因此鹰比等运用著说不上是好方法的自爆般特攻,专心的重复著。
      本来就毫不考虑周围,为了不卷进充满爆破的决斗,而且不妨碍自己所侍奉的
      主人,离那场所一段距离,真庭毒蛇,首来说的话
      「即使鑢六枝只是到哪都随处可见的剑士,首领还是会用同样战斗方式。实际
      上,就算是让暗黑城陷落时、出云铺上尸体地毯时,也都是如此。没错,首领
      只是这麼决定了而已。不论是夺走多麼弱小的生命,没有例外的都赌上了自己
      的性命」
      就是这麼一回事,但这份见解却无疑的是正解。
      对於这次的反乱,自己做得到的话,鹰比等连军队也不使用,也没玩弄策略,
      尾张幕府的人,想自己一个一个按照顺序杀了而已。
      「嘛,如果那种事都做的出来的话也就不用这麼辛苦了。哈哈哈,但是,本领
      变强了呢,六枝。我的必杀爆弹攻击也不当一回事了呢?」
      「哼,你也是」,面对笑著战斗的鹰比等,六枝严肃的表情也没被扰乱。
      有如肌肉块一样表情的六枝,虽说本来就不将感情表达出来的刀,但那表情也
      表示出现况的严峻。
      「还是老样子,该这麼说吗...。不,比之前厮杀时更为残酷了,你那狡猾至极的
      性格」
      「狡猾至极?喂喂....,才不是呢。我只是为了达成目的不择手段而已喔,在这
      之后可是非常善良人畜无害的男人呢」
      「还真敢这麼说」
      「你才是别乱说」,啊哈哈哈,这般笑著的鹰比等,六枝却没有丝毫微笑。
      「对啦,六枝。乾脆你也背叛幕府,成为我的同夥吧?和我成为朋友吧。那样
      的话立刻就可以让日本陷落了。不止是这样,世界也掌握在我们手中了,啊,
      就这麼决定了」
      「真是抱歉,我没有像你那样的野心。我是剑。我是刀。照主人所挥动那般被
      使用著的金属块而已。」
      「那样的话,就让我就成为你的主人吧。我不会像那个彻尾家品行不良的女儿
      随时的滥用你的喔。我的话,绝对可以更好好的运用你的」
      「我拒绝」,对於鹰比等丝毫不认真的邀请,六枝一瞬间的迷惑也没有的拒绝
      了,毫无阻碍的拒绝。
      「刀无法选择要斩杀的对象,但是可以选择主人。让你这样的人来使用的话,
      


      71楼2012-07-17 15:47
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        そんな二人の、戦いとも言えない戦いを、离れた位置から见つめる目があっ
        た。
        鹰比等の参谋、首のものではない。
        首から上が刀という意匠の彼には、そもそも目がないし、それに、その视线
        の出元は、首が控えている场所よりも遥かに远い。
        离れた位置の离れ方が、半端ではないのだ。
        およそ、人间の视力では见えっこない距离関系であるにもかかわらず、その
        女は、鹰比等と六枝の戦いを兴味深そうに眺めている。
        身を隠してはおらず、堂々としたものだ。
        それはそうである、鹰比等にしたって六枝にしたって、あるいはしのびであ
        る首にしたって、あちらからは见えるはずのない位置だ。
        「ふうむふむ、なるほど、大したものだにゃん、あの二人は。遅刻しちゃっ
        たからもう终わっているかと思ってたけど、いやはや、あのまま二千年くら
        い戦い続けそうな势いだにゃあん。もう杀し合いとか决闘とかいうより、あ
        の二人だけで既に戦争形成しているにゃん。飞騨鹰比等の方はともかくとし
        て、鑢六枝に対しては、同じ剣士として嫉妬さえ覚えざるを得ないって感じ
        だにゃあん、こりゃあ」
        女というよりは童女、童女というよりは幼女といった方が、少なくとも外见
        からすれば适切だ。
        そのいたいけな风貌や、裾を引き摺るようにして、一枚だけ羽织っている着
        物の柄、そして、浮かべている无邪気な表情からすれば、五歳に足りている
        かどうかも怪しい。
        しかし、见た目に骗されてはならない。
        彼女は、やはり幼女でも童女でもなく女なのだ。
        その歳は、ゆうに三十を越えていて、どころか、出产さえ経験している。
        女の名は、锖黒键と言う。
        尾张幕府、今回の场合は家鸣将军家に直属で雇われている剣士であり、刺客
        であり、そして暗杀者だ。
        幕府の暗部を担う十一人众と、一人で匹敌するといわれる腕の持ち主で、剣
        圣とさえ呼ばれている。
        歴史上、最も强い剣士とも、あるいは端的に、死神とも呼ばれていた。
        「鑢家、鑢家、虚刀『鑢』。まっ、四季崎のお父様が作られた作品の中では
        最高峰とはいえ、未だ未完成のはずなんだけれどにゃあん。なのに、どうし
        てあの领域まで达しているのかなにゃあん。ううん、どうやらあの反乱もの
        に、引っ张り上げられているということなのかにゃあん」
        舌足らずな独り言も、决して声を潜めたりはしない。
        谁に闻かれても自分は构わないというように、黒键は堂々と大きな声で口に
        する。
        「あの破天荒で型破りな男、飞騨にゃんの、改窜された歴史の修正という目
        的自体は、あの否定的なおかたの思想とは相反するものなんだろうけれど、
        しかし场合によっては、それを上手く利用できなくもないんだけどにゃあん
        。あのおかた一味のやってることも、必ずしも计画通りってわけじゃなく、
        微调整をしまくっている段阶なんだしにゃあん。ううん、いっそう思い切っ
        て、飞騨にゃんが将军をぶっ杀してくれたほうが助かっちゃったりするかも
        しれないんだにゃあん」
        将军家に仕える者でありながら、信じられないような台词を、言っただけで
        打ち首になりかねない台词を、しかし臆面もなく言いつつ、黒键は戦いの推
        移を见守る。
        「ただまあ、飞騨にゃんは正直、そこまでするつもりはないんだろうにゃあ
        ん。志が低いっていうのか、出来ることしかやらない现実主义者っていうか
        、いずれにしても、头が良过ぎるというのも考えものだにゃあん。结局、そ
        れは飞騨にゃんじゃなくて、鑢家か锖家がやらなくちゃいけないことなのだ
        ろうにゃあん」
        


        73楼2012-07-19 17:57
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          さてと、黒键はそこで监视を続けつつも、その场にしゃがみ込んだ。
          别に立ちっ放しで疲れたというわけではない、その気になれば一年でも二年
          でも、身じろぎしないまま、直立し続けることの出来る彼女である。
          では、何のためにしゃがんだのかといえば、それは足元に落ちていた何のへ
          んてつもない木の枝を拾うためだった。
          「まっ、黒键にゃんが任されているのは状况の监视だけだから、放っておく
          のが、この场合の正しい选択肢とはいえ、そもそも、この场で飞騨にゃんが
          胜とうが鑢にゃんが胜とうが、あの否定的おかたにとっては、どっちだもい
          いくらいの気持ちなんだろうけれど。しかし、黒键にゃんは黒键にゃんで、
          あのおかたには知るよしもない、鑢家の刀に対する思い入れってやつがある
          からにゃあん。四季崎の血统、その因縁を、正直次世代まで持ち越したくは
          ないにゃあん。せっかくの机会だにゃあん。口実は后で考えるとして、ここ
          では取り合えず、飞騨にゃんに味方して、鑢にゃんに名誉の戦死をしてもら
          っちゃうにゃあん」
          何に所属し、谁の思惑で动き、何を裏切っているのか、谁の味方なのか、皆
          目见当の付かないことを言いながら、清流の流れのような自然な动きで、黒
          键は、大した长さでもないその木の枝を、両腕で上段に构えた。
          锖黒键、剣圣と呼ばれる彼女は、しかし、御前试合などの特别な机会でもな
          い限り、帯刀することはない。
          その必要がないのだ。
          木の枝であろうと、あるいは薄っぺらな纸をくるくると丸めただけの筒であ
          ろうと、何であれ棒状の细长い物体があれば、それが彼女にとっては刀とな
          るのである。
          「飞騨にゃんの方はなんとかして生き残るだろうにゃあん。まっ、あいつも
          死んだらあいつも死んだで、泰平の世の中が戻ってきて、黒键にゃんにとっ
          てはそれもありだしにゃあん。やっぱり爱する息子には、平和な世界でのん
          びり生きて欲しいしにゃあん」
          とうとう彼女は、そんな风に独り言をやめないままに、集中することもなく
          、迷うこともなく、木の枝を、刀を、无造作に振り下ろした。
          それは、技でも奥义でも何でもない、言うならただの素振りである。
          どこの剣术道场でもやっているような、ただの基本的な素振りの动作だ。
          しかし、黒键のそれの破壊力と影响力は剧的であり、そして甚大だった。
          飞騨鹰比等と鑢六枝との决戦、そしてその戦い见守っていた首を、区别なく
          巻き込んで、竜巻のような暴风が巻き起こる。
          それは大规模な灾害であった。
          地は裂け、天は割れ、敷き诘められていた戦死者の绒毯も地面からたまらず
          引き剥がされる。
          草一本残らない大崩壊が、锖黒键の一振りを境に起こったのだった。
          飞騨鹰比等の有する火力どころではない、火力ではなく破力。
          锖黒键、彼女の何ものにも缚られない振る舞いも、なるほど当然と言えた。
          距离も武器も関系なく、これだけの破壊を自由にもたらせる彼女には、所属
          も思惑も裏切りもないのだ。勿论、味方も。
          神々の住まう地出云は、こうして、反乱の首谋者に直々に踏み荒らされた挙
          句、神をも恐れぬ死神によって、彻底的に蹂躙された。
          ほとんど気まぐれのような、出会いがしらにも似た展开によって、飞騨鹰比
          等と鑢六枝との大乱のおける初戦は、これで根こそぎ幕引きとなった。
          いや、それ以前に、そんなけた外れの剣戟をもろに喰らったはずの彼らが、
          まずもってここを生き延びられたのかと言えば、
          「危ないところだったわねえ、っつうか何よ、今の。锖家の黒键ちゃん?
          


          74楼2012-07-19 17:57
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            例によって凄い无茶をするわよねえ、あの子。ったく、とんでもないわ、あ
            の自称失败作は」
            戦场迹でさえ既になくなり、ただの洼んだ荒地、强いて言うなら、水が全て
            干からびた后の湖みたいなその场で、のっそりと身を起こしつつ、青白い女
            、鑢六枝は身を起こし、辺りを见廻そうとして、それが余りにも意味のない
            行为であることに気付き、马鹿马鹿しくなってやめた。
            「で、何? あんたが助けてくれたってわけ」
            言って、六枝は脇に抱えたままだった少女に视线を落とす。
            少女は锖黒键の素振りによって完全に気绝してしまってはいたが、しかし鑢
            六枝同様に伤ひとつない。
            そしてその掌には、一本の木の枝が握られていた。
            「そういえば、さっき千刀流って、言ってたっけ。敌の刀を夺い取り自分の
            刀としてしまう夺刀术の最高峰、木の枝であろうが纸の筒であろうが、そし
            て剣圣锖黒键の一撃であろうが、刀は刀か。助けたつもりが、逆に助けられ
            ちゃったわね。児戯通りの足手まといだと思っていたのに」
            こりゃ皮肉なもんだわと、六枝は静かに叹息し、それから少女の体を地面に
            横たえた。
            「多分冲撃波で気绝した后、无意识でやったことなんでしょうけれど、もし
            もこの子がこの大戦を生き残ることができれば、恐るべき使い手になりそう
            ね。それを思うと、七花や七実のためにも、ここで杀しておくのが得策とい
            う気もするけど、さすがに、それをやっちゃあ人じゃないかあ。もっともあ
            たし达は人じゃなくって刀だけどね」
            そんな风に啸きながら、鑢六枝は、首に助けられでもして、どうせ生きてこ
            の场を逃れたに决まっている飞騨鹰比等を追って、少女を一人残し、そそく
            さとその地を、もはや用済みとばかりに去ったのだった。
            かくして舞台は次へと移る。
            「いやあ、やっぱり强いな、鑢六枝くんは。まるで一対六で戦ってるみたい
            だった。あのまま続けてたら负けていたよ」
            「锖黒键の、横枪ならぬ横车ならぬ横刀も、御馆様の计算通りですか?」
            「いやいや、そんな全部计算できたら苦労はないさあ。不确定要素は、どう
            しても出てきちゃうからね。黒键ちゃんの気まぐれは、そういうものとして
            受け入れるしかないんだ。だから、六枝くんをじかに测定できたというだけ
            で、今回は充分なのさ。相変わらず意味不明だけど、少なくとも、あいつが
            まだみぎりちゃんに缚られているっていうことだけはわかった」
            「と、すると」
            「うん、次はあんなどうでもいい见知らぬ女の子なんかじゃなくって、あの
            刀の持ち主、すなわち、鑢みぎりを人质に取ってみるよ」
            


            75楼2012-07-19 17:57
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              子状的细长物体的话,对她而言那就是刀。
              「飞騨那边设法让他存活下来吧。嘛,如果那家伙死了话就死了算了,恢复到
              太平盛世中,对於黒键来说那也是不错呢。果然为了亲爱的儿子,想让他在和
              平的世界悠哉的活下去呢。」
              最后,她没停下那样的自言自语,也没有集中精神,毫无疑惑的随意挥下了那
              被当作树枝的刀。
              那并非什麼技术、奥义,要说的话只是空挥的动作而已。
              哪个剑术道场都会做的基本空挥动作。但是黒键那随意的空挥的破坏力与影响
              力却有如戏剧性般,产生了极大影响。
              飞騨鹰比等和鑢六枝的决战,还有在旁观看决斗的首,毫无分别的卷了进去,
              掀起了有如龙卷风般的暴风。
              那是大规模的灾害。天崩地裂,铺满战死尸体的地毯也被从地面掀开。
              寸草不留的大崩坏只因锖黒键的一挥而引起。
              飞騨鹰比等所拥有的火药完全比不上的火力,应该说是不同等级的破坏力了。
              锖黒键她毫无拘束的举止行为,可以说是理所当然。
              跟距离、武器无关,随意造成如此的破坏力的她而言,所属、想法、背叛怎样
              都好。当然,同伴也一样。
              神圣庄严的居住地出云,被反乱的主谋者这样的直接踏坏,到头来还被连神也
              不怕的死神彻彻底底的蹂躝。
              几乎可以说是心血来潮般,首次碰面似的展开,飞騨鹰比等和鑢六枝之间的初
              战拜此骚动所赐,彻底的落幕了。
              不过,那是,那样全受到木柄外露的剑戟掩埋的他们还活著的前提下...
              「真是危险呢,再说刚刚那是什麼啊。锖家的黒键?还是和往常一样胡来啊,
              那个孩子。真是...,荒唐。那个自称为失败作品的家伙...」
              战场痕迹早已消失,只有塌陷荒野,勉强来说,就像是湖里的水全乾涸的湖的
              场所般,慢吞吞的起身,青白色女子也就是鑢六枝站起身来,察觉张望四周那
              行为也过於没有意义,显得愚蠢停了下来。
              「那麼,是这样吗?你帮助了我吗...」,说著,六枝看向抱著腋下的少女。
              少女在锖黒键的空挥下,完全的昏迷过去了,但鑢六枝却同样一个伤也没有。
              然后在那少女的掌中,一根树枝被握著。
              「说起来,刚才说了千刀流了呢。夺取敌人的刀作为自己的刀,夺刀术的最高
              技巧,即使是树枝、纸做的纸卷也是一样,然后即使是剑圣锖黒键的一击,也
              是刀吗。原本打算救她的,反而被救了呢。明明以为是儿戏般的累赘而已...」
              真是讽刺般,六枝静静的叹了口气,接著将少女放在地面。
              「大概是因冲击波昏迷过去后,无意识做的吧,但如果这孩子可以从这大战存
              活下去的话,恐怕会成为高手吧。这麼一想,为了七花和七实在这里先杀了才
              是上策,但在这里这麼做了就不是人了。虽然说我们本来就不是人,是刀...」
              那样子大叫著,鑢六枝顺手帮助了首,反正都活著,然后去追决定从这里逃走
              的飞騨鹰比等,留著少女一人,慌慌张张的从这个已经没有什麼需要做的事情
              的地方离去了。
              这麼一来,舞台就移动到下一个了。
              「哎呀,鑢六枝还真是强呢。好像是一对六般的战斗,那样持续下去的话肯定
              会输的」
              「锖黒键算不上横枪横车的横刀蛮横干涉,也在首领的计算范围内吗?」
              「不不,全部都在计算内的话就不必这麼辛苦了。不确定因素怎样都会出现呢
              。黒键的心血来潮那只能算进那类这麼接受了。反正,这次亲自测完六枝了,
              这就足够了。虽然还是真实情况不明,但至少明白那家伙还受みぎり的拘束这
              点。」
              「所以,接下来?」
              「嗯,下次就不是怎样都好的陌生女子,而是那刀的主人,也就是把鑢みぎり
              当作人质!」


              77楼2012-07-19 18:03
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                请问后续部分楼主大人有翻译的计划吗,顺便请允许我挖个坟


                IP属地:辽宁来自Android客户端78楼2014-01-30 17:16
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