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回复:【WOF】所有官博更新搬运

只看楼主收藏回复


・主题歌CD「プリズムタイム/Cross My Heart」vocal.Rita 12/26発売予定
后日発売のサウンドトラックのジャケットと絵が繋がっている仕様です。
・新グッズ「缶マグネット」発売予定! 12/29よりアニメイト池袋本店にて先行発売!
・「ワンド2フォーチュンクッキー」ステラワースにて12/29より店头発売予定!
・「体感(たいきゅん)オトメイトMUSEUM」パルコミュージアムにて12/29~1/7まで开催!
・「ワンド オブ フォーチュン2 FD ~君に捧げるエピローグ~ ドラマCD
7つの时空でパパといっしょ!」 新作ドラマCDは2/13発売予定!
・ワンド2の主题歌「辉きの未来」とED曲「Every My Dear」がDAMでカラオケ配信中。
※「LIVEDAM」「Premier DAM」机种のみの配信。
・『ワンド オブ フォーチュン ~すべての色を缠う者~』ノベライズ発売中!
※著:秋永真琴、カバー&挿絵:薄叶カゲロー ビーズログ文库より
・「ワンド オブ フォーチュン アンソロジー」コミックアンソロ発売中!
※ノベライズと2册同时购入でキャラメ配信特典アリ! 申込方法は书籍の帯でご确认ください。
・ワンド2FD公式ビジュアルファンブック発売中!(→特设ページ)
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▼「薄@鬼 冬の市2012&オトメイトウィンターマーケット 2012」开催!
とうとう本日より「薄@鬼 冬の市2012&オトメイトウィンターマーケット 2012」が开始!
生憎の悪天候となりましたが、ずいぶん多くのお客様がいらっしゃっているようです。
皆様くれぐれも、风邪などひかないようにご注意くださいね……!!
さて、グッズについては先周お知らせしましたので、今周はコラボスイーツについて。
Patisserie Swallowtail WhiteRose様とのコラボレーション商品として、
ワンドファン待望のマカロンが発売されることになりましたー!!
毎回スイーツ系のリクエストで最上位に来ていたマカロンが実现できて、感无量です!
しかもキャラの颜がプリントされたマカロンだなんて、食べるしかないじゃないですかー。
これはぜひ皆様にも召し上がっていただきたいですね。
こちらの商品は、新宿マルイワンの他、池袋のWhiteRose店舗にて、期间限定贩売を致します。
详しくはこちらのページでご确认ください!
***
「ワンド オブ フォーチュン2セット」、大変ご好评のようで、ありがとうございます。
本日初回纳品分は完売したようですが、今后の追加纳品・贩売については
新宿マルイワン様へお问い合わせをお愿いいたします。
※在库に関するスタッフブログへのお问い合わせはご远虑ください。
※なお「コミックマーケット83」搬入分は、别途用意されております。
▼ワンド2FD デザジャケット発売决定!!
DEZAEGG様より、ワンド2FDのiPhone用ケース&保护シート、Android用ケースが発売决定!


IP属地:广东229楼2012-12-22 21:21
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    そういえば去年はワンド2の発売记念记事でiPhone用ケースの绍介をしましたっけ。懐かしい(笑)
    iPhone5ユーザーの私大歓喜の流ですねこれは! 谁のを使おうか今から悩み中です。
    全8种类、机种などの详细はこちらのページでご确认くださいませ!
    発売は2013年1月31日(木)で、现在は公式サイトにて予约注文が可能です。
    …………が!
    なんと、2012年12月29日(土)~ 2013年1月7日(月)まで渋谷パルコで开催予定の
    「体感(たいきゅん)オトメイトMUSEUM」にてiPhone4/5用のみ先行贩売されるそうです。
    ※Android用ケースの贩売は予定されておりませんのでご注意ください。
    一足早くケースを手に入れたい方は、ミュージアムのご来场と共にぜひチェックしてください!
    ▼公式ビジュアルファンブック発売
    さーて皆様お待ちかね!
    「ワンドオブフォーチュン2FD~君に捧げるエピローグ~ 公式ビジュアルファンブック」が
    いよいよ本日発売でございます!! 特设ページはこちらからどうぞ~!
    いつもビジュアルファンブックなのに无駄に文字が多いことに定评のあるワンドの公式VFB、
    今回はインタビューなどはありませんが、それでもなんだかんだでかなりコメントを书いてます。
    薄叶さんと私で手分けして书いてますので、结构読み応えがあると思いますよー!
    もちろん、ちょっとしたネタや裏话、ここで初めて出てきた设定なんかも盛りだくさん!!
    イラストの方も大充実です。ラフやデザイン関系もばっちり収录してあります。
    私的に一番见せたかったEDムービー后のあの衣装デザインも、ちゃんと全身で载ってますよ!
    何せあのデザイン超时间かけましたからね……。リテイクもかけまくったし、相当凝りました。
    ぜひぜひじっくりと见ていただけたらと思います。
    印刷もかなり绮丽に出ていて、ご満足いただけること请け合いの一册!
    プレイ后のお楽しみ、思い出の一册として、ぜひご购入いただければと思います。
    ▼オトメイトモバイルにて年贺メール
    现在「オトメイトモバイル」では、毎年恒例の年贺キャラメールの申込みを开始しています。
    こちらは1/1~1/3の正月三が日に、申し込んでいただいたキャラクターから年贺メールが
    届くというものです。なお、こちらのコンテンツは有料になります。
    お申込みはオトメイトモバイルの特设ページより、12/25の18:00まで。
    ワンドからはメインキャラクターユリウスからソロまでの7人がお申込みいただけます!
    お正月は携帯の回线が混雑することが予想されますので、必ずしも元旦に届くわけではなく、
    1日から3日までのどこかで届くようになっています。
    今回の年贺メールは、ワンド2FD「あなたとの物语2」ED后设定でお届けしますので、
    楽しみにしていてくださいね!
    ▼「プリズムタイム/Cross My Heart」vocal.Rita 26日発売!
    Rita様が歌う「ワンド オブ フォーチュン2 FD ~君に捧げるエピローグ~」の
    オープニング曲、エンディング曲のCDが、来周26日に発売です!!
    どちらの曲も本当に素敌なので、ぜひフルコーラスで聴いてみてください!
    后半の盛り上がりが素晴らしくて、プレイした方ならまた感じ方が変わると思います。
    曲も、歌词も、どちらもまさにワンド2FDのための曲になっておりますので、
    たっぷり聴きこんでRita様の歌声に酔いしれていただければ!
    毎回やってる主题歌などのイメージ文の绍介は、年明けにでもやろうと思います。
    结构べたべたなんですよ、今回は(笑) そちらもお楽しみに!


    IP属地:广东230楼2012-12-22 21:21
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      ▼「オトメイトパーティ♪2012」DVD発売中!
      2012年8月4日(土)・5日(日)东京国际フォーラムにて开催したイベント、
      「オトメイトパーティー♪2012」のDVDが発売されました!
      映像特典として、オーディオコメンタリー・カゲナレ集・未公开映像などを収录。
      大ボリュームとなっております!
      ワンドではビラール役:高桥広树様、ラギ役:柿原彻也様、アルバロ役:铃村健一様が参加。
      朗読剧は相変わらずのコメディです。そして相変わらず、名前だけゲストが登场してます(笑)
      私も実际観ておりましたが、笑いの绝えない舞台でした……。
      他タイトルの朗読剧やバラエティコーナーなど、见どころは盛りだくさんですので、
      お正月にでものんびりご覧いただければと思います!
      ▼第五回オトメイト総选挙!!
      2013年2月1日発売予定の『B's-LOG别册 オトメイトマガジン vol.3』にて掲载される
      オトメイト総选挙アンケートが実施中です!
      アンケートページはこちら★
      前回の総选挙结果、皆様ご覧になられたでしょうか……。中间発表で一位だったあの人が
      まさかの逃げ切りでしたね。びっくりしました。オトメイト大丈夫か。(笑)
      その他にも、ワンドキャラがいろんなところにランクインしていてうれしい限りです!
      応援ありがとうございました!!
      今回も楽しい质问がたくさんありますので、ワンドに限らず、各オトメイトタイトルで
      ぴったりだと思うキャラクターにぜひ投票してあげてください。よろしくお愿いします!
      ▼クリスマス企画
      24日より、このオトメイトスタッフブログでクリスマス企画が开催されます。
      ワンドを含む数タイトルが参加し、书き下ろしSSやイラストなどがご覧いただけます!
      今年で4回目のミラクルノエルです。
      ワンドの世界ではクリスマスという名称は使いません。……あ、カウントダウンでは
      意味不明になると困るので、アンリ兄さんはクリスマスって使ってますが。(笑)
      そうそう、そのカウントダウンなんですが、実は毎年ワンドのカウントダウンは
      SSの内容に络める感じで作っていたんです。でも、今年は全然関系ありません!
      なぜかというと、今回は全员**のコメディではなく、短いですが各カップルごとの
      ミラクルノエルのお话を书かせていただいたからです。
      多分、今まで一番乙女ゲーらしいお话になっていると思います……(笑)
      あんまりいっぱい书けなくて申し訳ないんですが(キャラの数が多いもので)、その分、
      甘くて幸せな気持ちになっていただけるよう顽张りましたので、ぜひ见に来てください!
      クリスマス企画は、期间限定での公开です。
      24日から、26日の夜18时までの公开となりますので、お见逃しのないよう!
      当日はオトメイトスタッフブログのトップページに特设サイトへのリンクが贴られます。
      ※入口はオトメイト公式サイトではありませんので、ご注意くださいね。
      なお、クリスマス企画は「オトメイトモバイル」でもご覧いただけます。
      ※一部机种では対応していないコンテンツもございます
      今回も薄叶さんの描き下ろしイラストを壁纸としてプレゼントする予定になっています。
      特设サイトでぜひゲットしてください!
      ★★ お知らせ ★★
      24日の企画サイト公开后、こちらにオマケの壁纸を贴っておきます。
      よかったら、ちょっと覗きに来てください!
      ▼今后の予定
      先周チラッと书きましたが、今回のブログで、年内の更新は终了になります。
      もちろんまだ最终回ではないんですが、年末年始はちょっとだけお休みをください……(笑)


      IP属地:广东231楼2012-12-22 21:21
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        年明けは、1/11(金)から更新再开いたします。二周间のお休みですね。
        その后は1月末にこのブログの正真正铭の最终回となります。
        えーと……、计算するとあと3回分かな?
        そうそう、先に书いておきますが、残り三回のブログでは、これまで自重してきたワンド2FDの
        裏话や小ネタなどを解禁する予定ですので、皆様、冬休みの间にプレイしておいてください!(笑)
        これまでにいただいた皆様からの感想なども、少しずつ掲载させていただければと思います。
        もちろん、ご感想などはまだまだ読みたいです!(笑) よろしかったらぜひお愿いします。
        メールフォームはこちら!
        ※制品についてのご质问はオンラインサポートまでご连络ください。
        ※お返事は差し上げておりません。ご了承ください。
        ※顶戴しましたご意见・ご感想はブログ内で発表させて顶く场合がございます。
        年内更新がこれで最后ということで、ちょっと気が早いんですが、こちらも载せておきますね!
        确か去年でしたか、谁かさんの首が飞んだのは……。今回は逆パターンですね(笑)
        私なら落とすな。意外と顽丈だから、きっと割れないよ。大丈夫大丈夫!
        ふーっ。今周もお知らせがたっぷりでしたね。読むのも疲れたんじゃないでしょうか(笑)
        そんな皆様の疲れを吹き飞ばすお土产を置いておきますね。更に疲れたらごめんなさい。
        …………あ。
        これ一応ワンド2FDのネタバレ要素になるので、下げておきます。
        まだ未プレイの方はくれぐれもご注意ください。いいですかー? いきますよー?









        うん、これくらいでいいかな? では、どうぞー★
        「あなたとの物语2」アルバロルートで登场した立ち絵を使用した壁纸です。
        この立ち絵が出てきたときはゲームの内容がすっ飞ぶほどたまげた(笑った)という方が
        感想で妙に目立ったので(笑)、だったら壁纸にしてしまおうと思いました。
        ……ただ、こんなさわやかな絵面になるとは予想外だったので、スタッフにもう一种类、
        アルバロさんらしい雰囲気でアレンジしてもらったのが下のバージョンです。
        うん。すごくしっくりきた。
        ついでに、リテイクを出したときの副产物がありますので、とどめとしてもうひとつ出しておきます。
        わあ、まるで穿いてないみたい。
        …………。
        最后のシメがこんなんでごめんなさい……(笑)
        今年も大変お世话になりました。また来年もよろしくお愿いいたします!
        それでは、次回は年明け11日にお会いしましょう。良いお年をー!!


        IP属地:广东232楼2012-12-22 21:21
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          总之我先试试发上个星期的,度受一直抽完全发不了啊
          在缩图我就直接发图片就好了
          顺便说一下,腹黑君的粉丝这一期的官博有福利哦
          以下内容测试
          ちょっと久しぶりに园芸日记です(笑) これは社员の子に撮ってもらった写真なんですが、
          ソロが元気ないというか、ソロという名のラギですね……。追いシードしたから。
          そして元気ないというより、あちこち无节操に伸びすぎてこんがらがっちゃってますね……。
          雑草のようだ、なんて言っちゃダメですよ! 私もちょっと思わなくはないけども!
          そういえば忙しくてすっかり食べるタイミングを见失ってしまっているんですが、どうしよう。
          もう年明けでいいかな。うん、そうしよう。
          皆様こんにちは。【ワンド オブ フォーチュン総合DX】担当、デザインファクトリーのいわたです。
          今回も更新が遅れてしまって申し訳ありません。年末ってほんと地味に忙しいですね……!
          さて、ずっと触れずにきましたが、そろそろごまかしきれない域に达してしまいましたので、
          断肠の思いで「ある事実」を公表し、谢罪しようと思います……。
          いつ言おうか悩んでたんですけど、あまりに痛ましくてずっと言えなかったの……!!
          その事実とは――


          233楼2012-12-22 21:35
          回复
            于是感谢阿欣帮忙更新
            虽然我一直努力发,但是度娘一直隐频我发的……==
            说我发广告贴==
            图片:








            壁纸大图版我等下发打包下载地址上来


            234楼2012-12-22 21:45
            收起回复
              这些是楼上发的下载地址的TXT格式里的,请搭配下载包里面的图片看--
              或者直接观看网页版~((我个人觉得直接看网页版更省事==))
              背景图

              里面有的内容要搭配下载包里的【图片】文件夹观看,当然就算不要搭配也没差--
              ワンド オブ フォーチュン2 FD ~君に捧げるエピローグ~『七色のミラクルノエル』
              ※このお话には「ワンド オブ フォーチュン2 FD ~君に捧げるエピローグ~」の  ネタバレ要素が含まれています。未プレイの方はご注意ください。
              [图片a.m.8:00 noel] ミラクルノエルと呼ばれるこの日は、世界中の人々にとってそうであるように、  ルルとノエルにとっても特别な意味を持つ日である。
               なんといっても今日は、ノエルの诞生日なのだから――。
              「……なんだか今日は、やけに静かな気がするな」 「そう? あ、もしかしたら、今朝は少しお寝坊だったからじゃない?  いつもならこの时间にはもう出かけちゃうでしょ、ノエル」 「ああ、そうだな。……そうか、少し时间をずらすだけで违うものなんだな」
               何かと多忙なノエルだが、今日は丸一日、しっかりと休暇を确保していた。  どんなに忙しくても大事な记念日はふたりで过ごそう、という约束を守るため、  彼はそれなりの努力を强いられたのだが、こうしてゆったりと迎える朝の幸せを思えば  そんなものは些细なことだとノエルは思っていた。
              「? どうかしたのかい、ルル。仆の颜に何かついているのか?」 「え? ううん。……えーとね、なんでもないのよ」 「そうかい? だが、さっきから仆を见ては目をそらしたり、落ち着きがないようだが……」 「そんなことないわ。朝からノエルとゆっくりできて幸せだなーって! それだけよ」
               ルルはそう言って笑うが、なんとなくごまかされている気がした。  少し悩みながらも、骗されておくことにする。ルルの笑颜は确かに幸せそうだったので。
              「ところでルル、今年は家で过ごすと决めたのはいいが、买い出しはもう済んでいるのかい?」 「うん、大体はね! でも……、できればね、ノエルにお愿いしたいことがあって」 「そんなにもったいぶらなくても、君の愿いならなんでも叶えるさ。言ってごらん」 「……夜まで、どこかにお出かけしてきてほしいな、って……」 「……えっ」
               これにはさすがにノエルも固まった。  无理もない。今日は一日たっぷりと爱妻との时间を満吃するつもりであったのだ。  茫然としているノエルに、ルルはあわてて首を振る。
              「违うの、今すぐじゃなくていいの。えーと、お昼を食べてから、とか……」 「り、理由を闻いてもいいかい?」 「うん……。あのね――」
               ルルが言うには、どうやらサプライズパーティーをしたいらしい。  料理の准备やプレゼントなど、ノエルには全部秘密で用意するため、时间が欲しいのだと。  そういうことか、と叹息したノエルは、苦笑しながら言う。
              「それはそれでうれしいが、仆としては君との时间が减るのも惜しいな」 「今年だけ! ね、お愿いノエル!」 「なんでも叶えると言ってしまった手前、断ることはできないさ。  そうだな、君が仆を惊かせる准备をしている间に、仆も仆で何か用意しておこう」 「えっ? いいのよ、だって今日はノエルの诞生日なんだから!」 「だが、ミラクルノエルでもある。爱する人を喜ばせたいのは仆だって同じだからな!」
               学生时代のように大きく胸を张ると、ルルは懐かしそうに目を细め、颔く。  どちらがより相手を喜ばせることができるか胜负だと笑い合いながら、  今夜が楽しみだよと、小さなキスをした。
               * * *
               行ってくるよ、と出かけて行ったノエルを见送った后、ルルは大きく息をついた。
              (……ごめんなさいノエル。でも、どうしても今年だけは许してね)
               サプライズを仕込むことに嘘はないが、夜まで彼を追い出す理由は、主に别のところにある。  ルルはうっすらと頬を染めながら、先日エドガーから闻いた话を思い出す。
              『ノエルが喜ぶもの……? あ、そういえばこの前のインタビューでね――』
               本人の意向で记事にはできなかったが、との前置き付きで教えてもらったのは、  ノエルがルルに着てほしい(らしい)衣装のことだった。
               それが世间一般で言うところのバニーガールだと教わり、とはいえそんな特殊な衣装を  どこで调达すれば良いかもわからず、ヴァニアに相谈したときには颜から火を喷く思いだった。  ……だが、ノエルが喜んでくれるのなら、どんな勇気でも振り绞ってみせる。
              「お诞生日にミラクルノエルだもの。ちょっとくらい耻ずかしくたって……、顽张らなきゃ!」
               そう决意を固めながら、まずは料理の支度だと腕まくり。  最高のプレゼントを赠るために、惜しみない努力を捧げようとする新妻は、どこまでも健気だった。
               * * *
              「ふっふっふ、待っていろルル! 仆は绝対、君を最高に喜ばせてみせるからな……!」
               意気込みながら爱妻へのプレゼント探しに余念のないノエルだったが、  我が家に待ち受けるリーサル?ウェポンの前に、为す术もなく崩れ落ちる未来を、  彼はまだ知らなかった――。


              通过百度相册上传236楼2012-12-24 03:28
              收起回复
                [图片a.m.10:00 est]――どうしよう。  すっかり予定が狂ってしまったルルは、时计の针が进むごとに焦りを募らせていた。
                「ルル、コーヒーを淹れましょうか? ――ルル?」 「えっ!? な、なんでもないわ、なんでもないのよ!!」
                 すごい势いで首を横に振ると、エストが軽く眉を上げる。  怪しまれまいと必死で笑颜を作るが、何かと锐い彼をごまかせるかどうか、ビクビクものだ。
                「……コーヒーはいらないようなので、仆の分だけにしておきます」 「う、うん? ありがとう、エスト! ミルクも入れてね!」
                 エストは何か物言いたげな颜をしていたが、そのままキッチンに行ってしまった。  なんとかごまかせた、と息をつきながらも、ルルの焦りは増すばかりだ。  ああ、本当にどうしよう。こんな予定じゃなかったのに!
                 * * *
                 ――今年は仆の圧胜だな。  ふたり分のコーヒーを淹れながら、エストは小さく笑った。
                 ルルが焦りだしたのは、エストが昨日、予定より早く帰宅してからのことだった。  いつもなら少しでも早く帰れば大喜びで出迎える彼女が、昨日は惊きに颜を引き挛らせていた。  その瞬间、エストは腹の底でニヤリと笑ったものだ。
                 ミラクル?ノエルの一番の楽しみといえば、プレゼント交换である。  だが、去年のミラクルノエルから、少しばかり胜手が违ってきた。同栖を始めたせいだ。
                『プレゼントは当日までのお楽しみだからいいのに!』
                 隠し事の下手なルルは、买っておいたプレゼントを早々にエストに见つけられてしまい、  そう言って拗ねた。そこでエストがこう提案したのだ。
                『なら、来年からは宝探しの要领で、お互い绝対に见つからない场所に隠しておきましょう』
                 ルルは面白そうだと大乗り気で、ずいぶんと早くから计画を练っていたようだったが、  この手のたくらみで彼がルルに负けるわけがない。  当然のことながら、エストの方は准备万端で今日この日を迎えていた。
                「ルル、コーヒーが入りましたよ」 「っ!? あ、うん、ありがとう、エスト……」
                 へにゃりと眉を下げるルルに、上机嫌でコーヒーを运びながら、エストは思う。  ……さて、焦らして楽しむのはいつまでにしようか。タイミングを図らねば、と。
                 * * *
                「あ!! そうだわ、私、买い忘れたものがあったんだった! ちょっとそこまで――」 「なら仆が行ってきますよ。それとも、一绪に行きますか?」 「えっ……」 「せっかくのミラクルノエルなんです。あなたと过ごす时间は大事にしたいですから」 「そ、それはうれしいけど……、でも……」
                 个人的事情でためらうルルに、エストは嫌がられていると思ったのか、表情を昙らせる。
                「……あなたが嫌なら、无理にとは言いませんが……」 「そ、そんなことない! すっごくうれしいわ!!」 「そうですか。……なら、よかった」
                 にっこりと微笑むエストを前に、ルルはときめきと焦りの狭间で闷绝していた。  今この瞬间の幸せと、无事たくらみが成功した后の喜びと、どちらを选ぶべきなのか。  テーブルを挟んでそっと重ねられた手に、判断力は低下していく一方だ。
                「ど、どうしたのエスト。いきなり……」 「たまにはいいでしょう。あなたの影响で、仆もこういうイベントに流される気になっただけです」 「そうなの……? ほんとに……?」 「ええ。……好きですよ、ルル。今日は特别あなたが可爱く见えます」 「う、ううっ……」
                 惜しみない爱の言叶に动揺する一方のルルには、笑颜の裏に隠れた悪魔の尻尾が见えない。
                 果たしてこのままエストが逃げ切るのか、それともルルが一発逆転に成功するのか。  どちらにしても、恋人たちの一日は长くなりそうな気配だった――


                237楼2012-12-24 03:32
                回复
                  [图片p.m.12:00 julios]「ねえユリウス、见て! あの子たち雪の妖精の衣装を着てるわ、可爱い!」 「うん。昔の俺たちと同じだ。今年はあの子たちがパレードに参加するのかな?」
                   白いふわふわのフードを被った子供たちが駆けていく姿に目を细めながら、  ふたりは繋いだ手にぎゅっと力をこめた。
                   * * *
                   ミラクル?ノエルを迎えたラティウムの街は、各所に仕挂けられた魔法の装饰に辉いている。  夜になれば常春の街に今日だけの雪が降り、盛大なパレードが行われるのも见どころだ。  ……だが、今年は家でゆっくり过ごしたいと考えていたふたりは、昼のうちにデートを楽しみ、  お互いのプレゼントを选びあうことにしたのだった。
                  「それで、ルル。结局アクセサリーと洋服のどっちにするかは、もう决めたの?」 「う、うーん……。どっちも见てから决めたいかなって……」 「俺は别に、両方买ってあげてもいいんだけどな」 「だめ! 无駄遣いは良くないし、プレゼントはひとつの方が大事にできる気がするもの」 「そっか。ルルらしいね、そういうの。なら、最初はアクセサリーから见に行く?」 「うん。……あのね、迷っちゃって、时间かかっちゃうかもしれないけど、大丈夫……?」 「大丈夫。俺はルルを见るのに忙しいと思うから」 「も、もうっ! ユリウスったら」
                   相変わらずユリウスは耻ずかしい。そう思いながらも、叱る声に力がないのは、  ミラクル?ノエルの雰囲気に毒されてしまっているせいだろうか、とルルは思う。  ちらり、と隣を见上げれば、待ち构えていたかのようなユリウスの笑颜に覗き込まれて、  そんなに见つめなくていいの!とつい颜を背けてしまった。   「ゆ、ユリウスこそ、プレゼントに欲しいものはもう决まったの?」 「俺? うん、决まってる」 「なあに? 魔导书とか、魔法具? ユリウスが欲しがるものって少ないから、  なんだかいつも同じようなものになっちゃうわね……」
                   魔法以外のことには実に无顿着なユリウスには、兴味のないものを赠ること自体が无意味だ。  本人に悪気はないのだが、たとえルルが赠ったものであっても、なくすときはなくしてしまう。  何度かの失败を経て、プレゼントは本人が选んだものを、というのがふたりのルールになった。
                  「……多分今回は大丈夫だと思うけど」 「? そうなの? どんなもの?」 「ああ、俺の分はルルのプレゼントが决まってからでいいよ。ほら、行こう?」 「う、うん……」
                   やけに嬉しそうなユリウスに首をかしげながら、手を引かれるままに歩き出す。  一体何を欲しがっているのだろう。予想がつかないだけに、ちょっと楽しみだとルルは思った。
                   * * *
                   お気に入りの店を回り、最终的にルルが选んだのは、青い石がついた银色のブローチだった。  ユリウスの媒介に似ているから、と嬉しそうに笑う彼女が爱しくて、つい抱きしめてしまい、  人前なのにと怒られはしたが、むしろキスを我慢したことを褒めてほしいくらいだ。
                  「……それで、ユリウスのプレゼントは何にするの?」 「うん。ルルの【声】を少しもらおうと思って」
                   声?と、きょとんとしているルルに笑みを向け、ユリウスがポケットから取り出したのは、  小さなメモリスだった。彼が今日のために自分で作った特殊なメモリスである。
                  「これにルルの声を记录して、いつでも聴けるようにしたいんだ」 「そ、そんなことして、どうするの?」 「うん。研究で疲れたときとか、无性にルルの声が聴きたくなることがあるから」 「でも……、そんな简単なプレゼントでいいの? もっと他に欲しいものとか――」 「今の俺が一番欲しいのはこれだから、いいんだよ。それに、そんなに简単じゃないと思う」
                   ユリウスはにっこりと笑い、はい、と【ルルに言って欲しいことリスト】と书かれた  メモ用纸を手渡す。どれどれ……と覗き込んだ彼女の頬は瞬く间に真っ赤になった。
                  「こ、こんなこと言えるわけないわ!!」 「でも、プレゼントだよ? しかもミラクルノエルの」 「だからって……!」 「大丈夫だよ。俺しか聴かないし。记录は家に帰ってこっそりしよう!」 「そういう问题じゃなくて……!!」
                   ルルは真っ赤になって抵抗しているが、ユリウスは确信していた。  きっと最后には、必ず折れてくれる。ずるいと言われても、お愿いし続ければ、きっと。
                  「ねえ、ルル。お愿い。俺、どうしてもプレゼントはこれがいいんだ」
                   彼がどんな耻ずかしい言叶をねだったのか、そしてルルはいつ折れるのか。  今年のミラクルノエルは、ユリウスにとって最高のイベントになりそうだった。


                  238楼2012-12-24 03:32
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                    [图片p.m.2.00 lagi]「ラギーっ!! お帰りなさーい!!」
                     ぶんぶんと大きく手を振って出迎えたルルに、ラギはあわてて深い雪を蹴り、駆けだした。  ――何やってんだあのバカ、あんな薄着で风邪でもひいたらどーすんだ!
                    「おまえ……っ、何度も言ってんだろ、んな恰好で外に出るな!」 「大丈夫。チビが教えてくれたから、たった今出てきたばかりよ。まだ冷えてないわ!」
                     ルルはそう言って手を伸ばし、ラギの頬に触れた。……确かに、暖かい。  ね?と笑う姿は可爱らしく、一瞬ほだされそうになったものの、いやいや待てと我に返る。  つい先周まで大风邪をひいて寝込んでいたルルだ、ここで甘やかしてはいけない。
                    「今日は晴れてるからっつっても、おまえが思うよりずっと気温は低いんだ。  また寝込んだりしたら、せっかくのミラクルノエルが台无しだぞ?」
                     肩にひっかけた荷物をかけ直すと、ラギはそう言ってルルの背を押し、家へと歩き出した。  ……実のところ、结构ほだされかけた自分に危机感を覚えたのは、彼だけの秘密である。
                     * * *
                    「えーと……。村のみんなは元気だった? こんなに雪が深いと、大変そうだわ」 「毎年のことだ、おまえよりは惯れてるよ。……んっ、と――あーすっかり濡れちまってんな」
                     二阶の寝室で着替えるラギの傍らで、ルルはそわそわと落ち着きなく彼の様子を窥っていた。
                    「? なんだよ、うろちょろして。なんか话でもあるのか?」 「う、うん。あのね、実は相谈があるの。今夜、裏のモミの木に魔法をかけてもいいかな……?」 「はあ……? なんでだよ、折れそうにでもなってたか?」 「そうじゃなくて! ……じっちゃとばっちゃに、ミラクルノエルのプレゼントがしたくて」
                     刺繍や织物、编み物も早々に挫折した。料理だって、ばっちゃより上手くは作れない。  他のものを用意するにしても、先周寝込んでしまったせいで取り寄せることもできなかった。  そんな自分に何かできるとすれば、魔法しかないのだと、ルルは必死に诉える。
                    「……本当は、魔法に頼らずに、自分でちゃんと用意したかったんだけど……」
                     そういうのって、やっぱりずるいと思う?  おずおずとそう寻ねたルルに、ラギは面食らったような颜をし、やがて苦笑した。
                    「魔法だろうとなんだろうと、おまえの心がこもったもんなら、ふたりとも喜んでくれるだろ」 「いいの!?」 「确かに、いつも必要以上に魔法は使うなって言ってるけどな。サボるために使う魔法じゃなく、  谁かを笑颜にするための魔法なら、オレは反対しねーよ」
                     じっちゃとばっちゃに、とびっきり绮丽なもんを见せてやってくれ。  笑颜でそう言われたルルは、大喜びでラギにとびついた。
                    「ありがとう、ラギ! 大好きよ!」 「うわ! バカ、まだ濡れてんだから引っ付くなっての」
                     それでも构わずくっつくルルに、ラギも笑い出し、ちゃんと抱きしめてくれたのが嬉しかった。
                     * * *
                    「……ふたりきりのミラクルノエルじゃなくて、悪かったな」 「平気よ! ミラクルノエルは恋人たちだけじゃなく、家族で过ごすのも幸せなんだから」 「そこは礼を言うとこなんだろうが、アッサリ平気とか言われんのも复雑だぞ」 「? どうして?」
                     すりすりと猫のように自分の胸に颜を埋めていたルルが、きょとんとラギを见上げる。  こういうのは女の方がこだわるもんだろーが、と思いながら、ラギはその额にキスを落とした。
                    「おまえとのミラクルノエルは、じっちゃとばっちゃが寝た后だ。……いいな?」 「……っ、も、もう! ラギったら――」
                     うるさい口はさっさと塞ぎ、しばらく堪能した后、ようやく気が済んだラギは爽快に笑う。  そして、これ以上ないほど真っ赤になったルルの耳元に、ダメ押しのように嗫いた。


                    239楼2012-12-24 03:34
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                      「――期待してるぜ?」
                       心温まる家族爱にも、ルルが见せる魔法にも、……そして、その后の长い夜にも。  赘沢な一日になりそうだと思いながら、ラギはもう一度强く、最爱の妻を抱きしめるのだった。
                      [图片p.m.4:00 alvaro]今年のミラクルノエルがルルにとって特别なものである理由は、たったひとつ。  戻ってくるか否かハラハラしながら待つことなく、朝からアルバロが隣にいることだった。
                       何日も前から当日をどう过ごすか相谈したり、プレゼントのリクエストを闻いてみたり、  逆に自分からねだってみたり。浮かれっぱなしのルルにアルバロは呆れ気味だったが、  そんな当たり前のことを当たり前にできる今こそが、ルルには何よりの幸せなのだ。
                      「……なんだかもう、何年か分のミラクルノエルを味わった気分なんだけど」 「えっ? 何か言った、アルバロ?」 「いや、何も。……それよりルルちゃん、ちゃんと手元に集中しないと」 「わかってるわ! えーと、これを……こうして……こう……」
                       ルルは白くクリームを涂ったケーキに饰り付けの真っ最中だった。多少形は歪んでいるが、  以前の壊灭的な料理の腕前を思えば、この程度は爱娇のうちだ。
                      「あ、ずれた」 「!! き、気のせいよ……」 「ふうん。ならそういうことにしておいてあげようか」 「……もしかしたらほんの少しずれたかもしれないけど、これはこれで可爱いの……」 「うんうん、可爱い可爱い。でもケーキの上にキャベツの絵を描くなんて変わってるね」 「…………」 「もしかしてルルちゃんの故郷ではそういう风习があったとか?」
                       ゆらりと颜を上げれば、アルバロはにっこりと微笑む。  ルルはそんな彼を涙目で睨み、すうっと息を大きく吸って叫んだ。
                      「もういいから、アルバロは终わるまでどこかに行ってて! 意地悪!!」
                       ――ルルがチョコペンで描こうとしていたのは、キャベツではなく、蔷薇だった。
                       * * *
                       やれやれと肩を竦めながらキッチンを离れたアルバロは、相変わらず所狭しと居并ぶ  テディ?ベアたちを押しのけながらソファに腰を下ろした。  あの様子では、ルルは当分キャベツ(蔷薇のつもりなのはわかっている)にかかりきりだろう。
                      「ごちそうにケーキ、プレゼントか――。そんなのを喜ぶ年でもないんだけどな」
                       そう呟いて苦笑する。自分はともかく、ルルの方はいくつになっても喜びそうだ。  そして彼女といる限り、间违いなくアルバロも毎回付き合わされることになるのだろう。  せめてもう少し、大人向けの演出を望みたいところだが――
                      「……ま、それは来年からってことでいいか。今年くらいは负けてやるさ」
                       去年までの埋め合わせだと思えば安いものだ、などと言えばルルはむくれるだろうが、  少なからずアルバロにそんな気持ちがあるのも、また事実なのだった。    * * *
                      「でーきたっ! うんうん、结构顽张れた気がするわっ」 「……うん、まあルルちゃんの芸术的センスには、俺も毎回惊かされるよ」 「それってどういう意味?」
                       确かに多少见栄えは悪いかもしれないが、努力は认めてほしい。  むうっと唇を尖らせたルルは、不意打ちで落とされたキスに目をぱちくりとさせる。
                      「――爱してる、って意味」
                       添えられた嗫きに、思わず思考が停止する。みるみるうちに真っ赤になったルルは、  悪戯な笑みを浮かべて反応を窥うアルバロに、一瞬どう反応すべきか迷い――
                      「……なら、许してあげる!」
                       満面の笑みで、彼の腕の中に飞び込むことを选んだのだった。


                      240楼2012-12-24 03:34
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                        [图片p.m.8:00 solo]「ふふっ、だめよ、ソロったら。次はこれって言ったでしょ?」 「そうだったかな? ごめん、ルル。……意外と难しいものなんだね」 「でも、楽しいでしょ? はい、そこに吊るしてくれる?」 「うん。えーと……、こんな感じでいいかな」 「うんうん、上手に饰れたわ!」
                         テーブルの上に置いた小さなツリーを挟み、ふたりでオーナメントを饰り付けていく。  たったそれだけのことがとても楽しくて、頬が缓みっぱなしだった。

                        「ん? 待って、ルル。それじゃ少し倾いて见えるんじゃないかな」 「え、そう? ちょっと待ってね、うーん……」
                         ルルは真剣な颜で右侧、左侧と顺に覗き込む。……确かにソロの言う通りかもしれない。  ツリーのてっぺんに饰る星は一番の要だ。どうせなら绮丽に饰りたい。
                        「うまく固定できないわ……。グラグラしちゃうの」 「ゆっくりでいいよ。顽张って」 「……ソロがやった方が上手にできるのかも」 「それでもいいけど、お星様を饰るのはルルの役目だって前に言ってたし」 「もう、それは子供のころの话よ」 「そうかな? だけど、店のツリーを饰ったときは、ずいぶん张り切っていたよね」
                         くすっと笑われて、ルルは照れくさそうに頬を染めた。  ソロは本当に自分のことをよく见ていて、些细なことも全部覚えているのだ。
                        「……だって、わくわくするんだもの。お星様を饰ると、完成!って気がして」 「うん。あのときも、とても楽しそうだった。だからこのツリーも、ルルが完成させてあげて」
                         ちゃんと待っていてあげるから、と微笑むソロに、少しためらって颔く。  ルルは軽く深呼吸すると、慎重に、そして丁宁に、银色の星をツリーの顶点に据えていった。
                         * * *
                        「ど、どうかな……?」 「いいんじゃないかな、仆の方から见ても绮丽に饰れていると思うよ」 「ほんと? なら、これで完成ね!」 「うん。顽张ったね、ルル。素敌なツリーができた」
                         そっと髪を抚でれば、ルルはくすぐったそうに笑った。  幼いころの彼女も、きっと同じ颜で笑っていたんじゃないだろうか、とソロは思う。
                        「楽しかった! でもソロ、どうして急にもうひとつツリーを饰るなんて言い出したの?」
                         ミラクルノエル当日の夜にツリーを饰るなんて不思议ね、とルルは首をかしげている。  确かにそうかもしれない、とソロも苦笑した。  今月に入ってすぐ、店には大きなツリーを饰ったのだし、普通は一本あれば十分だろう。
                        「……この部屋にも、ツリーがあったらいいなって思ったんだ。昼间买い物に行ったとき」 「确かにこれくらいの大きさなら邪魔にならないし、可爱いかもって思うけど……」
                         本当にそれだけ?と大きな瞳で覗き込まれると、何か答えなければいけない気になる。  感覚的な思いを的确な言叶で表すのは、ソロにとってはとても难しいことだったが、  ルルが彼の心を知りたいと思ってくれることは、いつだって嬉しい。  ソロは少し悩んで、ゆっくりと言叶を选びながら言った。
                        「君が教えてくれた。子供のころは、ツリーの根元にあるプレゼントの箱を开けるのが、  とっても楽しみだったんだって」 「う、うん。そうね、そうだったわ。でも、それが……?」 「……店のツリーはお客さんたちの目を喜ばせるためのものだし、それだとこの子たちへの  プレゼントはどこに置けばいいんだろうって思ったら、ちゃんと用意しなきゃって」
                         大真面目に言ったつもりだったが、ルルは思わず、といった様子で喷き出した。


                        通过百度相册上传242楼2012-12-24 03:37
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                          「ソロったら、気が早すぎるわ! まだ产まれてもいないのに」 「え……、そんなことはないと思う。だってもう、君のお腹の中に命はあるんだから」 「それはそうだけど……」
                           くすくすと笑いながら、ルルはなだめるように彼の手に触れる。  小さなその手は暖かくて、そこからルルの――そして彼女の中にある命の気配まで  确かに伝えてくれるものだ。
                           ルルの中には、今、ふたつの命が宿っている。  最初は溶け合う気配に気づけなかったが、じっと探れば命の形はしっかりと感じ取れていた。
                          「ソロは本当に、この子たちに会えるのが楽しみでたまらないのね」 「……うん。だって今の仆は、外から见守ることしかできないから。少し、歯がゆいよ」 「大丈夫。この子たちはちゃんとわかってるわ。ソロの気持ち」 「そう、かな……?」 「うんうんっ、私にはわかるもの。だから大丈夫なの!」
                           丸く膨れたお腹に手を当てて、ルルは大きく颔いた。その言叶に疑う余地はない。  それでもやはり気が急いてしまうのは、有り余る爱しさを今、形にする术がないからだ。
                          「お母さんはいいな。どうして仆はお父さんなんだろう」 「ソロがお母さんじゃ困っちゃうでしょ、もう……」
                           おかしくてたまらない様子で笑うルルに、本当にうらやましいのにな、とソロは苦笑した。
                           * * *
                          「……あ、いいこと思いついたわ、ソロ。お父さんにお仕事をあげます!」 「え? お仕事って、なに?」
                           どことなく寂しそうにしていたソロが、ハッとしたように颜を上げる。  彼のこんなところが可爱くて、爱しくて、大好きなのだと思いながら、ルルは言った。
                          「このツリーに魔法をかけて、お星様をピカピカに光らせて?」 「星を……? いいけど、それがどうしてお父さんのお仕事なのかな」 「みんなでお愿いするためよ」 「お愿い?」 「夜空で光るお星様よりも、ソロの魔法で辉くお星様に祈りたいの。  ……私たち家族が、みんな幸せになれますように、って」
                           大事なお仕事でしょう?と微笑めば、ソロは少しの间戸惑ったように目を见开いていたが、  やがて静かに笑みを深めていった。
                          「うん。……そうだね、とても大事な仕事だ」
                           想いを噛みしめるようにそう呟いたソロの手を、ルルはそっと握り、颔く。  ソロはツリーのてっぺんに据えられた星へと添えるように手をかざし、嗫くように言った。
                          「慈爱の星よ、清らかなる光で仆たちを照らして。すべてに、届くように」

                           银色の星はソロの言叶に小さく瞬き、やがて美しい辉きを放ち始めた。  目を射るような激しい光ではなく、静かな夜を包み込むようなやさしい光――  それはまさしくルルが望んだような、祈りを捧げるにふさわしいものだった。
                          「ハッピーミラクルノエル。……幸せに、なれますように」
                           厳かな気持ちでそう唱えた后、视线を向ければ、爱しさがそのまま伝わるような瞳で  ソロもまた、ルルを见つめてくれていた。
                          「君が仆の奥さんで、よかった。この子たちのお母さんで、本当によかった」 「私だってそう思うわ。ソロはとっても素敌な旦那様だし、绝対いいお父さんになるもの」 「……本当に?」 「本当よ!」
                           强い确信をもって颔いたルルに、ソロは心から嬉しそうに笑ったのだった。
                           やさしく辉く魔法の星は、この祈りをきっと受け止めてくれたのだろう。 少しずつ小さくなる光が消えてしまっても、ふたりの胸は、幸福に満たされたままだった。
                          END


                          通过百度相册上传243楼2012-12-24 03:37
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                            于是我就说solo才是真.官配嘛(╯∇╰)
                            文本量完全就是其他人的一倍,连壁纸也是他的~~(′▽`〃)
                            不过很漂亮是真的~~
                            于是避免有人没看见:
                            以上的TXT,大图(没被度娘缩图的壁纸==)壁纸,内容网页截图版的全部我都打包了,
                            下载地址:
                            http://pan.baidu.com/share/link?shareid=150529&uk=354508772&third=0


                            244楼2012-12-24 03:42
                            收起回复
                              好温馨喵~所以宝宝呢?


                              245楼2012-12-24 21:09
                              收起回复