四魂
四魂は次の四つである。
荒魂(あらみたま)
和魂(にぎみたま)
幸魂(さちみたま)
奇魂(くしみたま)
一文字で記す場合は、荒(こう)・和(わ)・幸(こう)・奇(き)と読む。
荒魂と和魂は「経魂(けいこん)」であり、「厳の御魂(いづのみたま)」と呼ぶ。幸魂と奇魂は「緯魂(いこん)」であり、「瑞の御魂(みづのみたま)」と呼ぶ。厳瑞合一したものを「伊都能売の御魂(いづのめのみたま)」と呼ぶ。
四魂の列記の順序
四魂を列記する場合、その順序は定まっておらず、次のようにまちまちである。本項では「荒魂、和魂、幸魂、奇魂」の順に記す。
荒魂、和魂、幸魂、奇魂 【例】第10巻第29章「言霊解三」
#、第6巻第26章「体五霊五」#荒魂、和魂、奇魂、幸魂 【例】第13巻総説
#、第17巻霊の礎(三)#、第52巻第1章「真と偽」#
荒魂、奇魂、幸魂、和魂 【例】第50巻第10章「据置貯金」#
奇魂、荒魂、和魂、幸魂 【例】第39巻附録 大祓祝詞解
#、『大本略義』「理想の標準#」
和魂、幸魂、奇魂、荒魂 【例】第47巻第9章「愛と信」#
幸魂と奇魂の二魂を呼ぶ時は「奇幸(きこう)」と呼ぶ場合が多い。
「義」や「正欲」などの列記の順序はまた別にある。各項目を見よ。
一霊四魂の機能
一霊四魂には「体」「用」「五情の戒律」「義」「正欲」という機能がある。
次項以降に順次説明して行くが、まとめると次の表のようになる。