by 十傑集2021/04/13
【良い点】
前作のボクシング漫画では成功したとは言えなかったスポーツ女子の描写。
クールタイプや恋心に悩むタイプ等、様々な女子部員が登場し、葛藤に関しても引きずらないサンデーらしい青春物語として纏まっている。
一方では大吾はかなりヘビィな悩み方をしているが、これも主役の義務。
【悪い点】
男子も侮れないスペックの女子部員が都合よく集まり過ぎな感はある。
そうでなければ試合にならない訳ですが…。
【総合評価】
「MAJOR」二世漫画。
サンデーにおける二世漫画といえば90年代の「LOVE」があり体格&体力で劣る女子が男子に挑むスタンスが現在、進行中の中学編に共通。
新世代キャラによるメインストーリーを侵食しない匙加減で大人になった旧作キャラを描いている点など、
二世漫画としての次元は高く、何より作者にとっても集大成的様相を呈してきたのは大きい。
打ち切りになったボクシング漫画で頓挫したスポーツ女子の描写は無論だが、
吾郎の息子である大吾を最初のヒット作であるバレー漫画の主人公に近い才能や体格に恵まれない故の努力型と設定した上で
旧「MAJOR」同様のタイムスケールでストーリーを進行させる事で主人公の成長をかつてない程にしっかり描けている。
旧「MAJOR」から作者はヘビィなイベントを盛りこむ傾向が強いが、キャラの内面を屈折させるばかりであまり成長に繋がっていなかった。
(強いて言えば終盤のライバルで吾郎と和解したギブソンJrぐらいで、吾郎に至っては30年来の親友である佐藤からツッコミが入るぐらい)
ところが大吾は二世のプレッシャーに潰され野球に背を向けてゲームをしていたスタート地点に始まり、
不祥事で監督不在となったチームをボロボロになるまで纏めてきた様を見てきたチームメイト達が唯一無二の主将とまで認める所まで来ている。
問題は旧作で最も人気のあった聖秀編のエッセンスを新しい形で描いている女子野球編が本作のピークになってしまう可能性もある事(汗。
少なくとも佐藤親子の対決までは現在のテンションは維持してくれそうで現時点の評価は「とても良い」で。
【优点】
前作的拳击漫画中，对于女性运动员的描绘并不算成功，但这次做得很好。不同性格的女生，比如酷酷的类型和困惑于恋爱的类型都出现在故事中，整个故事充满了青春气息，传达出不被烦恼束缚的感觉，体现了《sunday》一贯的风格。
另一方面，大吾的烦恼比较沉重，但这也是主角的责任。
【缺点】
有着不逊色于男子实力的女子部员过于集中地出现，让人感觉有点太刻意了。但如果不是这样的话，比赛也就没法进行了……
【综合评价】
“MAJOR”的续集漫画。说到《sunday》的续集漫画，90年代的“LOVE”立刻浮现，《LOVE》中体格和体力较差的女生挑战男生的立场，与当前的初中篇有着共同点。
它以不侵蚀新一代角色主线的方式描绘了成年后的旧角色，这在续集漫画中是相当高的水准，尤其是对作者来说，这部作品也展现了集大成的气势。
在被腰斩的拳击漫画中受挫的体育女子描写自不必说，将吾郎的儿子大吾设定为努力型角色，设定为没有卓越天赋与体格的努力型角色，并在与旧“MAJOR”同样的时间尺度下推进故事，成功地描绘了主角前所未有的成长。
从旧“MAJOR”开始，作者倾向于加入沉重的事件，但往往只是让角色内心扭曲，没能促进真正的成长。
（强说的话，可能只有在最后的对手与吾郎和解的吉布森 Jr.，而其实吾郎与已交情近30年的佐藤之间的互动也有些讽刺的成分）
然而，大吾从一开始因二世的压力而崩溃、背离棒球去玩游戏的起点开始，到队友们看到他将因丑闻而失去教练的队伍凝聚起来，直至被认可为独一无二的队长。
问题是，以新的形式描绘了旧作中最受欢迎的圣秀篇精髓的女子棒球篇有可能成为本作的巅峰（汗）。至少在佐藤父子对决之前，目前的紧张感似乎能够维持，目前的评价是 “非常好”。
【良い点】
前作のボクシング漫画では成功したとは言えなかったスポーツ女子の描写。
クールタイプや恋心に悩むタイプ等、様々な女子部員が登場し、葛藤に関しても引きずらないサンデーらしい青春物語として纏まっている。
一方では大吾はかなりヘビィな悩み方をしているが、これも主役の義務。
【悪い点】
男子も侮れないスペックの女子部員が都合よく集まり過ぎな感はある。
そうでなければ試合にならない訳ですが…。
【総合評価】
「MAJOR」二世漫画。
サンデーにおける二世漫画といえば90年代の「LOVE」があり体格&体力で劣る女子が男子に挑むスタンスが現在、進行中の中学編に共通。
新世代キャラによるメインストーリーを侵食しない匙加減で大人になった旧作キャラを描いている点など、
二世漫画としての次元は高く、何より作者にとっても集大成的様相を呈してきたのは大きい。
打ち切りになったボクシング漫画で頓挫したスポーツ女子の描写は無論だが、
吾郎の息子である大吾を最初のヒット作であるバレー漫画の主人公に近い才能や体格に恵まれない故の努力型と設定した上で
旧「MAJOR」同様のタイムスケールでストーリーを進行させる事で主人公の成長をかつてない程にしっかり描けている。
旧「MAJOR」から作者はヘビィなイベントを盛りこむ傾向が強いが、キャラの内面を屈折させるばかりであまり成長に繋がっていなかった。
(強いて言えば終盤のライバルで吾郎と和解したギブソンJrぐらいで、吾郎に至っては30年来の親友である佐藤からツッコミが入るぐらい)
ところが大吾は二世のプレッシャーに潰され野球に背を向けてゲームをしていたスタート地点に始まり、
不祥事で監督不在となったチームをボロボロになるまで纏めてきた様を見てきたチームメイト達が唯一無二の主将とまで認める所まで来ている。
問題は旧作で最も人気のあった聖秀編のエッセンスを新しい形で描いている女子野球編が本作のピークになってしまう可能性もある事(汗。
少なくとも佐藤親子の対決までは現在のテンションは維持してくれそうで現時点の評価は「とても良い」で。
【优点】
前作的拳击漫画中，对于女性运动员的描绘并不算成功，但这次做得很好。不同性格的女生，比如酷酷的类型和困惑于恋爱的类型都出现在故事中，整个故事充满了青春气息，传达出不被烦恼束缚的感觉，体现了《sunday》一贯的风格。
另一方面，大吾的烦恼比较沉重，但这也是主角的责任。
【缺点】
有着不逊色于男子实力的女子部员过于集中地出现，让人感觉有点太刻意了。但如果不是这样的话，比赛也就没法进行了……
【综合评价】
“MAJOR”的续集漫画。说到《sunday》的续集漫画，90年代的“LOVE”立刻浮现，《LOVE》中体格和体力较差的女生挑战男生的立场，与当前的初中篇有着共同点。
它以不侵蚀新一代角色主线的方式描绘了成年后的旧角色，这在续集漫画中是相当高的水准，尤其是对作者来说，这部作品也展现了集大成的气势。
在被腰斩的拳击漫画中受挫的体育女子描写自不必说，将吾郎的儿子大吾设定为努力型角色，设定为没有卓越天赋与体格的努力型角色，并在与旧“MAJOR”同样的时间尺度下推进故事，成功地描绘了主角前所未有的成长。
从旧“MAJOR”开始，作者倾向于加入沉重的事件，但往往只是让角色内心扭曲，没能促进真正的成长。
（强说的话，可能只有在最后的对手与吾郎和解的吉布森 Jr.，而其实吾郎与已交情近30年的佐藤之间的互动也有些讽刺的成分）
然而，大吾从一开始因二世的压力而崩溃、背离棒球去玩游戏的起点开始，到队友们看到他将因丑闻而失去教练的队伍凝聚起来，直至被认可为独一无二的队长。
问题是，以新的形式描绘了旧作中最受欢迎的圣秀篇精髓的女子棒球篇有可能成为本作的巅峰（汗）。至少在佐藤父子对决之前，目前的紧张感似乎能够维持，目前的评价是 “非常好”。
