再発防止に向けた取組(劇団の改革)について
宝塚歌劇団及び阪急電鉄並びに阪急阪神HDが連携して、以下の改革に取り組んでまいります。
1. 興行計画の見直し(興行数・公演回数の削減)
興行数・公演回数の最大化に努めてきた結果、公演スケジュールが過密化し、出演者やスタッフに過重な負担が生じていたことを省み、既に公表しておりますとおり、今後は、以下のとおり、興行計画を見直し、より充実した舞台をお届けできる環境を整備します。
① 年間9興行から8興行体制への変更(2024年 1 月より実施済)
・公演間のインターバルを増やし、前公演の千秋楽から次公演の稽古開始までの間に、一定期間の休日を確保します。
② 1 週間あたりの公演数を10回から9回に変更(2024年 1 月より実施済)
・昨今の振付や音楽等の高度化に伴う出演者やスタッフの負担を軽減します。
2.組織的なマネジメントやサポートを強化するための体制・システムの整備
興行計画の見直しと併せて、以下の取組を含め、現場のサポートやケアを行う体制・仕組みを強化し、出演者やスタッフが良好なコンディションのもと活動に打ち込める環境を整備します。
① 稽古スケジュールの見直しと時間管理の強化
・稽古スケジュールの見直し
演出の高度化・複雑化に伴い、公式稽古を補完するための自主稽古が増加している状況に鑑み、上記興行計画の変更と併せて、稽古期間を延長する等、稽古スケジュールを見直します。
・新人公演の実施日程・運営方法の見直し
宝塚大劇場の新人公演の実施日を従前から 1 週間遅らせるとともに、新人公演の稽古開始日を本公演初日後の休演日翌日からとします(2024年7月雪組宝塚大劇場公演より実施予定)。また、新人公演の稽古の運営方法を見直し、出演者の負担を軽減します(2024年 1 月雪組東京宝塚劇場新人公演より実施済)。
・活動時間管理の強化
より良い舞台づくりのために活動時間が長時間に及ぶ傾向にある状況に鑑み、劇団施設への入退館時間の制限を強化し、在館可能時間を短縮するとともに、客観的な入退館時間を記録できる体制を整備します(2024年4月より実施予定)。
② 劇団員の心身の健康管理体制の強化
・常設カウンセリングルームの開設や(2023年11月より実施済)、専門医への相談ルートの拡充(2023年10月以降、順次実施中)など、メンタルケアの体制を強化します。
・診療所医師の勤務時間拡大等により、サポート体制を強化します(2024年1月より順次実施中)。
③ 現場の問題を把握し、意見を吸い上げる仕組みの強化
・劇団専用の外部相談窓口を開設し、劇団員の意見を経営層に届ける仕組みを整備します(2024年2月より実施済)。
・各種相談窓口(既存相談窓口を含む)の劇団員への周知徹底と利用促進を行います(2024年2月以降、順次実施中)。
・職場環境(心理的安全性※)に関する匿名アンケートを実施します(2024年 1 月以降、順次実施中)。
※健全に意見を交わし、生産的でより高い成果を生み出すことに注力できるチームや組織の状態
④ 内部監査体制の強化
・阪急電鉄の内部監査部に宝塚歌劇団担当を配置し、定期的に劇団に対する業務監査を行う体制を整備します(2024年4月より実施予定)。
宝塚歌劇団及び阪急電鉄並びに阪急阪神HDが連携して、以下の改革に取り組んでまいります。
1. 興行計画の見直し(興行数・公演回数の削減)
興行数・公演回数の最大化に努めてきた結果、公演スケジュールが過密化し、出演者やスタッフに過重な負担が生じていたことを省み、既に公表しておりますとおり、今後は、以下のとおり、興行計画を見直し、より充実した舞台をお届けできる環境を整備します。
① 年間9興行から8興行体制への変更(2024年 1 月より実施済)
・公演間のインターバルを増やし、前公演の千秋楽から次公演の稽古開始までの間に、一定期間の休日を確保します。
② 1 週間あたりの公演数を10回から9回に変更(2024年 1 月より実施済)
・昨今の振付や音楽等の高度化に伴う出演者やスタッフの負担を軽減します。
2.組織的なマネジメントやサポートを強化するための体制・システムの整備
興行計画の見直しと併せて、以下の取組を含め、現場のサポートやケアを行う体制・仕組みを強化し、出演者やスタッフが良好なコンディションのもと活動に打ち込める環境を整備します。
① 稽古スケジュールの見直しと時間管理の強化
・稽古スケジュールの見直し
演出の高度化・複雑化に伴い、公式稽古を補完するための自主稽古が増加している状況に鑑み、上記興行計画の変更と併せて、稽古期間を延長する等、稽古スケジュールを見直します。
・新人公演の実施日程・運営方法の見直し
宝塚大劇場の新人公演の実施日を従前から 1 週間遅らせるとともに、新人公演の稽古開始日を本公演初日後の休演日翌日からとします(2024年7月雪組宝塚大劇場公演より実施予定)。また、新人公演の稽古の運営方法を見直し、出演者の負担を軽減します(2024年 1 月雪組東京宝塚劇場新人公演より実施済)。
・活動時間管理の強化
より良い舞台づくりのために活動時間が長時間に及ぶ傾向にある状況に鑑み、劇団施設への入退館時間の制限を強化し、在館可能時間を短縮するとともに、客観的な入退館時間を記録できる体制を整備します(2024年4月より実施予定)。
② 劇団員の心身の健康管理体制の強化
・常設カウンセリングルームの開設や(2023年11月より実施済)、専門医への相談ルートの拡充(2023年10月以降、順次実施中)など、メンタルケアの体制を強化します。
・診療所医師の勤務時間拡大等により、サポート体制を強化します(2024年1月より順次実施中)。
③ 現場の問題を把握し、意見を吸い上げる仕組みの強化
・劇団専用の外部相談窓口を開設し、劇団員の意見を経営層に届ける仕組みを整備します(2024年2月より実施済)。
・各種相談窓口(既存相談窓口を含む)の劇団員への周知徹底と利用促進を行います(2024年2月以降、順次実施中)。
・職場環境(心理的安全性※)に関する匿名アンケートを実施します(2024年 1 月以降、順次実施中)。
※健全に意見を交わし、生産的でより高い成果を生み出すことに注力できるチームや組織の状態
④ 内部監査体制の強化
・阪急電鉄の内部監査部に宝塚歌劇団担当を配置し、定期的に劇団に対する業務監査を行う体制を整備します(2024年4月より実施予定)。