向井理が、演出·堤幸彦のもと天童荒太原作の『悼む人』に挑む
死者を“悼む”ために全国を放浪する青年の姿を、彼を巡る人々の视点から描いた天童荒太の小说『悼む人』。本作が『20世纪少年』や『TRICK』シリーズなどで知られる演出家、堤幸彦の手により舞台化される。主人公の静人(悼む人)を演じるのは、向井理。昨年の舞台『ザ·シェイプ·オブ·シングス~モノノカタチ~』で鲜烈な印象を残した向井が、静人役にどう向き合おうとしているのか。现在の胸の内を讯いた。
静人の印象として向井は、「(原作を)全部読むとよく分からない人」と明かす。「人によって、全然违う静人の侧面が描かれているんですよね。ある人にとっては腹の立つ人かもしれない。またある人にとってはありがたい人なのかもしれない。そのぶん読み终わったあとに、“结局何者なんだろうな?”って。でも逆にあまり绞らせないようにしているのかなとも思いますし、今回演じる上では大事にしたいところ。だから本当に目立たない人になると思います。ただそういった中でも人を変えていく说得力をつけないといけないので、バランスとしてはすごく难しいですね」。
今回の舞台化にあたっては、静人のほか、4人の人物に绞って物语が展开していく。それが静人の母、妹、静人の行动に兴味を抱く雑志记者、夫杀しで服役后に静人と行动を共にすることになる女の4人。立场や静人との関系性はまったく异なるが、だからこそ向井の言う“侧面”の见え方も违うものになっていく。向井はその点を掘り下げたいと话す。「つまりはその人の主観であり、固定観念というものが悼む人の存在を変えていると思うんです。悼む人を见て、その人はどう思うのか。それが、観に来た人にも伝わればいいなと思います」。
生で演じる魅力については「お客さんの反応がすぐ返ってくる、一番キャッチボールしやすいのが舞台」と语る向井。と同时に、生だからこその难しさも感じている。「やっぱり舞台って、一度空気が流れ始めると、最后までその空気を持続させないといけないんですよね。やっぱりちゃんと空気が繋がっていると、自分も无理をしていない。そうじゃないと时が止まるというか、観ている人も违和感を持つと思いますから。そう考えると、舞台ってすごく怖い。それでも目の前に観る人がいるというのは、すごい瞬间。だから自分が舞台を観に行くのも好きですし、やるのも好きなんです」。静人という役を通し、今度の向井はどんな瞬间を観る者に与えてくれるのだろうか。
出演は向井のほか、小西真奈美、手冢とおる、真野恵里菜、伊藤兰。公演は10月19日(金)から28日(日)まで东京·パルコ剧场にて上演。その后、大阪、名古屋、北海道含む全国11か所を巡演する。チケットは9月8日(土)より一般発売开始。なお、チケットぴあでは东京公演のインターネット先行·いち早プレリザーブを8月9日(木)11时から13日(月)11时まで、インターネット先行·プレリザーブを8月14日(火)11时から20日(月)11时まで受付ける。また「演剧男子。」(7月17日ぴあ発行)にて読者先行実施。
死者を“悼む”ために全国を放浪する青年の姿を、彼を巡る人々の视点から描いた天童荒太の小说『悼む人』。本作が『20世纪少年』や『TRICK』シリーズなどで知られる演出家、堤幸彦の手により舞台化される。主人公の静人(悼む人)を演じるのは、向井理。昨年の舞台『ザ·シェイプ·オブ·シングス~モノノカタチ~』で鲜烈な印象を残した向井が、静人役にどう向き合おうとしているのか。现在の胸の内を讯いた。
静人の印象として向井は、「(原作を)全部読むとよく分からない人」と明かす。「人によって、全然违う静人の侧面が描かれているんですよね。ある人にとっては腹の立つ人かもしれない。またある人にとってはありがたい人なのかもしれない。そのぶん読み终わったあとに、“结局何者なんだろうな?”って。でも逆にあまり绞らせないようにしているのかなとも思いますし、今回演じる上では大事にしたいところ。だから本当に目立たない人になると思います。ただそういった中でも人を変えていく说得力をつけないといけないので、バランスとしてはすごく难しいですね」。
今回の舞台化にあたっては、静人のほか、4人の人物に绞って物语が展开していく。それが静人の母、妹、静人の行动に兴味を抱く雑志记者、夫杀しで服役后に静人と行动を共にすることになる女の4人。立场や静人との関系性はまったく异なるが、だからこそ向井の言う“侧面”の见え方も违うものになっていく。向井はその点を掘り下げたいと话す。「つまりはその人の主観であり、固定観念というものが悼む人の存在を変えていると思うんです。悼む人を见て、その人はどう思うのか。それが、観に来た人にも伝わればいいなと思います」。
生で演じる魅力については「お客さんの反応がすぐ返ってくる、一番キャッチボールしやすいのが舞台」と语る向井。と同时に、生だからこその难しさも感じている。「やっぱり舞台って、一度空気が流れ始めると、最后までその空気を持続させないといけないんですよね。やっぱりちゃんと空気が繋がっていると、自分も无理をしていない。そうじゃないと时が止まるというか、観ている人も违和感を持つと思いますから。そう考えると、舞台ってすごく怖い。それでも目の前に観る人がいるというのは、すごい瞬间。だから自分が舞台を観に行くのも好きですし、やるのも好きなんです」。静人という役を通し、今度の向井はどんな瞬间を観る者に与えてくれるのだろうか。
出演は向井のほか、小西真奈美、手冢とおる、真野恵里菜、伊藤兰。公演は10月19日(金)から28日(日)まで东京·パルコ剧场にて上演。その后、大阪、名古屋、北海道含む全国11か所を巡演する。チケットは9月8日(土)より一般発売开始。なお、チケットぴあでは东京公演のインターネット先行·いち早プレリザーブを8月9日(木)11时から13日(月)11时まで、インターネット先行·プレリザーブを8月14日(火)11时から20日(月)11时まで受付ける。また「演剧男子。」(7月17日ぴあ発行)にて読者先行実施。