「いえ、もう少しは建设的な方法よ」 
「あ？ そんな魔法みたいな手があるのか？ あるんだったらもったいぶらずに早く出しやがれ！ 寒くてしょうがねえっつんだよ」 
　唤こうが騒ごうが、この状况が剧的に改善されるはずもないのだが、何か怒鸣っていないと落ち着かない。そんなラルフとは対照的に、落ち着き払ってレオナが、真颜で言った。 
「それじゃ大佐、服を脱いで」 
「……はあ？」 
　一瞬、ラルフはそれまでの苛立ちも忘れて、少女の颜をまじまじと见诘めたが、レオナはやはり、冗谈を言っているような表情ではない。 
「レオナ、お前、気でも违ったか？ それともあれか？ 冻死寸前の人间は、周囲の気温が良くわからなくなって、服を脱ぎ始めるって言うが……」 
「古典的な手段だけど、服を脱いで体を密着させるのが、この状况で一番効率よく暖をとる方法だと判断しただけよ」 
「あ……そういうことか」 
「体が芯から冷え切ってしまうと効果が下がるわ。早い段阶で実行するべきだと思う」 
　そう言うと、レオナは踌躇することなく、服を脱ぎ舍てていく。これ以上说明するより、実行した方が早いと判断したのだろう。 
　寒冷地仕様の军服を脱ぐと、无駄な肉のついていない、しなやかな体が现れる。锻え抜かれて逞しいが、女の柔らかさを失なってはいない、腕から肩にかけてのライン。简素な下着に包まれた、张りのある胸の膨らみ。腹筋の浮いた、引き缔まったウェスト。まだ女になりきらぬ、细い腰―― 
　初めて见たわけではないのだ。だがそれは、いや、それは一刻を争う任务中でのことだったり、急を要する手当の最中だったりして、まともに见たのはこれが初めてである。 

「どうしたの？ 大佐」 

余程ぽかんと、间抜けた颜で见诘めていたのだろう。游び惯れたラルフでさえ呆然としてしまうぐらい、それは绮丽な体だった。 
　もう、乳臭い小娘とは言えないな。そんな的外れの感想を、ラルフは思った。 
「……お前ねえ、俺のこと何だと思ってるんだよ。一応男だぞ、男。耻じらいとか、そういうもんはないのかよ？」 
「それは、今必要なものではないから」 
「必要かどうかって问题じゃねえだろ！大体、もし、だ。もし、俺がまかり间违って、お前に袭い挂かったらどうするつもりだ？ あん？」 
「别に、构わないわ」 
「构えよ马鹿！」 
　怒鸣りながら、自分の防寒マントをレオナに押し付ける。 
「それに包まってろ！ 早く!!」 
「……一人で脱いでいると、却って寒い」 
「ああ、もう畜生！ 解ったよ！脱ぐから待ってろ！」 
　背に腹は変えられないと、ラルフもようやく服を脱いだ。どちらにしろ、雪で湿って冷たくなった军服を着続けるわけにも行かないのだ。 
レオナと同じように下着だけになって、一绪に防寒マントに包まる。最初は外気に冷やされた肌が冷たかったが、やがてお互いの体温が伝わってきて、なるほどこれは暖かい。 
「古典的で使い古された手段ってことは、それだけ有効な手段ってことか……」 
　ようやく人心地つくと、自然とそんな感想が、ラルフの口から漏れた。 

　が、落ち着いたのも束の间である。 
「……おい、レオナ。そんな引っ付くな」 
「接触する面积を増やさないと、こうした意味がない」 
「いや、それはそうなんだが……あのなあ……」 
　年齢で言えば男の盛りは过ぎたとは言え、ラルフは一応、健康的な成人男性なのである。それが半裸の美少女と２人きり、しかも先程见てしまった、あの美しい肢体を押し付けられて、落ち着いていられるものではない。 
　先程とは别の焦燥感が、ラルフをきりきりと缔め上げていく。 
(勘弁してくれよ、おい……冗谈にもならねえぞ) 
　そんなラルフの内心を知ってか知らずか、レオナは相変わらずの无表情で膝を抱え、ラルフとひとつのマントの中で、じっと身を寄せている。

　レオナはこんな风に、人の目を见ないで话すタイプではない。无理に言叶を繋いでいる、それが痛かった。 
「悪かった。もういい。もういいから、起きろ」 
　亲が幼い子供にそうするように少女を膝に乗せて、少しでも温かいように、包むように抱きかかえて。もう一度、防寒マントに潜り直して。 
「あのな、别にその、本気で无理矢理どうこうしようってつもりはなかったんだ。あんまりお前が落ち着いてるから、その……ちょっと悪さしてみたくなっただけだ。すまなかった」 
「……そう」 
「ほら、お前さ、ほとんど泣いたり笑ったり、うろたえたりしないだろ？ だからそういう颜を见てみたかったって言うか、させたかったって言うか……」 
「……そう」 
「そりゃ确かに、少しはあれだ、そんな気にもなったよ。そればっかりはどうしようもない、间抜けな男のサガだよ。生理现象さ」 
「……解ってる」 
「でも、だからって、お前がそれに付き合わなきゃいけないってことはないんだ。嫌な时はちゃんと嫌って言え、な？ そうでないと大抵の男は、都合のいいように误解するぞ？」 
「ちゃんと、答えたわ」 
「は？」 
「「构わない」と答えたはずよ」 
「……ええい、まったくお前って奴はッ　钝いっつうのか世间知らずっつうのか!! 义理や同情や理解だけで、男の相手するつもりか!?」 
「そのつもりはないわ」 
「つもりはない？ つもりがないなら、何だって言うんだよ、あの态度は!!」 
　消えない焦燥感。奇妙な苛立ち。胸の痛み 

それに突き动かされるように、ラルフの口から飞び出た言叶は、言った本人を惊愕させるにも充分なものだった。 
「男ってのはな、好きな女に义理で相手されるほど、嫌なことはねえんだよっ!! オツキアイで抱かれるぐらいなら、手を触れただけで殴られた方がマシだっつーの!!」 
　一気にまくし立てて、呆然としたのは、レオナよりもラルフの方であった。 

　ちょっと待て、今、俺、なんて言ったよ？ 好きってお前。この仏顶面小娘をか？ 俺が？ 

　その时、ラルフは唐突に理解した。 
　あの焦燥感。あの胸の痛み。 
　あれは忘れて久しい、恋の感触だ。 

「それは……大佐が私に、恋爱感情を持っていると理解していいの？」 
　小首を倾げて、レオナが问う。 
「……そーゆーこと」 
駄目だ。完败だ。恋爱のルールは、先に手札を晒した方の负け。ラルフは间抜けにも、ものの弾みで手札をぶちまけてしまった。 
「どうせなら恋爱感情込みで、お前を抱きたいってこと。その上で、俺に好かれるのが嫌なら断れ、って言ってんだ。わかったか？」 
「理解、したわ……したと思う」 
　彼女にしては珍しい、不确かな返答。 
「で、返事は？」 
「……私は……构わないと言ったはずよ」 

　やられた。马鹿だ、俺は。今日は何回自嘲すれば済むのだろう。 
　あの时、レオナが肩を震わせていたのは、怖いからでも怯えたからでも、ましてや寒さのせいでもなく。 
「それは……お前も俺を好きだ、と受け取ってもいいのか？」 
「……初めて生じる感情だから、正确に判断は出来ないけれど……おそらく、これが、そういうものなのだと思う」 
　あれは、想い人に抱かれる前の、少女らしい紧张と不安と、期待の表れ。 
「本当にもう、お前って奴は……」 
まったくやっかいな相手に惚れたもんだ、とラルフは苦笑する。 
「ま、お前の场合は、それだけの台词が闻ければ上出来だろうな」 

　爱おしさが、凶暴な程の热を持つ。 
　抱きしめて、唇を夺って、たどたどしく応える唇に、舌に、その热を注ぎ込んで。 

　仕方ないけどな、とラルフは思う。こういうことには、今までまるで縁がなかったのだろうから。こうなったら毒食らわば皿まで、ひとつひとつ教えていくしかない。

「よしレオナ、この件が终わったら、休暇取るぞ、休暇」 
「……意味が良く解らないわ」 
「马鹿。女の子の初めてってのは、こんな薄汚い山小屋で、军用防寒マントの上でするもんじゃねえんだよ。もっとこうさ、小洒落た、リゾートホテルのスイートとかで…… 
　ああ、コスタ0钎?渐毪趣ⅳ长欷椁渭竟潳悉いい尽￥ⅳ喂膝幞分激い贰⒕皮庵激い贰￥螭扦琛ⅴ氅`ムサービスでシャンパンでも頼んで、泡の浮いた风吕入ってから、真っ白いシーツのかかったふわふわのベッドの上でヤるもんなんだよ」 
「……そういう、ものなの？」 
「そうそう。お前はもうちっと、そういう女っぽい経験した方がいい。俺がさせてやる」 

ちっとも解らない、という颜で首を倾げるレオナに、もう一度口付けて、 
「だから今日は途中まで、な……途中まででも、寒さなんか忘れるぐらい热くさせてやるぜ」 
　ラルフのごつい手が、见かけに似合わぬ器用さと繊细さで、レオナの上を滑る。 
　それに敏感に肌を震わせながら、レオナは声を上げない。感情さえ上手く表に出せない少女だ。素直に快感を表现しろ、と言っても无理なのかもしれないが。 
　それでも、形のいい耳朶を口に含まれて、軽く噛まれると、微かな声を上げた。外の吹雪の音にかき消されそうなほど、小さな声。 
　初めての感覚を自分の中で処理できずに、ただ逃れようと、ゆるゆると首を振る。それを軽く抑えて、今度は首筋に舌を这わると、腕の中でびくん、と身体が跳ねた。 
　体をひくりひくりと震わせるたびに上がる、抑えた小さな声が、とても「らしく」て、それも爱しい。 

　が、ふとした弾みにラルフは気付く。レオナの反応が、快楽にに戸惑うと言うよりも、何かに怯え恐れているようだと言うことに。少なくとも、指先が白くなるほど握り缔めた手や、血が渗むほど噛み缔めた唇は、ラルフの知っている中では、「普通」の反応ではない。 

レオナにとって、内侧から涌き上がる快楽の冲动に身を任すのは、オロチの血に狂うのと似た、とてつもない恐怖を伴う感覚なのかもしれない。少し考えて、ラルフはそう思い至った。 
　それでなくても初めての経験で、怯えもするし紧张もするだろうに、その上そんなお荷物まであっては。 
　それなら、出来る限り、优しく穏やかに。 
　そっと唇を吸い、触れるか触れないかの微妙な感覚で、髪を、背を、脇腹を、胸を太股をなぞっていく。本来なら物足りなく感じるほどの爱抚なのだが、おそらくレオナには、それぐらいがちょうどいいのだ。 
　焦ることはない。明日のことは解らないが、少なくとも今は时间がある。だから、少しずつ、少しずつ始めればいい。 

　冻てつくような寒さの山小屋の中で、レオナの肌が热を帯び始める。呼吸が荒い。前髪を汗で额に贴り付かせて、微かに声を漏らすその姿は、先程までとは确かに违う。 
　ラルフの指がどこに触れても、レオナはもう怯えなかった。それでも、刺激に戸惑うことには変わりがない。缒りつく何かを探して、それを见付けられなくて、レオナはきつく自分の肩を抱く。 
　ラルフはその腕を軽く捉えて、自分の背に导きながら、 
「覚えとけ、レオナ。こういう时はな、何もかも男に任して、抱きついてりゃいいんだよ」 
やがて、しばらく迷った腕が远虑がちに力を込めるのを待って、ラルフは再び、少女の身体を解きほぐす作业に没头した。 


　翌日、天候は全快とは行かないまでも、多少は机嫌を直し始めていた。 
「ん！ まあこんなモンなら行けないこたねぇだろ。下山するぞ、レオナ」 
「……山间部で、天候を楽観视するべきではないと思う」 
「马鹿、こんな辛気臭い山小屋に、いつまでもいられるかよ。とっとと下りて、热いシャワーとビールと、それから休暇愿い出さなきゃやってられるか!!　それに……」 
　言いながら、ラルフはレオナの髪を、乱暴に掻き回した。乱暴さの中に、精一杯の爱おしさを込めて。 

「１人じゃともかく、２人なら何とかなるだろうさ。そら、行くぞ」 
「……了解」 


　後日。 
　只眼の佣兵队长の前には、休暇愿いが１通。彼の长年の部下と、その直属の部下でもある、自分の养女の连名だ。内容を要约すると、「前回の作戦の时に酷い目にあったから、少し休みたい」というものである。 
お前たちを简単に休ませるほど、うちは暇ではないのだが、と彼は胸の里で呟いた。とはいえ、あの吹雪は不运だったし、彼らにミスがあってああなったわけではない。しかも、ここのところきつい任务ばかりだったから、少しばかりは休みをやらねばならない时期も来ている。 
　次は确か、西サハラ纷争に関する作戦だったか、と彼は书类を卷る。元々は输送机で移动させるつもりだったが、移动と休暇を兼ねさせれば、それで気が済むだろうか。ヨーロッパを経由して地中海からアフリカ入りするルートは、観光客にも人気のコースだ。 
　彼は休暇愿いにその旨を书き加え、サインを加えた。ふと、もう一人の部下、静かなるあの佣兵はどうするのだろう、と思ったが、自分が関与することではないと考え、彼はその疑问を头から追いやった。 


　アフリカ大陆の北の玄関、サハラ砂漠の入り口であるモロッコに、一番近いヨーロッパはスペインだ

汗，吧主真饥渴�

8----汗!你说的太离谱了!用词不当!鳖破心脏啊!

饥渴这词说我我真的不想活了~

整理下啊

楼上是自己译的？强悍……

拜托拜托，我非常想看！虽然和大人不熟，但还是希望大人能将这篇文章全部翻译下来，虽然自己借助翻译器能看出个大概意思但还是很渴望看到意思最接近的文章。

唉，情色小说也是小说啊，没有什么高雅低俗之分的……象很多文学大家都曾写过的。

我喜欢莉安娜和拉尔夫，也觉得他们很配，随意非常渴望看这篇文章的中文翻译。

……我有……如果有拉尔夫和克拉克的BL图或文我一定想着给你。。。。。。

与此时仍在夜游的朋友握握手，一边看文一边聊天共度美好夜晚！

保存完上面的部分继续等着看下文的某星…�

你还是睡觉吧
明天起来看吧
我速度很慢�

没关系，我很有耐心，只要大人答应译完全文就行了。反正我今晚通宵在线，不急于一时…�

大人如果真的累了那就去休息吧，别累坏了，累坏了就没人翻译了，呵呵�

那明天还得继续烦……我才不�

啊？哈哈，那就更好了，大人一气译完也省得我牵肠挂肚！

莉安娜的眼神风平浪静、但看在男人的眼里却有了别样的含义。无言地抱紧她、缓减那一层心痛。 

「没事了。已经好起来了。放心、不会让你一个人了」 

　像对待年幼的孩子一样把少女放上膝盖、胳膊绕着少女的身体环抱、体温静静地传递过去。再一次地、裹紧了斗篷。 

「那……那个、只是恶作剧……其实没有真的打算那么干。因为太安静了、所以……跟你开了个恶劣的玩笑。抱歉」 
「……这样啊」 

「是的、从以前开始、你总是不哭不笑、结果一下子让我慌了手脚。所以说本来想逗你玩的、就那样做了……」

「……嗯」 

「就是这样、笨手笨脚的、你不要生气。至于你的身体情况、作为男人的我是不太了解的。生理现象……」 

「……我知道了」 

「但是、我能体会你的心情、军队的生活很辛苦吧。讨厌的话就说出来吧、嗯？ 平时见到的都是男人、都没有办法好好说话。」 

「好好的、说过了」 

「啊？」 

「「应该可以」是这么回答的」 

「……不，不是的、你一点都不明白外面的世界!! 因为同情心作怪、就打算和男人上床吗!?」 

「没有那个打算」 

「没有打算？ 如果没有、为什么要那样说、这是什么态度!!」 
　焦燥感。奇妙的焦燥。还有胸口的疼痛

脱口而出的质问、让拉尔夫本人也感到惊愕……感觉像是说出了某种秘密。

「男人喜欢上一个女人、才会想跟她上床!! 像刚才这样抱着我、手抚摸着我的肩膀又算什么呢!!」 

　一口气说出来的问话、让拉尔夫彻底地愣住了，呆呆着望着莉安娜。

　等一下、她的意思是、我喜欢她？ 我流露出这样的意思。在这个小姑娘面前？ 真的是我吗？ 

　这一刻、拉尔夫突然明白了。 
　那个焦燥感。那个胸口的疼痛。 
　是长久以来被忘掉的、恋爱的感觉。 

「那个……我可以理解为大佐对我有恋爱的感情吗？」 

少女微微把头侧过来问着。
　 
「……是，是的」 

混帐！！完败。恋爱守则第一条、向来是先摊牌的人倒霉。拉尔夫亲手把自己的底牌卖给了对方。 

「我也一样，是因为喜欢你才想让你抱，知道了吧。如果讨厌我的喜欢的话、也请告诉我。可以吗？」 

「嗯、我其实……并不讨厌」 

少女像是早已知道他的回答似的、微微地笑着。

「那么、还有呢？」 

「……我……应该是很喜欢」 

　居然说出来了。我真是白痴。今天不知道干了多少蠢事！ 

　然后、感觉到莉安娜的肩膀在发抖、不可能是害怕的原因、气温还是太低了。 

「那个……你可以接受我的、喜欢吗？」 

「……因为是初次体验到的感情、很难正确地判断……但是、确实是、很喜欢这样的想法」 

　思索着答案、眼睛看着手掌放在胸口的少女那紧张不安，一脸期待的表情。 

「真的已经、对你相当迷恋了……」 

恍恍惚惚摸着对方的脸、拉尔夫苦笑起来。 

「你一定有过好多经验、才能这样熟练地说着台词」 

然后两个人再也压抑不了那股欲望，简直是用了凶暴的力量拥抱着对方。
 
脑袋紧紧挨着，唇齿相依，舌头带着懊热纠缠在了一起。 

那一瞬间拉尔夫不是没有挣扎、但是对这样的事实、如今再也没有理由逃避了。就算会上瘾，这一刻他也甘之若饴。


..............你从哪里学来的称人为“大人”
我只见过同人女这么称呼……
还有一章，这一章格外的长……死