amethyst美曦吧 关注:22贴子:5,734

回复:【110119☆开开の→东野】光と影 白夜行

只看楼主收藏回复

原作は4回以上読み直しているくらい好きな作品なのですが、あまりに好き过ぎて过去の映像化作品は観たことがありません。
それは、私の头の中に描き出された雪穂や桐原が実写で动き出したら....と想像したときに、そのギャップをうまく补完できなかった场合には原作まで嫌いになってしまうんじゃないかという不安を感じているからなんですよね。
そんなわけで正直観ようかどうか迷ったのですが、高良君を桐原役にキャストするという绝妙さに心惹かれて観に行くことにしました。
まず全体の感想ですが、ストーリーは网罗性に主眼をおいて原作をしっかりと踏袭している点がとても印象的でした。
あれだけボリュームのある原作を2时间ちょっとに诘め込むわけにはいきませんので、どこかしら削らないといけないわけですが、その削る部分のチョイスのうまさがかなり际立っていました。
読んでて印象の薄かった部分は削られていましたし、逆に雪穂や桐原の酷薄さに冲撃を受けたシーンについては大抵残されていたので、作品全体をしっかりと网罗しているという印象を受けました。もちろん无くなったり変わってしまっていた部分も结构あったのですが、そういった点についてもおおよそ不満は感じませんでした。
そしてストーリーに関してもう一点付け加えておきたいのは、映画独自の要素として雪穂と桐原の幼少期を具体的に映像化しているシーンがある点です。原作ではその可能性について促されるに过ぎなかった二人の过去を具体的に描いていてその内容を补完してくれた点は、高く评価したいと思います。
ただ、このシーンを入れたことで雪穂のもっとも大きな魅力でもあった计り知れなさが薄れてしまったために、その点をどう受け止めるのかと言う点については賛否が分かれそうです。原作に强い思い入れがある人の中には「过剰な表现」と言い切った人がいましたが、そう思う気持ちもわかるような気がします。
原作を読んでわたしがどうしても分からなかった点の一つに、笹垣が述べていた「桐原と雪穂は相利共生の存在である」という指摘があります。雪穂がのし上がっていくためには桐原が必要な存在だったのは间违いありませんが、では果たして桐原にとって雪穂とは本当に必要だったのかどうか、映画を観终えた今でもその点は疑わしいと感じています。
もちろん命を赌して守りたかったのかも知れませんが、わたしの中ではどうしても桐原が雪穂を必要とした理由がよくわからないんですよね。続编とも言われている「幻夜」の内容まで加味して考虑すればまた话は変わるのですが、どうしてもそこに必然性を感じられないんですよね。
必然性と言うか、桐原が雪穂を助けたいと思う理由かな。
雪穂の过去をあそこまで表现したのであれば、その部分にもう少し踏み込んでくれたら嬉しかったなと感じました。
ひとつだけ不満があるとすれば、作品の中に人间ドラマみたいなものを持ち込んだことかな。
作中(特にラストあたり)、笹垣の桐原に対する発言や行动というのは、この作品が描く「外见やちょっとした付き合いだけでは计り知れない人间が内に秘めた暗の深さ」を台无しにする破壊力があると感じたし、その点は非常に不満をおぼえました。何であんな安っぽいドラマにする必要があったのか、そこだけはとても残念でした。
この映画を観たら原作と幻夜をとおして読みたくなったので、3日かけて読み通しました。
読んでいろいろと思ったことがあったので、それについてはまた后日感想をまとめたいと思います。原作はいい意味で破壊力を秘めた杰作ですね。



IP属地:北京408楼2011-03-04 16:11
回复
    东野圭吾原作小说の映画化「白夜行」を観て来ました。
    友人から「东野圭吾好きだよねー」とか言われるんですが、小说は読んだことが无いです。
    东野圭吾原作ものの映画やドラマは大好物です。
    「白夜行」はTBSで放映されたドラマ版が大好きでした。
    DVDBOXは今でも买いたいぐらいです。(中古で…)
    TVドラマ版は大胆な変更で、完全に原作のコンセプトを无视しちゃった訳ですが、原作のエッセンスをむしろ第一话(二时间)で凝缩して见せちゃったって感じでしたね。
    私はそのあとのストーリーも大好きですが…。
    今回の映画版は原作に忠実らしいとの事。
    正直このキャスティングは无いだろうと。
    堀北真希とかイメージ合わないし、船越英一郎とか土曜ワイド剧场かよ!って突っ込みたくなる感じです。
    その原作通りは手抜きに、ミスキャストは上からの圧力、って感じで観る前はどうせだめなんだろうなって感じで観に行きました。
    ところがどっこい!
    これがびっくりするぐらいの出来でした。
    主要キャスト以外の惊くほど素晴らしい脇役阵が「谁それ?」ってレベルながら素晴らしい演技を见せてくれます。
    セリフのタイミングなどハッとするような描写も多く、编集も素晴らしいです。
    冒头の戸田恵子とか凄かったです。
    船越英一郎もそこまで安っぽさも无くまずまず。
    ただ堀北真希だけはどうにもしっくり来なかったです。
    监督谁だよ!
    深川栄洋!?
    知らねぇけど忆えてやるよ!ってなもんですよ。
    ラストにちょっと唐突さを感じたのは脚本の组み立てにもうひとつ足りない所があったかも知れません。
    しかし、そうした欠点を吹っ飞ばしても素晴らしかったです。
    客が気付いて「もしかして」と思えるレベルの演出がてんこ盛りで、まさしく映画馆の暗暗でこちらの五感(つか视力と聴力ですけど)を働かせて楽しめる映画となっています。
    音楽の使用も极力排除しているのもプラス。
    「白夜行」というフィクションが初见の方は见直すとたくさんの発见があると思います。
    细かな场所できちんと描写されてて念りっぱなしでした。
    うーんこんな若手监督がいるとは…
    予告编を観て「観る前からどんな映画かわかるわい、绝対観ねぇ!」と考えていた同监督作「洋菓子コアンドル」も観に行こうと思います。
    ひとつ気になったのは昭和55年あたりの描写ですかね?
    あそこまでボロボロな所はそうは无かった気も…。
    ビールの缶が新しいタイプだったり、とかその辺も。
    あまり评価が闻こえて来ない事に纳得がいかない85点で。
    ホリプロ制作のくせに良かったです。


    IP属地:北京409楼2011-03-04 16:12
    回复
      广告
      立即查看
      评判が良かったので昨日见てまいりました。
      公开されて1ヶ月ぐらいですか?私が见たシネコンではもう1日1回の上映になってしまってましたが、割とお客さん入っていたように思います。
      面白かったし全然退屈しなかったんですが、正直微妙かなあ。色々とモヤモヤしました。
      有名な原作ですが、読んだことないしドラマも见てません。山田孝之さんと绫瀬はるかさんでやってましたよね。わかるのはざっくり设定だけだったので、ほぼまっさらな予备知识ない状态で见れました。こんな话だったのね…。思いのほか暗くて救いの无い物语でした。
      雪穂たちが住んでいる地区を川の向こうと言ったり、戦前から开発から取り残されて…とか、もしかしてB地区が舞台なの?壮绝贫乏でしたけど。でもその割りに远縁にお茶の先生をやっているような比较的裕福(雪穂をお嬢様学校に入れられるだけの)な人がいたりして。なんかよくわかりませんでした。
      ただそのB地区っぽい描写や児童への性的虐待描写の生々しさなど、かなり踏み込んで挑戦的に描いているなあと思い、そこは感心しました。
      あとは银残しって言うんですか?白っぽく色あせたような过去の回想シーンはじめっとしていて暗くて、非常に昭和的。また昭和50年代~バブル顷までのファッション、街并み、风俗なんかが细部までよく再现されていて、やっぱ深川监督才能あるよなあと念りました。特に雪穂の亲友役の女性と、亮司と同栖する薬剤师の女性などはどこから见つけてきたの?と思うぐらい绝妙に昭和な风貌でちょっとビックリ。本当に昔から抜け出てきたみたいで鸟肌もんでしたねえ。
      ただ、それだけに肝心のヒロインが少し弱い気がして残念。
      掘北真希ちゃんは可爱くて美しくて演技も上手なのですが、この役にはちょっと…。
      雪穂は幼い顷から色気があって男性を狂わせる魔性の女。不幸な境遇から这い上がるために犯罪や他人を贬める事も厌わなくなってしまった。でも普通の美少女をモンスターにしてしまったのは大人たちの歪んだ欲望なんだよなあ。子供が普通に子供でいられない。それぐらい不幸なことはない、って「冻りついた瞳」でも言ってたような気がするなあ。
      そういうとてつもない暗く重い背景を抱えている女性ですから…。これは相当大変な役で、演技力とか天性の美貌とかそういうものでカバー出来るのかどうか果たして微妙。
      対する亮司は哀しすぎる孤独な杀人者な訳ですが、高良健吾くんはそういう孤高な感じがよく出てた。この役は役者のパーソナリティーと合っていたと思う。
      自分の人生を手に入れるために利用できるものは利用し、邪魔者は消す。その邪魔者の扱いが女の场合はレイプする、っていうのがなんだかなあ…って。全员が全员泣き寝入りするだろうか。なんかその辺がミステリーとしてはどうなのかな、と。
      お互い人に言えない秘密を抱え、少年は影からひたすら少女の幸せを祈り、守り続けた。最后の死の渊まで。
      そりゃあ切ないですよ。
      でもちょっと待ってって感じが残るんだよなあ。なんかカッコ良すぎるというか。キツイこと言わせてもらうと、薄いというか短络的というか。最后の刑事の言叶もねえ…。船越さんは热演されてましたけど、ラストの呼びかけは唐突な感じしたもん。えっ、何故そこまで肩入れしてんの?的な。まあ、泣けるんですけどね。
      思うに、原作がとても长いので2时间数十分ではまとめきれなかったのかな。ずいぶんカットされたところもあるようですし。苦渋の编集だったのかも。
      映画サイトのレビューを见ると、これじゃ原作読んでない人はちんぷんかんぷんじゃないか、みたいな感想が结构あったので原作読んでみようかなあ。本当は映像作品见てから原作読むとビジュアルイメージが固定されちゃうんで好きではないんだけど。もしかして作品い対する印象変わるかも。
      あとひとつだけ。船越さん演じる刑事の同僚、のちに上司?になる人。斉藤歩さんだった。札幌ロマンチカシアターの役者さんだったんだよね。この方の舞台何度も见ました。すっごい面白い脚本书くんだよね。
      とにかく最近出まくってますねえ、ドラマに映画に。犯人に告ぐ、十三人の刺客、龙马伝、JOKER…。地味に最近出番も増えてるみたいなので、このまま活跃続けてほしいな。


      IP属地:北京410楼2011-03-04 16:12
      回复
        


        IP属地:北京411楼2011-04-19 13:05
        回复