「スカイキャッスル」テレビ朝日 木曜午後9時
平成19年にNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」のヒロイン役で本格的に俳優デビューした。朝ドラは若手俳優の登竜門。オーディションには2000人以上が参加した。激烈な戦いだったのでは、と水を向けると、「お芝居をよく知らない状態だったから楽しんでいました。緊張感もライバル心もなかったです」と意外な返答。俳優として経験を積んだ今、もしオーディションに臨んだら?の問いには「怖いです。認められたいという承認欲求。それがないのもあり過ぎるのもよくない。その葛藤ですね」と明かし、受験バトルがテーマである本作も「人ごとではないと思います」と語る。
舞台は高級住宅街のスカイキャッスル。名門病院の医師を夫に持ち、裕福に暮らす浅見紗英(松下奈緒)、二階堂杏子(比嘉)、夏目美咲(高橋メアリージュン)らセレブ妻たちが、子供の高校受験、夫の出世で頂点を極めようとする姿をサスペンスの要素を交えながら描く。
「それぞれの家庭に外からは見えないプライド、駆け引き、勝ち負けがある。何が大事か。地位や名誉か、正義感か。視聴者の皆さんそれぞれが、答えを見いだせる作品になるんじゃないかな」
杏子は容姿も学力も優れ、周囲に守られて生きてきた。地位や名誉にすがりつくスカイキャッスルの住民たちに違和感を抱くが、空気を読んで合わせている。その一方で杏子は息子を名門医大付属高校に入れようと必死。だが、それ以上に夫の亘(鈴木浩介)は血眼になっており、息子に高圧的に学習指導をする。さらに亭主関白。杏子はそんな亘に鬱屈した感情を抱えていた。しかし、スカイキャッスルに南沢泉(木村文乃)一家が引っ越してきてから変化が生まれた。
「家庭では夫のため息子のために我慢してきた。だけど、正義感が強く実直な泉に感化され、周囲に合わせるのではなく、自分がやるべきこと、したいことをする。それが正解なんだと、本音で行動できるように、自分らしく生きる選択をするようになっていく。そこを丁寧に演じたいです」と杏子の見どころを語る。
デビュー以降、コンスタントにドラマに出演。38歳となった。「目標に向かい、ずっと走ってきた感覚」と振り返る。だが、「30代半ばから目標を立てることをやめたんです。そうしたら、自分のペースで今日一日を生きられるように。失敗もありますけれど、後悔しても明日が来る。くよくよしない。それくらい強くなっている。それって、杏子と同じで自分らしくいられる方法が分かったから」と余裕を見せ、「だから、40代になるのも楽しみです」と、ほほ笑んだ。
平成19年にNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」のヒロイン役で本格的に俳優デビューした。朝ドラは若手俳優の登竜門。オーディションには2000人以上が参加した。激烈な戦いだったのでは、と水を向けると、「お芝居をよく知らない状態だったから楽しんでいました。緊張感もライバル心もなかったです」と意外な返答。俳優として経験を積んだ今、もしオーディションに臨んだら?の問いには「怖いです。認められたいという承認欲求。それがないのもあり過ぎるのもよくない。その葛藤ですね」と明かし、受験バトルがテーマである本作も「人ごとではないと思います」と語る。
舞台は高級住宅街のスカイキャッスル。名門病院の医師を夫に持ち、裕福に暮らす浅見紗英(松下奈緒)、二階堂杏子(比嘉)、夏目美咲(高橋メアリージュン)らセレブ妻たちが、子供の高校受験、夫の出世で頂点を極めようとする姿をサスペンスの要素を交えながら描く。
「それぞれの家庭に外からは見えないプライド、駆け引き、勝ち負けがある。何が大事か。地位や名誉か、正義感か。視聴者の皆さんそれぞれが、答えを見いだせる作品になるんじゃないかな」
杏子は容姿も学力も優れ、周囲に守られて生きてきた。地位や名誉にすがりつくスカイキャッスルの住民たちに違和感を抱くが、空気を読んで合わせている。その一方で杏子は息子を名門医大付属高校に入れようと必死。だが、それ以上に夫の亘(鈴木浩介)は血眼になっており、息子に高圧的に学習指導をする。さらに亭主関白。杏子はそんな亘に鬱屈した感情を抱えていた。しかし、スカイキャッスルに南沢泉(木村文乃)一家が引っ越してきてから変化が生まれた。
「家庭では夫のため息子のために我慢してきた。だけど、正義感が強く実直な泉に感化され、周囲に合わせるのではなく、自分がやるべきこと、したいことをする。それが正解なんだと、本音で行動できるように、自分らしく生きる選択をするようになっていく。そこを丁寧に演じたいです」と杏子の見どころを語る。
デビュー以降、コンスタントにドラマに出演。38歳となった。「目標に向かい、ずっと走ってきた感覚」と振り返る。だが、「30代半ばから目標を立てることをやめたんです。そうしたら、自分のペースで今日一日を生きられるように。失敗もありますけれど、後悔しても明日が来る。くよくよしない。それくらい強くなっている。それって、杏子と同じで自分らしくいられる方法が分かったから」と余裕を見せ、「だから、40代になるのも楽しみです」と、ほほ笑んだ。