NVIDIAは2008年2月に物理シミュレーションエンジンPhysXおよびPC向け物理シミュレーションチップ（PPU）を開発・製造しているAGEIAを買収した。GeForce 8シリーズ以降を搭載した全てのビデオカードで、無料のソフトウェアのバージョンアップによりGPUをPPUとして利用することが可能になることが発表され、また3way SLI時に2枚のビデオカードを描画に、1枚を物理演算専用に割り当てる等の設定も可能になるという。
Tesla [編集]「NVIDIA Tesla」も参照
レンダリング・ファームとも呼ばれる、サーバ向けラックマウント製品「Quadro Plex」などをリリースしていたが、2007年6月20日、HPC(High-Performance Computing)向けの新たなGPUコンピューティング製品を提供することを発表した。ハードウェアとしてはQuadroシリーズをベースとしたラックマウント型「S870」、PCI-Expressで端末PCに外付け接続するボックス型「D870」、そしてPCI-Expressに直接接続するカード型「C870」とあるが、いずれもグラフィックス出力を持たないことが非常に大きな特徴と言える。
プログラミングSDKとしてCUDAを使用する。CUDAのSDKは無償で入手可能であり、数千万円台が当たりまえだったHPC環境を比較的手軽に整えることができるようになった。
CUDAへの対応はC870とD870は2007年10月、S870は12月とアナウンスされている。
日本の代理店はエルザ日本法人が担当する[1]。
主な製品等 [編集]
GPU
GeForce
Quadro
チップセット - x86向け。インテルとAMDの両プラットフォームで家庭用からサーバ用までラインナップする。
nForce
Cg
NVIDIA Tesla
NVIDIA ION
NVIDIA Tegra - モバイル機器向けSoC。スマートフォンで1080p HDの映像再生を可能にする。