2019年2月23日。彼女たちは間違いなく、世界最強のアイドルだった。 妄想キャリブレーション LAST LIVEレポート
2月23日、Zepp DiverCity(Tokyo)にてアイドルグループ・妄想キャリブレーションが“『妄想キャリブレーション LAST TOUR 2018/19 ~HOME~”のファイナル公演を開催。この日をもってグループ活動を終了することを発表していた彼女たちのLAST LIVEは、これまで彼女たちを応援してくれた妄想族(※妄キャリファンの総称)にこれまでの集大成を見せる、最強のライブだった。
個々の個性や夢を織り込みながら、楽しみ尽くしていくLAST LIVE
この日のステージセットは、中央奥にグループロゴが据えられたのみ。その点から、最後のライブは磨き上げたパフォーマンス一本勝負!という意図が伺える。そしてOPSEが流れるなか、胡桃沢まひる・桜野羽咲・星野にぁ・雨宮伊織・水城夢子の5人が入場。それぞれがキレまくりのソロダンスで場内のボルテージを高めると、アグレッシブな彼女たちの初アニタイ曲「激ヤバ∞ボッカーン!!」からライブスタート。フロアを煽りながらのパワフルなダンスとともに、ラウドめのボーカルでも強い女性像を表現していく。しかもただ力強いだけではなく、サビ中の脚を開いたりといった細かい部分をピタリ揃えたりと隙もない。
こうしてファンに熱を与えてからの「いつだって世界にファイティングポーズ」では1-Aメロでの桜野の伸びの良いボーカルや、1-Bでの星野のパワフルなダンスが光る。また、1サビでは全員が振付を活用して前に出ながら笑顔で手を振れば、2コーラス目の冒頭では胡桃沢がフロアを煽ってさらにうまく乗せていく。続く「旅は君連れ世は情け」では、頭サビをきっかけに全員がステージ上を縦横無尽に駆け巡る。その部分に代表されるようにアグレッシブなパフォーマンスの目立つこの曲だが、1-Bメロの胡桃沢・雨宮の非常にかわいらしいツインボーカルや、サビの振付などキュート寄りな部分も多く存在。かと思えば2サビ明けには胡桃沢のハイキックがきれいに決まったり、落ちサビは水城から桜野へ続くソロにエモーショナルさが感じられたりと見せ場が次々登場するのも魅力的だ。
最初のMCは、いつも通りの、かつ最後の「乙女の妄想∞無限大、妄想キャリブレーションです!」の名乗りからスタート。胡桃沢が「妄想キャリブレーションの今までを詰め込んだ、そしてメンバーの“これから”を示せるようなライブをします!」と誓うと、水城が“DJドリチャイ”としてのDJ経験を生かして「今日のためにライブ音源をMIXしてきました!」と予告。「ドリチャイMIX、スタート!」のコールに続き、メジャーデビュー曲「ちちんぷいぷい♪」からライブが再開される。Aメロはおしとやかめに、Bメロはバキバキにダンスとメリハリのついたパフォーマンスを繰り広げる5人。サビ中にひとりアイドルジャンプを決める桜野の打点の高さが目を奪う一方で、そのサビでは水城と星野が拳を大きく上げ、コールの上がるフロアを煽り続けていた。そのまま続いた「Bang Bang No.1」では、スローな部分は滑らかに見せていく点がポイントで、サビでは水城が華麗にスピンを決める。そして2サビの「Bang Bang Bang!」の部分で雨宮がフロアにマイクを向け、さらに場内のボルテージを高めると、「only my railgun」から二連続でカバー曲を披露。こちらは桜野の力強さと切なさとを併せ持ったボーカルが、とりわけ楽曲とよくマッチ。メロ部では、スピード感はありつつも“強い”というよりも“美しい”との表現がピッタリなダンスで魅せてくれた。
また、続く「irony」も五者五様の切ないボーカルで歌われていき、なかでも2-Aメロの水城のソロが非常に伸びやかで魅力的だった点が印象的。終盤ではソロを次々リレーすると、星野の「あゆれでぃ?」のキュートなコールからそのまま「アンバランスアンブレラ」へ。胡桃沢の煽りで、頭サビ明けの会場が一体になる。Aメロの雨宮は、ダンスはキメつつも歌声にはサウンドにマッチするかわいさが強く、直後の桜野の力強いソロとのコントラストも際立ち、セリフ部ではそれぞれに大歓声が起こっていた。
歌唱後には、各メンバーの出身地である東京・宮崎・富山を“凱旋公演”としてめぐってきたLAST TOURの振り返り。星野の出身地・宮崎でのアンコールにて、彼女の好きなひまわりがフロアを埋め尽くしたエピソードなどが飛び出した。
2月23日、Zepp DiverCity(Tokyo)にてアイドルグループ・妄想キャリブレーションが“『妄想キャリブレーション LAST TOUR 2018/19 ~HOME~”のファイナル公演を開催。この日をもってグループ活動を終了することを発表していた彼女たちのLAST LIVEは、これまで彼女たちを応援してくれた妄想族(※妄キャリファンの総称)にこれまでの集大成を見せる、最強のライブだった。
個々の個性や夢を織り込みながら、楽しみ尽くしていくLAST LIVE
この日のステージセットは、中央奥にグループロゴが据えられたのみ。その点から、最後のライブは磨き上げたパフォーマンス一本勝負!という意図が伺える。そしてOPSEが流れるなか、胡桃沢まひる・桜野羽咲・星野にぁ・雨宮伊織・水城夢子の5人が入場。それぞれがキレまくりのソロダンスで場内のボルテージを高めると、アグレッシブな彼女たちの初アニタイ曲「激ヤバ∞ボッカーン!!」からライブスタート。フロアを煽りながらのパワフルなダンスとともに、ラウドめのボーカルでも強い女性像を表現していく。しかもただ力強いだけではなく、サビ中の脚を開いたりといった細かい部分をピタリ揃えたりと隙もない。
こうしてファンに熱を与えてからの「いつだって世界にファイティングポーズ」では1-Aメロでの桜野の伸びの良いボーカルや、1-Bでの星野のパワフルなダンスが光る。また、1サビでは全員が振付を活用して前に出ながら笑顔で手を振れば、2コーラス目の冒頭では胡桃沢がフロアを煽ってさらにうまく乗せていく。続く「旅は君連れ世は情け」では、頭サビをきっかけに全員がステージ上を縦横無尽に駆け巡る。その部分に代表されるようにアグレッシブなパフォーマンスの目立つこの曲だが、1-Bメロの胡桃沢・雨宮の非常にかわいらしいツインボーカルや、サビの振付などキュート寄りな部分も多く存在。かと思えば2サビ明けには胡桃沢のハイキックがきれいに決まったり、落ちサビは水城から桜野へ続くソロにエモーショナルさが感じられたりと見せ場が次々登場するのも魅力的だ。
最初のMCは、いつも通りの、かつ最後の「乙女の妄想∞無限大、妄想キャリブレーションです!」の名乗りからスタート。胡桃沢が「妄想キャリブレーションの今までを詰め込んだ、そしてメンバーの“これから”を示せるようなライブをします!」と誓うと、水城が“DJドリチャイ”としてのDJ経験を生かして「今日のためにライブ音源をMIXしてきました!」と予告。「ドリチャイMIX、スタート!」のコールに続き、メジャーデビュー曲「ちちんぷいぷい♪」からライブが再開される。Aメロはおしとやかめに、Bメロはバキバキにダンスとメリハリのついたパフォーマンスを繰り広げる5人。サビ中にひとりアイドルジャンプを決める桜野の打点の高さが目を奪う一方で、そのサビでは水城と星野が拳を大きく上げ、コールの上がるフロアを煽り続けていた。そのまま続いた「Bang Bang No.1」では、スローな部分は滑らかに見せていく点がポイントで、サビでは水城が華麗にスピンを決める。そして2サビの「Bang Bang Bang!」の部分で雨宮がフロアにマイクを向け、さらに場内のボルテージを高めると、「only my railgun」から二連続でカバー曲を披露。こちらは桜野の力強さと切なさとを併せ持ったボーカルが、とりわけ楽曲とよくマッチ。メロ部では、スピード感はありつつも“強い”というよりも“美しい”との表現がピッタリなダンスで魅せてくれた。
また、続く「irony」も五者五様の切ないボーカルで歌われていき、なかでも2-Aメロの水城のソロが非常に伸びやかで魅力的だった点が印象的。終盤ではソロを次々リレーすると、星野の「あゆれでぃ?」のキュートなコールからそのまま「アンバランスアンブレラ」へ。胡桃沢の煽りで、頭サビ明けの会場が一体になる。Aメロの雨宮は、ダンスはキメつつも歌声にはサウンドにマッチするかわいさが強く、直後の桜野の力強いソロとのコントラストも際立ち、セリフ部ではそれぞれに大歓声が起こっていた。
歌唱後には、各メンバーの出身地である東京・宮崎・富山を“凱旋公演”としてめぐってきたLAST TOURの振り返り。星野の出身地・宮崎でのアンコールにて、彼女の好きなひまわりがフロアを埋め尽くしたエピソードなどが飛び出した。