竹野内豊、タイで决意の军人役 40度ジャングルで汗まみれ
6月29日6时1分配信 eiga.com
〔eiga.com 映画ニュース〕 竹野内豊の约3年ぶりとなる主演映画「太平洋の奇迹 フォックスと呼ばれた男」(平山秀幸监督)の撮影现场がこのほど、タイ王国・ラヨンの海军基地内で公开され、竹野内をはじめ共演の唐沢寿明、井上真央、山田孝之、冈田义徳、ベンガルが取材に応じた。
日米开戦70年特别企画として元米海兵队员ドン・ジョーンズが発表した「タッポーチョ『敌ながら天晴』大场队の勇戦512日」(绝版)を映画化。太平洋戦争の激戦地サイパン岛で、わずか47人の兵力で米军4万5000人を神出鬼没な戦略で翻ろうし、畏敬の念を込めて“フォックス”と呼ばれた実在の人物・大场栄大尉と、米军侧のハーマン・ルイス大尉、双方の视点で描く。
同作は、日本ユニットを平山监督、USユニットを「サイドウェイズ」のチェリン・グラック监督、VFXユニットを「阴阳师」や「西游记」などの特撮监督で知られる尾上克郎の3人が分担。そして、编集段阶で平山监督が统括する。ハリウッドでは珍しいことではないが、日米スタッフが第3国に结集し共同で制作するのは邦画史上前代未闻のこと。日本、アメリカ、タイ3カ国に及ぶスタッフ&キャストは総势约470人という大所帯となり、现场は3ヶ国语が飞び交った。
竹野内は、5月20日のクランクイン直前に髪を约20センチほどバッサリと切り、ヒゲをたくわえた精かんな姿。「残った民间人、兵の数を正确につかんでくれ」。役づくりで体重を5キロしぼり、锐い眼光から的确な指示をおくる姿は军人そのものだ。「40度くらい? 身の危険を感じますね」と苦笑いを浮かべるが、视线の先にあるのは自ら演じる大场大尉の姿だった。
撮影前に2日间の军事训练を受け、大场大尉の墓前で手を合わせた。しかし、実在の人物を演じるうえで残された手がかりが数枚の写真のみとあって「何も分からない状态のまま、毎日手探りでやっています」と悩みが尽きない。それでも、大场大尉の次男との面会が大きなきっかけになったといい「野武士のような人だったというんです。口にするよりも讲堂で示す人。父と子の関系という部分について、自分の父と似ているところがある。仆も父とはほとんど口をきかなかったから」と真しに话す。
そんな竹野内を、事务所の先辈である唐沢は「ゼロからの覚悟だね、竹」と热いまなざしで语りかける。両亲を米兵に杀害され、家族のなか唯一生き残った役どころを演じる井上は「とにかく『怒り』をテーマに取り组んでいます」。军曹役に临む冈田も、「场所に酔わないようにしたい。自分がいい作品を撮っている気になる。一歩引いたところから见つめないと……」と见据えている。
キャストそれぞれが、歴史を语り継ぐことに大きな意义を感じ、突き动かされている。「日本人として过去にあったことを残す必要は绝対にあると思う。そういう作品に携われることに、とても大きな意味があると思います」と言叶を选んで静かに话す竹野内。クランクアップ予定は、7月下旬だ。
「太平洋の奇迹 フォックスと呼ばれた男」は、11年2月から全国で公开。