そろそろ冬の足音が闻こえてきそうな10月の半ば、Ruppinaのプロモーションビデオ撮影が行われた。
神秘的な雰囲気を奏でる场所として、富士山の梺に広がる青木ヶ原树海がPVロケ地となり『Free Will』の撮影は行われた。
でもこんな场所だからこそ、この映像のもつ独特の世界観が出せたのはないかと思ってはいるのだが…はたまた、监督でもある小暮 彻氏の力によるところなのか?
我々ホームページ取材班にとって、Ruppinaはとても谜に包まれていた存在だった。
予め知っていた情报はごくごく仅かなものだけ。
「どうやら北海道出身らしい」…事実です
「どうやらバンドらしい」…ちょっと违いました。
正しくはヴォーカル工藤 舞を中心としたプロジェクト。
そんな感じでRuppinaと対面する事になるのだが、少ない情报の中から我々がはじき出した解答は
「不思议」
何が不思议なのか…。というと存在ではなく存在感。それは、どうやら正解だった様。
インディーズでの活动もあったことから、ヴォーカル工藤 舞が醸し出す雰囲気はそれなりの独特のオーラがあり、
侧にいる者を引きつけて离さない。
でもどこか自分の家で饲っているペットの子猫の様なあどけなさも持ち合わせている。
相反する存在感が「不思议」さを生み出していく
世间への挨拶代わりとなったこのプロモーションビデオでも、その「不思议」さは伝わるだろう。
まるで森の中で生まれたかの様なオープニング。
彼女が「ルピナ」と嗫き、本人も眠りから目覚める。口ずさむ言叶が形になり彼女の周りを浮游する。
これが不思议の始まり。いったい彼女はどこにいるのか?そして彼女は何者なのか?自分の口から発せられる言叶を形に変え、
そしてそれらはまるで命を持っているかの様に彼女の周りから离れない…
言叶というのは昔から呪力のあるものと考えられてきた。それを言霊という。でもまじないや呪いといったマイナスの意味ではなく、
自分の口から発せられた言叶は魂を持ち相手へと届くという意味をも持つのではないだろうか?その世界をRuppinaは见せてくれてる。
自分が発した言叶の妖精とふれあい、戯れる。そして「花」という言霊抱き、「梦」を我々に向けて送り届けてくれる。
プロモーションビデオの中で彼女が振り向くたびにRuppinaの世界へ诱われている気がしないだろうか?
そして最後に歩き出した彼女がもう一度振り向いたときには、この世界にどっぷりとはまっている事に気づくのだ。
やっぱり不思议…。
