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一公升的眼泪剧本(JP)

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『ある青春の始まり』
『特别じゃない
   ただ特别な病気に选ばれてしまった
   少女の记录ー』
「人间の脳には、140亿の神経细胞と、
   その10倍もの、神経细胞を指示する细胞があります。
   それらの神経细胞は、中枢神経と末梢神経に分けられ、
   そのうち中枢神経は、大脳、间脳、小脳、脳干、脊髄に分かれています。
   その中で、身体を自由に、スムーズに动かす働きをしているのが、
   小脳、脳干、脊髄です。」
神経内科の医师・水野宏(藤木直人)はそう说明しながら、
池内潮香(薬师丸ひろ子)に娘の脳の画像と正常な脳の画像を见比べさせる。
「お嬢さんの病気は、何らかの理由で小脳が萎缩し、
   そこに存在するさまざまな神経细胞が、次第に失われていくというものです。
   つまり、壊れていくと理解してください。」
「壊れる?」消え入りそうな声で闻き返す潮香。
「最初はほとんど自覚症状はありませんが、
   まず、歩行时にふらつきが见られるようになります。」
雨の中、伞を差して登校する亜矢が何もないところで突然転ぶ。
「転倒も多くなり、自分と物の距离が上手く取れなくなったり。」



IP属地:上海1楼2010-04-11 17:34回复
    下駄箱で、床に置いたカバンの取ってを掴もうとした亜也。
    だが掴んだ位置はカバンの20センチほど上だった。
    「あるいは、上手く字が书けなくなったり。」
    亜也のノートをめくる潮香。
    『病気は、どうして私を选んだのだろう。』
    たどたどしい字でそう缀られていた。
    自由に动かない手で必死に缀った亜也の気持ち。
    「言叶を、上手く话せなくなります。」
    『お母さん、私は、何の为に生きていくの?』
    ノートに缀られる亜也の気持ち。
    「症状は、ゆっくりですが、确実に进行します。」
    『将来を、想像すると、また、别の涙が、流れる。
       お母さん、わたし结婚できる?』
    =2005年3月=
    亜也は、高校受験を间近に控えた中学3年生。
    明るく頼れる母・潮香と豆腐店を営む人情派の父・瑞生(阵内孝则)、
    そして3人の弟妹たち、亜湖(成海璃子)、弘树(真田佑马)、理加(三好杏依)に
    囲まれて、平凡ながらも赈やかで楽しい毎日を送っていた。
    早朝、まだ外が暗いうちに店のシャッターを开ける亜也。
    5时6分。タイムカードを押し、エプロンをつけると、父・瑞生に続き、
    


    IP属地:上海2楼2010-04-11 17:35
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      弟の弘树と、まだ小さい理加も店の手伝いにやって来た。
      今日は亜也の大切な入试日。
      瑞生は、今朝3时まで受験勉强していたという亜也を気遣い、店の手伝いは
      いいと言うが、潮香はいつもと同じペースを崩させない。
      瑞生は家の手伝いよりも、単语の一つでも覚えるか、少しでも寝ることを
      进めるが、
      「ここまで来たら、ジタバタしないで腹くくる!」と亜也。
      「そういうこと!」と潮香。
      次女の亜湖がまだ店にいないことに気付いた瑞生が部屋に呼びにいく。
      「ほら!いつまで寝てるんだよ。
         はい、起きて~!はい、お仕事お仕事!」
      「ウザイ!」
      「はい、亜湖ちゃーん、起きましょうね。お仕事ですよ~!」
      「ウザイ!」
      「起きろって言ってんだ!体重攻め!!」
      「毎朝毎朝、これじゃ虐待だよ、虐待!」
      文句を言いながら亜湖が降りてきた。
      「働かざる者食うべからず!文句言わない!」と瑞生。
      「文句じゃないわよ。当然の主张!
         お小遣い上げてよ、お小遣い!
         毎日1时间働いて、お小遣いはたったの3000円だよ!
         时给100円だよ!あり得ない!」
      「ぜいたく言わないの。」亜也が亜湖に言う。
      「优等生!」亜湖がふくれる。
      


      IP属地:上海3楼2010-04-11 17:35
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        弘树は自分は小遣いが1000円だから、と时给に换算し始める。
        计算に手惑い计算机を叩く弘树。
        「俺、挂け算苦手なんだよな。」
        「割り算!!」家族が突っ込む。
        「弘树、お前は池内豆腐店の迹取りなんだぞ。
           そんな计算も出来なくて、商売が出来ると思ってるのか?おまえ!」
        潮香が亜也に、豆腐を一丁顶戴、と声をかける。
        「はーい!」と答え、水の中から豆腐を手ですくう亜也。
        ボールに移し変えようとした时、豆腐が床に落ちる。
        「もったいねー!」と弘树。
        「落ちちゃったー。」理加の言叶に家族が焦る。
        「今日はね、そういう言叶、使わないの。」
        言ってるそばから、木べらを落とした瑞生が
        「あ、落ちちゃった・・・あっ!!使っちゃったよ!!」
        亜湖、弘树に続き、亜也も家を飞び出していく。
        「亜也、忘れ物!受験票!!
           まったくそそっかしいんだから~。」潮香が慌てて亜也に声をかける。
        「全く谁に似んだか。」瑞贵が笑う。
        试験会场へ再び走り出そうとする亜也に、瑞贵は用意していたお守りを渡す。
        「ありがとう!」包みから出してみると『商売繁盛』のお守りだった!
        「さすが亲子ね。」潮香が笑う。
        「ご利益は一绪だから持ってけ。」とごまかす瑞生。
        「行ってきまーす!」
        家族に见送られ、亜也は元気に走り出した。
        にぎやかで明るい、素敌な家族です。
        


        IP属地:上海4楼2010-04-11 17:35
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          亜湖は亜也に、コンプレックスを持っているみたいですね。
          久々に见る成海璃子ちゃん、『瑠璃の岛』のイメージと少しかぶりますが
          亜湖がどう変わっていくのかも楽しみ。
          何気ない日常のシーンでしたが、既に亜也に病気の症状が见え初めて
          いるんですね。
          名门进学校・明和台东高校の受験の日、亜也は、潮香たちに见送られ、
          张り切って家を出た。
          が、うっかりバスの中で寝过ごしてしまった彼女は、
          试験会场へと慌てて走り出し、転んでしまう。
          急いで荷物を拾い集め、再び走り出す亜也。
          停めておいた自転车の键を开けながら、试験会场から闻こえてくる
          钟の音に振り返る麻生遥斗(锦戸亮)。
          试験会场では、问题が配られ始める。
          亜湖の亲友・まり(小出早织)が心配そうに空席を见つめる。
          「ジ・エンドってことだよ。」
          遥斗が受験票を破ろうとした时、后ろで自転车が倒れる音がした。
          次々とドミノ倒しとなっていく自転车。
          亜也が転んでぶつかったのだ。
          「痛い・・・」亜也は膝を怪我してしまう。
          「勘弁してよ・・・。」遥斗が呟く。
          「ごめんなさい。」
          二人は自転车を元に戻し始めた。
          


          IP属地:上海5楼2010-04-11 17:35
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            会场では试験がスタート。
            雨が降ってきた。
            自転车を元に戻した亜也は、自分の荷物を拾い集める。
            亜也が手にする受験票を见た遥斗は、见过ごすことが出来ず
            「乗れよ。」
            といい、后ろに亜也を乗せ试験会场へ。
            保健室で怪我の手当てをしてもらう亜也。
            雨で濡れた体を拭いた遥斗は、
            「じゃあ、失礼します。」と言い帰ろうとする。
            その时、保健室に教师がやって来た。
            「良かったな!二人にはここで受験してもらうことになったから。」
            「いいんですか!?」亜也の表情が辉く。
            「ただし、他の受験生との公平を保つ为に、1时间目の终了时间は
               予定通りとするけど、いいね。」
            「はい!ありがとうございます!」
            「いや、俺は、あの・・・」戸惑う遥斗。
            「入试に遅れてまで人を助けるなんて、なかなか出来ることじゃないぞ。」
            「いや・・・别に・・・。」美谈にされてしまい戸惑う遥斗。
            明和台东高校受験を止め、エスケープしようとしていた遥斗だが、
            この一件のせいで、结局试験を受ける羽目になっていた。
            瑞生は娘の受験を気にしながら店の客の応対。
            女性客(円城寺あや)の名门校を受けるなんてたいしたものだ、という言叶に
            瑞生も夸らしげ。
            おつりの间违えを客に突っ込まれ、计算机を叩く瑞生。
            「トンビが鹰を生んだっていうのかしら。」客が笑う。
            


            IP属地:上海6楼2010-04-11 17:36
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              朝日奈市保健センターで保健师として働く潮香。
              职员や、町の人々から、「池内さん」「池内さん」と頼られる存在だ。
              担当の家庭の様子を电话や窓口で伺ったり、家庭访问をしたりと、
              忙しい日々を送っていた。
              试験を终え、まりと校内を歩きながらきょろきょろ辺りを见渡す亜也。
              遥斗の姿を见つけ、今朝のお礼を言うが、
              「お前のせいで俺まで受けちゃったじゃねーか!」と怒られた。
              夕食时。その日起こったことを家族に话す亜也。
              「男と自転车に二人乗り!?」と瑞生。
              「じゃ、遅刻したの?」と潮香。
              「うん・・・」
              「男ってのは、どこのどいつなんだよ!」
              「亜也ネェなら平気でしょ!
                 时间がなくてもスラスラ解けるんじゃないの?」と亜湖。
              「亲にも言えないような男なのか?」
              「でも半分ぐらいしか书けなかったんだよね・・・。」
              瑞生の心配は、家族みんなに无视される。
              「でもその、自転车乗せてくれた子に感谢しなくちゃね。」と潮香。
              「うん!」
              「感谢!?えぇ!?
                 その考え方、俺よくわかんない。
                 嫁入り前の娘が、男と自転车に二人乗りしたんだぞ!?」
              「嫁入り前がまずいんじゃなくて、二人乗りがまずいんじゃないの?」
              弘树に言われ、とまどう瑞生。
              「二人とも受かっているといいわね。」
              


              IP属地:上海7楼2010-04-11 17:36
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                「落ちてたらどうしよう・・・。」
                「大丈夫だよ、そんなもん。
                   あ、落ちた。・・・!!
                   あ、これ、滑っちゃ、あ、滑ったって言っちゃった!!」
                失言を缲り返す瑞生だった。
                东高の合格発表日、亜也と亲友のまりは、そろって合格する。
                抱き合って喜ぶ二人に声をかけてきたのは、亜也が中学时代から憧れる、
                バスケ部の先辈・河本佑二(松山ケンイチ)だ。
                「二人とも受かって良かったな、おめでとう。」
                「ありがとうございます!」
                河本は一绪にいたバスケ部の武田を二人に绍介する。
                「池内、高校でもやるだろ?バスケ。」
                「はい!」
                「良かった。」
                二人が去ったあと、まこは亜也を冷やかした。
                「中1からだっけ?片思いしてるの。
                   いい加减、告ったら?」
                「ムリムリ!绝対无理!」
                「じゃあ、私が代わりに亜也の気持ち、伝えてあげようか?」
                「ダメ!そんなの绝対だめ!」
                亜也の片思いがじれったくてしかたないまこだった。
                その日の夜、亜也の合格祝いが行われる。
                「良くやった。さすが俺の娘だ。」
                「お父さん、东高じゃないじゃん。」亜湖は不机嫌そう。
                「亜也姉ちゃん、おめでとう。」理加が饴玉3个、亜也にプレゼントする。
                


                IP属地:上海8楼2010-04-11 17:36
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                  「亜也ネェ、これやるよ!」弘树は『ワンピース』のフィギュアをプレゼント。
                  嬉しそうに受け取る亜也に、
                  「ありがとうなんてよく言えるね。
                     そんなの贳って嬉しいはずないじゃん。」
                  「嬉しいよ。だってヒロの宝物だもん。」
                  「さっすが、优等生。」
                  「またすぐそういうこと言う。」潮香がたしなめる。
                  「亜湖ネェは何プレゼントするんだよー。」弘树が闻く。
                  「するわけないじゃん!
                     自分が欲しい服も买えないのに。」
                  亜湖の视线から逃げる瑞生。
                  「大体さ、みんなで东高、东高って大騒ぎしちゃって、バカみたい。」
                  「これは、お父さんからのお祝いだ。ジャーン!」
                  瑞生が亜也に渡したものは、AYAと名前の雕られたお手制腕时计。
                  お世辞にも上手とは言えないようなその作品を、
                  「ありがとう!」と嬉しそうに受け取る亜也。
                  瑞生は昔、时计屋で仕事していたことがあったのだ。
                  「亜湖にも特别ボーナスだ。」
                  亜湖の表情が辉く。
                  が、渡されたのは、チューリップとAKO、とアップリケの付いたシャツ。
                  「可爱いだろう。
                     お父さんさ、昔缝制工场で仕事してたこともあるんだ。」
                  そのシャツにあきれ返り、受け取ろうともしない亜湖。
                  「本当にいろんなことやってたんだね。」亜也が言う。
                  「何しても长続きしなかったってことだろ?」と弘树。
                  「何を言ってるんだ。
                  


                  IP属地:上海9楼2010-04-11 17:36
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                    お父さんはな、自分に合っている仕事を见つける为に、
                       妥协しなかったんだよ。」
                    「物は言いようだね。」亜湖が冷たく言う。
                    「でもいろんな仕事をして、やっとお店を継ごう、お豆腐を作りたいって
                       心の底からそう思えるようになったんだから、それで良かったのよ。」
                    潮香が言う。
                    気を良くした瑞生は、シャツを亜湖に当ててみるが
                    「こんなダサいの着れると思ってるの!?」と亜湖がつき返す。
                    「家で着ればいいじゃん。」と亜也。
                    「家で!?」ショックを受ける瑞生。
                    「あ、寝る时とか!」と潮香。
                    「寝る时!?」
                    「セーターの下に着るとか!」と弘树。
                    「セーターの下!?
                       ・・・そんなにダサいのか・・・。」益々落ち込む瑞生。
                    「ねぇ、お母さん。
                       せっかくの合格祝いなんだし、お父さんにビールを饮ませてあげて。」
                    亜也が提案する。
                    「え・・・。」
                    「お愿い、一本だけ。」亜也が手を合わせる。
                    「ま、しょうがないか。」
                    瑞生は大喜び。
                    「久しぶりのビールに、亜也のお酌。もう最高だな。」
                    ビールを注ぐ亜也の手元がくるう。
                    「ごめん!!
                       私って本当にそそっかしい!ごめん!!」
                    潮香はそんな娘の様子に、少し不安を抱える。
                    


                    IP属地:上海10楼2010-04-11 17:37
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                      麻生家。
                      部屋で电気もつけずにベッドに横になりCDを闻く遥斗。
                      部屋をノックし、両亲が入ってきた。
                      「遅くなってすまなかったな。急なオペが入ったものだから。
                         合格、おめでとう。」父・芳文(胜野洋)が言う。
                      「ありがとうございます。」父亲の方を见ずに答える遥斗。
                      「これで、私や圭辅(佐藤佑基)の后辈だな。」
                      「もう少し嬉しそうにしたら?
                         本当に変な子ね。合格発表も见に行こうとしないし。
                         合格したこと、担任の先生が连络くださったのよ。」と母・佐知子(兎本有纪)。
                      「自信がなかったのか。
                         さあ、食事に行くから支度しなさい。」
                      遥斗が両亲と视线を合わすことはなかった。
                      両亲が出ていったあと、遥斗は饰ってあった家族写真を见つめる。
                      遥斗の父亲はお医者様なんですね。
                      豪邸に住む遥斗。部屋には大きな天体望远镜もあります。
                      家族写真には、父・母、そして兄・圭辅と一绪に映る笑颜の遥斗。
                      公式HPキャスト栏によると、圭辅は16歳、となっています。
                      亡くなっているんでしょうか・・・。
                      受験勉强で使った参考书などを片付け、希望に満ちた笑颜で入学书类の入った
                      封筒を手に取る亜也。
                      その文字がゆがむ。
                      时を刻む音が大きく鸣り响く。
                      「疲れてんのかな・・・。」と呟く亜也。
                      


                      IP属地:上海11楼2010-04-11 17:37
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                        入学式の朝。
                        父がくれた腕时计をはめ、新しい制服に身を包んだ亜也。
                        家族も亜也の制服姿に思わず笑颜になる。
                        「理加も着たいー!」
                        「じゃあ一绪にみんなで同じ高校に行こうか。」亜也の言叶に
                        「それ嫌味?
                           私の成绩で、东高受かるわけないじゃん。」
                        「そんなことないよ。」
                        「别に行きたくないし。」
                        両亲は仕事のため、入学式に行くことが出来ない。
                        瑞生は午后から开ければいいと、早速着替えていたが、
                        「午后から开けるお豆腐屋さん、どこにいんのよ!」妻が却下。
                        「ねぇお父さん!写真撮って。」亜也が言った。
                        家の前でポーズを决める亜也。瑞生がシャッターを押す。
                        瑞生は潮香を呼び二人を并ばせシャッターを押す。
                        「おまえ、少し痩せたんじゃないか?」カメラを构えた瑞生が言う。
                        「変なダイエットでもしてるんじゃないでしょうね?」潮香が心配する。
                        「してないよ。」
                        「ならいいけど、今は体を作る大事な时なんだからね。」
                        「わかってる。」
                        二人がカメラに向かって微笑む。
                        続いて、家族全员并ばせる瑞生。
                        カメラの前で、家族が笑颜を作る。
                        亜湖だけがふてくされたまま。
                        家族の记念写真が撮影された。
                        


                        IP属地:上海12楼2010-04-11 17:37
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                          「行ってきまーす。」子供达が学校へと出かけていく。
                          「気をつけてなー。」瑞生が言ったそばからつまずく亜也。
                          「だから気をつけろって言ったんだよ。」瑞生が笑った。
                          亜也の担任、西野良三(佐藤重幸)は英语教师、女子バスケ部の顾问でもあった。
                          亜也のクラスは、まりだけでなく遥斗とも一绪だった。
                          入学式に遅刻してきた遥斗は
                          「途中で女子高生が転んで怪我をして、
                             ほっとけなくて病院についていったんです。」と担任に言う。
                          「お前も毎回大変だな。」
                          担任の教师は试験の日二人の为に走ってくれた先生だった。
                          亜也が会釈しても、无视する遥斗。
                          遥斗の友达が、今の话は本当か?と闻くと「嘘!」と答える。
                          「変なヤツ。」亜也がそう呟いた。
                          担任の西野は早速、1学期のクラス委员を决めようとするが、
                          立候补する者も推荐する者もいない。
                          西野は仕方なく、出席番号1番の男女をクラス委员に任命。
                          それは、亜也と遥斗だった。
                          そして二人は、さっそく来月に行われる合唱コンクールの准备を命じられる。
                          指挥者と曲目を决めるよう担任に言われ、亜也は遥斗をちらっと见るが
                          遥斗は无视。
                          「えっと、まず、指挥者を决めたいと思います。」仕方なく亜也が言う。
                          「クラス委员がやればいいと思います。」女子生徒の一人が言う。
                          「じゃあ、やって。」遥斗が亜也に言う。
                          「多数决取ります。
                          


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                               えー、指挥者は、何だっけ?名前。」
                            「・・・池内です・・・。」
                            「池内さんに反対の人。」
                            そう言われて、谁も手を挙げるものはいなかった。
                            「じゃ、そういうことだから。」
                            强引に亜也に指挥者を押し付ける遥斗。
                            亜也は反论しようとするが、遥斗は次に曲目を决めようと话を进める。
                            「それもクラス委员で决めてもらっていいんじゃない?」女子生徒が言う。
                            非协力的なクラスメートに戸惑う亜也・・・。
                            夕食时。
                            家族は亜也がクラス委员に选ばれたと知り夸らしげ。
                            「でも男子のクラス委员なんか、全然やる気ないの。
                               あ、あの子。入试の日に自転车乗せてくれた子。」
                            「あの二人乗り男!?」と瑞生。
                            「同じクラスになったの?
                               じゃ、今度连れていらっしゃいよ。」と潮香。
                            「しょうがねーな。豆腐の一丁でも食わしてやるか。」
                            「この间はあんなに怒ってたくせに。」と亜湖。
                            「だってしょうがねーだろう。
                               その二人乗り男がいなけりゃ、亜也だって东高に入れなかったかも
                               しれないんだしよぉ。」
                            「でもその子、合唱コンクールの指挥者まで私に押し付けるんだよ。」
                            「なに?本当か!?
                               うちの娘が、大観众の前でタクト振るのか!?」
                            瑞生も弘树たちも、またまた大感激。
                            そんな中、箸でハンバーグを掴もうとする亜也は、何度もすべらせる。
                            「亜也姉ちゃん下手くそ~。」理加が无邪気に言う。
                            


                            IP属地:上海14楼2010-04-11 17:38
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                              泣いている娘を抱き起こすと、アゴから出血をしている。
                              「潮香!救急车!!」
                              保健师の潮香は怪我の具合を见て、タオルで伤口を押さえ、
                              自分で病院に连れていくと言う。
                              亜也を车に乗せ、潮香は车を病院へと走らせる。
                              =常南大学医学部付属病院=
                              潮香は亜也を车から降ろそうとしたとき、彼女の手が无伤なことに気付き
                              怪讶に思う。
                              その顷、同じ病院に遥斗もいた。
                              忘れ物をした父に届け物を頼まれて来たのだ。
                              遥斗の父亲は、この病院の教授だった。
                              届け物を済ませた遥斗が帰ろうとしたとき、
                              「遥斗・・・。
                                 助かったよ、ありがとう。」远虑がちに父が言う。
                              遥斗は父を见つめ、会釈をして部屋を出ていった。
                              父・芳文のデスクの上にも、遥斗の部屋にあったのと同じ家族写真が
                              置かれていた。
                              治疗を终え廊下に出てきた亜也は、遥斗に気付く。
                              「麻生君。」
                              「なに、その颜。」
                              亜也のアゴには、大きな绊创膏が贴られていた。
                              「転んだの。」
                              「お前、よく転ぶな。」
                              「・・・
                                 麻生君、どっか悪いの?」
                              「・・・俺、もう长くないんだってさ。
                                 若いから、进行も、早いらしくて。」
                              イスに座り、深刻そうにそう言う遥斗。
                              「そんな・・・。」
                              「嘘。」
                              「え!?」
                              「水虫。」
                              「嫌だ・・・。」
                              「嘘。」
                              「えぇ!?」
                              看护士がすれ违いざま、遥斗に会釈をしていく。
                              亜也もイスに座り、闻いてみる。
                              「知り合いなの?」
                              「元カノ。」
                              「え!?ずいぶん年上なんだね!」
                              「嘘。」
                              今度は、「东高合格、おめでとう」と医者が遥斗に声をかける。
                              「・・・俺の亲父、ここの主任教授だったりして。」
                              「それも嘘なんでしょう。」
                              「あれ、バレた?」少し寂しそうに笑う遥斗。
                              亜也も笑った。
                              医师・谷口(佐藤誓)の说明を受ける潮香。
                              どうやら骨に异常もなく、1周间もすれば伤口もふさがるだろうと言う
                              医师の言叶に潮香もほっとする。
                              「あの先生、ちょっと、気になることがあるんです。
                                 普通、人が倒れる时っていうのは、咄嗟に手が出ますよね。
                                 でも娘には、手には擦り伤一つなくて、
                              


                              IP属地:上海16楼2010-04-11 17:38
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