スザク（こんな时に仆はなぜ…なぜランスロットに乗ろうとしているんだろう。なぜ戦おうとしているんだろう。
ああ…そうだ分かっている。仆はそうするしかないんだよな。たぶんそれは…あの时から…决まっていたことなんだろうから…）
皇暦2010年
スザク「ん？死ぬって？ルルーシュとナナリーが？」
ルルーシュ「书类上のことだよ。名前も変える、今ならブリタニアも骗せるんだ。これ以上仆やナナリーを道具や驹扱いにはさせない」
スザク「二人っきりで暮らすのか？ナナリー…」
ナナリー「私はお兄様と一绪ならそれだけで」
ルルーシュ「手は打ってあるよ。本土の上陆部队と一绪にアッシュフォードが来てくれたし」
スザク「ああ君たちの味方だって言ってた…でも…」
ルルーシュ「信用しきってるわけじゃないよ、使えるものは使わせてもらうだけさ。アッシュフォードも仆たちをいざという时の保険にしたいだけなんだろうし」
スザク「保険って？」
ルルーシュ「ああ、あっちはあっちで色々あるってことさ」
スザク「ふーん…まあなんとかなりそうだってことは分かったよ」
ルルーシュ「ああ、なんとかしてみせる」
ナナリー「スザクさんは？」
スザク「ん？」
ナナリー「これからどうなされるのですか？」
ルルーシュ「スザクの先生…藤堂さんとか言ったっけ？そこに世话になるんだろ？」
スザク「藤堂さんとは连络が取れなくなっちゃって…。総司令部に行けって桐原さんが…」
ルルーシュ「総司令部ってブリタニアの？」
スザク「仕方ないよ。キョウトもブリタニアに协力するって言うし」
ルルーシュ「皇は？」
スザク「あそこも迹取りは神楽耶だけになっちゃったから…」
ナナリー「スザクさん…」
スザク「大丈夫。ほら、今はなにかと危ないから保护してもらった方がいいんだってさ。ほら俺って枢木の子供だし…」
ルルーシュ「そっか…そうだよな」
スザク「うん…」
ナナリー「スザクさん手を」
スザク「ん？」
ナナリー「忘れないで下さい。お母様が教えてくれたんです。いつだって差し伸べられる手はあるからって」
スザク「ありがとう…ナナリー」
ナナリー「また会いましょうねスザクさん」
スザク「ああ…それまで元気でナナリー」
スザク（でも仆には分かっていた。仆みたいな邪魔者は表に出られないって、チャンスなんか来ない、もう二度とルルーシュやナナリーとは会えないって。
少なくとも当时の仆はそれが分かる程度には大人になっていた。平和な子供でいられるときは终わったんだ。ルルーシュも気づいていたんだろう？
あの夏の日は、仆たちの心の中に大事な何かを残して终わりを告げようとしていた…。そして…こんな终わりを作ってしまったのは仆だ。仆がそうしてしまった…
もう戻れない…あの日父さんを杀したりしなければ…ここまで多くの人が死ぬこともなかっただろうし…仆たちが、仆たちがたとえ别れるとしてももっと违った形があったのかもしれない…。
话をしよう。ルルーシュには仆がなにをやったのか话すべきだ…そう思っていたのにいざとなると言叶に出来ない…。
だからなのかな？君が先に话し出したとき、仆はなぜか救われた気持ちになって――）
ルルーシュ「スザク…スザク…仆は…！ブリタニアをぶっ壊す！！！」