○○=サン
XXX-san。敬称。忍殺世界において敬称はほぼこれに統一されている。
"Mr./Mrs./Miss" の代用的言葉であるため、未読者やニュービーが良く使う「ミナ=サン」「オニイ=サン」などは誤用と言える。
敵同士であれ必ずアイサツを交わす奥ゆかしさを持つニンジャたちは、戦いの最中であっても=サン付けをしないようなシツレイを働く事は実際少なく、その徹底ぶりは主人公が妻子の仇を「ダークニンジャ=サン」と呼んでいる程である。
例外は「家族のように非常に親密な相手」「対象が目の前にいない」「大変な激昂時」くらい。
現実世界でも、外国の人が日本人宛のメールで "XXX-san" などと書く事は珍しくなく、日本を扱ったアメコミにも "-san" はよく登場する。(参考
)
「=」は半角でも全角でも良いとされ、複数いる翻訳者によって癖がある。
地の文でもまれに用いられる事があるが(主に初期)、地の文で「=サン」がつくのは非ニンジャのサラリマンやOLの場合が多い。
また、ヨロシサン製薬、サカイエサン・トーフ社などの社名につく「サン」もこの「=サン」である可能性があるが、意識される事はあまりない。
この表現の亜種として、教職・研究職・医師などに当たる人物などに対する「○○=センセイ」という表現も確認されている。こちらは "Dr./Professor" などの称号に近いか。
一方、「ちゃん」などの日本語では「さん」に並ぶ言い回しを「=サン」の用法で使うことは稀(ヘッズ間では以前からよく使われるが、これは非公式ベースな発展である)。
「アカチャン」「ネコチャン」など、「=」を付けない「○○チャン」という概念は多用され忍殺世界で一般的なことが窺える。
固有名詞にさらに付加する「=サン」的用法の場合、「ビフォア・ザ・ストーム」では女性同士が親友間で「○○=チャン」と呼び合う事例が確認されているが、それ以降は使われず、逆に「○○ちゃん」と表記する例
が幾度か登場している。いずれにせよ登場頻度が低く、2018年現在においても確定的な見解はないと言える。
なお、「くん」は「ラスト・ボーイ・スタンディング2017」で(男体化を強調する表現として)「=クン」が使われたことがある程度で、本編では全く使われていない。