久しぶり。あっという間にもう7年間過ぎていたな。なに、警戒する必要はないよ。ただ通りかかった赤の他人だ。
最近色々あってまた昔のことを思い出しちゃって、ついついここに来ちゃった。
だいぶ時間が経ったとはいえあなたは変わっていなさそうでなぜかほっとしたよ。相変わらず悩んで頑張って自分の目標に進むあなたは好きだ。
他人が語っても何もならないけど、焦る必要はないよ。何もしてあげられないけど、その焦りも、不安も、悔しいも僕はわかる。なぜなら僕も今あなたと同じ大地にいるから。これでも5年間1人で過ごしてきたものだ。そのため、日本語でこれを書いてる。人に見られるのが恥ずかしいのもあるけどね。
なんだろう、薄れていき思い出せなくなる記憶の中になぜかこのチャプターだけが焼き付いたように未だにはっきり覚えている。これだけは忘れようにも忘れない。今思えば、話し損ねたことがあったからかもしれない。
7年も遅れた言い訳になるけど見てくれると嬉しいな。これは、僕の心の整理でもある。
昔はNという人がいた。NはNのはずだった。でも何故かいつの間にNはnになってしまった。なぜならみんなはNよりnを求めていたから。人のせいにするつもりはない。僕はもともと自我が薄くてなんのために生きてるすらまだわからないものだから。それでも僕ではなく私を求める人がいた。多くの人に応えるために、僕は私を演じていた。その本当に存在する証拠もないnちゃんを人に見せかけた。なんだろうその気持ち、僕が言っていたのは誰の言葉だろう。もらった言葉は誰への言葉だろう。そのうち沼のように抜け出せなくなって、人の真心には誤魔化すしかできなくなった。だからNもnも一回やめた。
でも結局みんなが求めてるのはnで、僕ではない。あなたが言ったように、スカートを着てる男よりジャケットを着てる女のほうが、よかったんだ。
騙す気はほんの1ミリもなかった。でもその結果はあなたまで傷つけ、不快の思いをさせてしまった。
本当に、すまなかった。
正直、気づいた時に潔く消えていればよかった。でもその時の僕には、この世界がほぼ全てだった。こんなちっとも笑えない黒歴史書いて本当ごめんね。
その面、僕はあなたが羨ましかった。ありのままで居られるのはほんと羨ましかった。今も。ありのままの自分を受け入れてくれる人がいて、いつでも戻れるところがあって、それだけでもある意味での幸せだよ。僕もこっそり「自分」のところを覗いたりしてたけど、あそこに僕の居場所はない。例え思いがあっても、本当の気持ちがあったとしても、私を生かすために、私を求めていた人を傷つかせないにも、僕はもう戻ることがないだろう。
だから、あなたはありのままでいいんだよ。僕もありのままのあなたが好きだから。短い間だったけど、あなたの努力を見てきたから。努力は裏切らない。
いやはやまさかこんなにたくさんキモい言葉を書いちゃった。
ここまで読んでくれてほんとありがとうね。
所詮赤の他人が書いたものだから気にしなくていいよ。キモいなと思ったら削除して構わない。
長年の葛藤、これでやっとケジメをつけた。
例えあなたが読むことがなくても、これは僕にとっての救いなのかもしれん。
最後に、
どうかあなたにとっての幸せが見つかるように。
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