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本書作者的訪問 『娘の友達』萩原あさ美インタビュー 

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一堆日文 只看得懂一點 原來作者是剛離婚不久的大媽
『娘の友達』萩原あさ美インタビュー 「自分の反省の気持ちと、『わからない相手を知りたい』という欲求が合わさった作品」-自己を抑圧する現代人へ贈る、“ミドルエイジ・ミーツ・ガール”ストーリー
君に出会わなければ、正しくて、つまらない人生だった──。
 家庭では家庭の、会社では会社のしがらみに縛られ、いつしか“理想的な自分”を演じるように生きている主人公・晃介。だが彼の人生は娘の友達である少女・古都との出会いにより180度変化することとなっていく。社会の中で自己を抑圧する現代人へ贈る、“ミドルエイジ・ミーツ・ガール”ストーリー。
この子はこの子の行動原理で生きている
──本日はお忙しい中インタビューを受けてくださりありがとうございます! また、『娘の友達』単行本2巻が11月13日に発売ということで、そちらもおめでとうございます!
萩原:ありがとうございます。
──今日は色々とお話を聞かせて頂ければと思っております。早速ですが『娘の友達』を連載することになった経緯を聞かせて頂けますか?
萩原:前々作『B級シネマ少女組inグラインドハウス』も前作『バイバイ人類』も原作の方がいらっしゃったので、一度自分で1から作品を描いてみたいなぁと思ったのがきっかけですね。描いてみたら私の趣向が出て、前2作とは全然違うのになっちゃいました。


IP属地:中国台湾1楼2019-12-05 19:47回复
    担当編集:萩原先生との出会いは2年前に共通の知り合いに紹介してもらったのが始まりで、その時は『娘の友達』とは中身は違うけど、プロトタイプみたいなネームを読ませて頂きました。それはアパートかマンションの前かで女の子を拾うみたいなお話で……。
    萩原:あぁ~あれはまた全然別のやつです(笑)。『バイバイ人類』連載中に描いたんですけどお蔵になってた作品なんですが、折角描いたので読んでもらえる機会だと思って持っていったんですよね。
    担当編集:全然別だったんですか(笑)。あれがプロトタイプなのかと思ってました。
    ──前作のお話が出ましたが、確かに全然雰囲気が違いますね。『バイバイ人類』はパニックホラー要素が強い作品でしたし。私自身『バイバイ人類』も『娘の友達』も両方読ませて頂いていたのですが、途中まで同じ萩原先生の作品だと気づかないで読んでいたくらいです。
    萩原:え、本当ですか? でも確かに、ベタの入れ方や線の入れ方が『バイバイ人類』は少年誌向けで、『娘の友達』は青年誌向けという意識で少し変えているので、そのせいかもしれないですね。『バイバイ人類』は少年誌テイストが強かったんですけど、私自身は実は少年誌よりも青年誌が好みで。
    ──『娘の友達』の物語が生まれることになった経緯も聞かせて頂けますか?
    萩原:自分自身の話になっちゃうのですが、実は私……去年から一昨年頃に離婚をしていまして……。
    ──えっ!
    萩原:離婚した前の旦那さんはいわゆる普通の会社員で、私は普通とは違う職業なので価値観が全然違って、結婚生活の終盤は「なんでこんなにお互いが言ってることが違うんだろう」という状況になっていたんです。
    そういう状況になってしまったことへの反省の気持ちと、私が元々持っていた「わからない相手を知りたい」という欲求が合わさってこの作品ができました。


    IP属地:中国台湾2楼2019-12-05 19:49
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      2025-06-06 13:04:56
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      ──確かに『娘の友達』を読んでいるとわからない人物が多数出てきますね。その代表格は晃介目線から見た古都ちゃんですが。
      萩原:古都の考え方や感情は、私自身の中にある感覚のもと組み立てています。それにプラスして「どうやこの女の子は可愛いやろ?」っていう気持ちも加えていますけど(笑)。
      担当編集:出会った時から萩原先生は「他人には行動原理がよく分からないけど、この子はこの子の正義で生きている」ということが伝わってくる、ミステリアスな魅力を持つ女の子を描く作家さんでしたね。
      僕がプロトタイプだと思っていた作品を初めて読ませて頂いた時も、「なんでこの女の子は拾われて、拾った男の家に住みつくんだ?」と思いましたし。でもそんなよくわからない女の子なのに、不思議と芯は通っていたんです。
      萩原:打ち合わせをしだした最初のころは私のネームが本当にへたくそで、「このキャラクターの行動原理が理解できない」「このキャラクターは頭がおかしい」ってたくさんダメ出しを受けました(笑)。最近はそれも減ってだいぶ上手くネームが描けるようになってきた気がします。
      ──その「頭のおかしさ」っていうのは、公開されているエピソードにも多少残っていたりするんですか?
      担当編集:残っている部分もありますね。普段から打ち合わせをしている担当の僕でも、いまだに古都ちゃんの行動原理はわからない部分が多いんですけど、それはそれで萩原先生の中で筋が通っているのなら良いかなと思って進めています。
      萩原:大丈夫です。古都の行動原理は私の中にはしっかりとありますから!


      IP属地:中国台湾3楼2019-12-05 19:50
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        ──古都ちゃんは萩原先生の中に確固たる形があるんですね。そうした上で敢えて主人公を晃介にしたのは何故なのですか?
        萩原:主人公を女性の古都じゃなくて男性で会社員の晃介にしたのは、読者が男性になることが予想されたのでそれに合わせたというのがありますね。
        一方で、私自身は会社員をやったことがないので、彼を描くのはなかなか難しいです。毎回どういう考え方をしてどういう人なのかと悩んで、周りの人に教えてもらいながら描いてます。
        ──きっと作中の晃介の娘の美也ちゃんも、そういう風に晃介のことを見ているんでしょうね。美也ちゃんと言えば2巻に収録されるエピソードで彼女に接触する三崎君というキャラクターが登場しますが、あの二人はどのように生まれたのでしょうか?
        萩原:あの二人は特にモデル等は無く、自然に生まれました。あの二人のエピソードは考えてはいますが、どこまで描くかは匙加減次第なのでこれからどうなっていくかは未定ですね。
        ──美也ちゃん関連でいうと、作中で晃介の奥さんの姿も描かれていますが、今後その辺りの話が掘り返されることはあるのですか?
        萩原:どうだろう……『娘の友達』は、“夫婦”よりも“親と子”を意識してるところがあるんです。奥さんが生きてたら晃介と古都の関係は不倫に近いものになると思うのですが、不倫って夫婦という対等な関係の中で片方が裏切るという物じゃないですか。
        でも、晃介と美也は”親と子”なので対等じゃ無い。奥さんの話よりも、その辺の関係を描けたらなと思っています。
        ──不倫という言葉で古都のお母さんや美也ちゃんが、携帯や財布を調べたりするシーンを思い出しましたが、男としてはああいうシーンに恐怖を感じてしまうところがあります。別に探られてまずいことがあるわけではありませんが!!


        IP属地:中国台湾4楼2019-12-05 19:51
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          萩原:あのシーンは私も「本当はこんなことしないんじゃないかな?」って思いながら描いてたんですけど、ちょうど昨日アシスタントさんと話していたら「女は意外とこういうことする」っていう結論に至りました。
          ──世の男性は気を付けなくてはいけませんね。探られてまずいことがあるわけではありませんが。
          萩原:女性は、男性とは別の所で怖い一面もありますからね(笑)。
          ──毎話のエピソードの組み立て方についても、お話を聞かせて頂けますか?
          担当編集:『娘の友達』はネームよりもその前のプロットの打ち合わせを結構厚くやっていますね。萩原先生の中にある言語化できない古都ちゃんの行動原理って、僕自身も曖昧にしか理解できないんですけど、僕や他の人たちの中にもある「人間の本質」に近しい何かがあるような気がしていて……。
          打ち合わせでは僕らの様な一般人の中にある感覚と、古都ちゃんの持つ不思議な感覚の共通項を探す作業を主に行っているという感じですね。
          その作業が少しずつ進んでいっているので、今読んで下さっている読者の方々には理解できない古都ちゃんの感覚も、最後まで読んで頂くことによって「古都ちゃんって実は一番ピュアで、ぶれずに生きていていたんだ」って思ってもらえるんじゃないかと思っています。
          その次段階のネーム作業は、萩原先生がどんどん上手くなっていっているので最近はそんなに時間かかってないですね。
          萩原:私は一人で連載をするのは初めてなので、最初のころは担当さんに「教えて下さい」ってお願いして「こうやって組み立てるんやぞ」と沢山指導を頂きました……!


          IP属地:中国台湾5楼2019-12-05 19:53
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            担当編集:いやいや(笑)。でもそうですね、企画段階の時に1巻分のネームを制作して頂いたのに、編集長OKが出ずに描き直しになったことはありましたね。
            そのネームは1巻時点で、古都ちゃんのバックグラウンドが大枠明かされていたりとかなり話の展開が速かったので、そこから戦略を変えスピードをかなり落としてゆっくりしたテンポにしたんです。それが今結果的にうまくいってるのかなとは思ってます。
            ──1巻のネームが先にあったということは、描きたいテーマやエピソードは萩原先生の中に既にあって、毎話の打ち合わせでそれをどれ位出していこうか話し合いながら組み立てている……という感じなのでしょうか?
            萩原:どうなんでしょう? そういう感じですか?
            担当編集:そういう感じですね。
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            萩原:そういう感じです!
            ──ちなみになのですが、萩原先生の中で物語の結末はもう決まっていたりするのですか?
            萩原:結末は明確には決めていないですね。描きたいことは決まっていますが……。
            ──どうなるのか楽しみです……! そうやって今まで描いてきた中で、読者さんの反響が大きかったエピソードなどはありますか?
            萩原:私は反響とかはあんまりわからないですね……。皆さんにどういう風に読まれているのかもあまりわかっていないくらいで。ネットの反応はたまにTwitterなんかで見ますけど、読者さんはそう読むんだ……そうなんだぁ……って思うくらいで……(笑)。


            IP属地:中国台湾6楼2019-12-05 19:53
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              担当編集:お風呂で脇を剃っている回や、犬のおしっこの回は反響が大きかったですね。
              ──確かにどちらも意味深なシーンでしたね。
              担当編集:犬のおしっこ回は、萩原先生がある打ち合わせの時に「犬のマーキングの夢を見た」って言い出したことがきっかけで出来上がったエピソードなんです。
              萩原:あ~~確かそうでしたね!
              担当編集:あの回は「マーキング」をキーワードに組み立てた回で、打ち合わせ中に色々な話をして楽しかったですね。『娘の友達』は、読んでくださった読者さんの間で議論が起きたら成功ですねと話している作品なので、犬のおしっこ回はネット上で議論が起きてて僕はうれしかったです(笑)。
              ──制作体制についてもお話を聞かせて下さい。何度か最初はネームが苦手だったという話が出ていましたが、一人で週刊連載をするにあたって何か工夫していることなどありますか?
              萩原:うーん……。人に迷惑をかけることですかね? つらい! できない! と言ってたくさん人に、主に担当さんに頼ってます(笑)。
              あとは、アシスタントさんの体制を変えたことかな? 『バイバイ人類』の時は募集をかけてアシスタント業界の人にその場その場で来てもらってという形だったんですけど、漫画を描きながら雇用の管理をするのがとても難しかったので、今回は連載前から固定のアシスタントさんを固めてしまいました。
              そうすることで「この絵のことは任せた!」って言えるくらいの体制が出来上がってとても気持ちが楽になったので、それが工夫ですかね。あとは人に迷惑をかけることです!
              担当編集:(笑)。アシスタントさん達は、連載1年前くらいから「萩原スタジオ所属」みたいな形になってもらっていたんですよね。連載が始まる前の時期は、「萩原スタジオ所属」のアシスタントとして他のアシスタント先に行きつつも、萩原先生の絵柄に合わせた練習をして、能力的にすごく優秀なアシスタントさんチームが出来上がっていますよね。
              萩原:アシスタントさん達は今度ドラマ化する、『モーニング』で連載していた『テセウスの船』に入らせて頂いたりして、すごく勉強になったみたいです。本当に助かりました。


              IP属地:中国台湾7楼2019-12-05 19:55
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                ──長時間お話ありがとうございました! 最後に最近のおすすめの漫画を教えてください。
                萩原:答え、ちゃんと考えて来ました!(笑)。『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた山本直樹先生の『ありがとう』という漫画をおすすめしたいです。家族をテーマに描かれているちょっと古い漫画で、エロやグロの描写がすごいんですけどおすすめしたいです!
                夫婦2人と娘2人の4人家族の話なんですけど、お父さんは単身赴任して家にいなくて、お母さんはアル中、お姉ちゃんはほわっとしてて、妹はしっかり者なんです。ある時お姉ちゃんが暴走族みたいな悪い連中に上手いことやられて、1話の冒頭で家の中で滅茶苦茶に乱暴されるんです。
                そんなお姉ちゃんの隣でお母さんはアル中でぼーっとなっちゃって何もしないで酒飲んでて……。
                ──と、とんでもない状況ですね。
                萩原:そんな中に単身赴任中のお父さんが帰ってきて、「何をやってるんだ! 家が荒れている! 警察なんてアテにならないから俺が何とかする!」って家にいた暴走族を一旦やっつけるんだけど、今度は家の周りを暴走族に囲まれている中で籠城することになり、犬の生首とかを投げ込まれる中「今日はお姉ちゃんの誕生日だから皆でケーキを焼くぞ!」って言って一生懸命ケーキを焼いて……っていう感じで話が進んでいくんですよね。
                ──情報量の多さ……! 読んだこと無かったので読んでみます……!
                萩原:山本直樹先生は私が大好きで尊敬している作家さんで、エロもグロもすごく描くんですけど、その描き方がめちゃくちゃ冷たいんですよ。
                キャラクターの誰にも感情移入せず、誰も大切に思っていないかのようなテンションで物語を描いていくのがすごくて……それが私の作品に影響を与えているのかどうかはちょっとわからないんですけど(笑)、大好きなのでおすすめです。中高生の時に読んで、「生きていくのは大変なんだな」って人生の糧になりました(笑)。
                ──その他におすすめの作品はありますか?
                萩原:安田弘之先生の作品も好きです。おすすめは『ちひろ』と今その続編として連載されている『ちひろさん』です。
                あとは新田章先生の『あそびあい』も好きですね。とても面白いですよ! ぜひぜひ読んでみてください!
                ──本日はありがとうございました!
                今回のインタビューの実施を記念して、萩原あさ美先生の直筆サイン入り色紙を1名様にプレゼントいたします!


                IP属地:中国台湾8楼2019-12-05 19:57
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                  2025-06-06 12:58:56
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                  IP属地:中国台湾11楼2019-12-05 20:04
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                    IP属地:中国台湾12楼2019-12-05 20:07
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                      感谢分享


                      IP属地:辽宁来自Android客户端13楼2019-12-05 20:36
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                        作者萩原あさ美本人正在工作室創作的背影,桌上擺的是他上一部連載的作品
                        原文: https://japan.cnet.com/article/35087286/3/


                        IP属地:中国台湾15楼2019-12-05 21:58
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                          感谢搬运!


                          IP属地:广东来自Android客户端16楼2019-12-05 23:19
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                            这简直就是报复社会的一部作品,真的胃疼,疼的让人想往下看。


                            来自iPhone客户端17楼2019-12-06 15:28
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                              2025-06-06 12:52:56
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                              感谢大佬


                              IP属地:广东来自Android客户端18楼2019-12-07 14:17
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