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――お忙しい中ありがとうございます。本日は先ほどまでアフレコに立ち会われていたそうですね。
時雨沢恵一氏(以下、時雨沢):そうなんです。TVアニメ『SAO』第2期の《ファントム・バレット》編の時は銃器監修だけでしたが、今回は原作者として、脚本会議から銃器などの監修まで全部やってます。アフレコにも出ますし、おそらく時間が許す限りダビング(※効果音等をつける作業)にも出ますし、という感じで、ひと通りフルに携わっています。
――そんな本作のアニメ化が決まった時の率直な感想をお聞かせください。
時雨沢:これ最初、びっくりしたんですよ。というのも、まず私が執筆している『キノの旅 -the Beautiful World-』の新たなアニメ化が決まって、その数ヵ月後に『GGO』の企画書をいただいたんです。放送時期は半年ほど間が空くけど、作業としてはかぶってくると。なんだかすごい忙しくなっちゃうなー! うれしいけど、『キノの旅』の作業が終わってからでもよかったなー(小声)とか思いつつ(笑)。とはいえ、もちろんうれしかったですね! 特にこの作品はみなさんご存知のように、もともとは川原礫さんの『SAO』の世界観をスピンオフという形で使わせていただいたので、それがアニメ化できたということは、自分が原作を書いた作品としてまずうれしい。そして川原さんに褌をお借りしてとった相撲ですけど、『GGO』のアニメを通して、これまで以上に多くの人に『SAO』の世界を届けられるということで、自分の作品がアニメ化されるのとはまた別の喜びがありますね。
――『GGO』は『キノの旅』でタッグを組まれている黒星紅白氏との黄金コンビで贈るスピンオフ作品ということでも注目されていますね。
時雨沢:そうなんです。今回の『GGO』もずっとコンビを組んできた黒星さんにやってもらって、たくさんの銃や女の子を描いてもらいました。アニメでは黒星さんの描くかわいい女の子キャラクターたちが動くということで、非常に楽しみですね。今回は『SAO』好きの方に、新たに時雨沢恵一×黒星紅白を知っていただければ、うれしいですね。アニメ公式サイトでは、黒星さんの描いたキービジュアルを画面いっぱいのサイズで見ることができますよ!
――アニメの見どころはどんなものとなるでしょうか。
時雨沢:アニメはやっぱり動くということが他の媒体と違う大きな特徴ですので、大活躍する主人公のレンちゃんのアクションシーンが見どころかなぁ。VRゲームの仮想世界では銃を持って戦うちっちゃい子が、現実世界では183cmという身長にコンプレックスを持つおとなしい女子大生、というギャップも見どころの1つですね。新人の楠木ともりさんがレン役をがんばって演じてくださっています。新人さんですがまったく不安なくレンをお任せできています。川原さんの『SAO』シリーズはキリトやアスナといったメインキャラクターは現実世界と仮想世界の人物像が似てるんですよね。でも私はそれを踏襲せず、リアルとアバターの二面性をわざと出して、あえてギャップを設けたんです。だからアニメ化した時、キャストさんを決めたり、演じていただくのは大変なんじゃないかなーと思っていたんですが、それはまったくの杞憂でした! 本編をぜひ楽しみにしてください。あとは、銃もたくさん出てきます!
――時雨沢さんがVRゲーム《GGO》をプレイするとしたら、どんな楽しみ方をしたいですか?
時雨沢:自分が好きな銃をお金が許す限り買い込んで、ガンロッカーみたいなものに百丁くらい並べて、「今日はこれ持っていこうか」みたいなプレイをしたいです。リアルマネーをつぎ込めるゲームなんで課金しまくって(笑)。時間がないからキャラクターはあまり育てられないでしょうね。それと、敵と戦うのもいいんですけど、《GGO》の舞台である崩壊した廃墟世界を堪能したいですね。世紀末っぽい廃墟の間をのんびり散策できたらなぁと思います。あとは、《GGO》にもパソコンアイテムがあるので、それを使って仕事したいですね。
――川原さんも以前インタビューで、同じことをおっしゃってました(笑)。
時雨沢:ですよねー。川原さんが仕事してる隣で、私もいっしょに仕事します(笑)。