9時のNHKニュースです。EU=ヨーロッパ連合は15日に開いた収納会議で、イギリスとの間で進めている離脱交渉について、十分な進展があったとして離脱後の将来の関係等次の段階の話し合いを始めることを承認しました。EUは15日ベルギーのブリュッセルで首脳会議を開き、イギリスを除く27か国の種の首脳がイギリスとの間で進めている離脱交渉について協議しました。この中で各国の首脳は、交渉の第一段階となる離脱の条件について、先週イギリス側と基本合意に達し、十分な進展があったとして、離脱後のイギリスとEUの関係等、第二段階の協議に移ることを承認しました。これについてEUの「トウスク」大統領は会議の後の記者会見で、「双方を将来の関係について、EU内部の準備をする時だ」と述べ、交渉の進展に期待を示しました。ただこれまでの交渉で合意できず、事実上先送りした問題も少なくない上、複雑な通商協議を含む第二段階の交渉を短期間で終わらせるのは困難だと見られています。更に、イギリス国内では、今後、EUとの間で結ぶ離脱合意について、議会の承認が必要だという声も高まっていることから、イギリス政府がEU側との交渉で思い切った決断をするのは難しいという見方もあり、メイ首相が国内を束ねていけるかどうかも懸念材料となりそうです。
イギリスを訪れている小野寺防衛大臣は、ロンドンで行われた日英両国の外務防衛の閣僚会合「2+2」に出席した後、日本時間の昨夜、南部ポーツマスの海軍基地を訪れ、イギリスの海軍史上最大の空母「クイーンエリザベス」を視察しました。この後、小野寺大臣は記者団に対し、安倍総理大臣が年明けから防衛力整備の指針となる防衛計画の大綱の見直しに向けた議論を本格化させる考えを示したことに関連して、「北朝鮮が核ミサイル開発を大きく進展させ、中国は軍事力を増強し、ロシアも北方での活動を活発化させている。これらに適応する形で考えて欲しいというのが安倍総理大臣の考えだ」と述べました。また小野寺大臣は、防衛計画の大綱と共に、来年策定の議論が行われる次の中期防=中期防衛力整備計画について、防衛装備品の選定や調達方法の抜本的な改革を進め、コスト削減を進める考えを示しました。
国連で北朝鮮の人権状況の調査を担当するキンタナ特別報告者が昨夜東京で拉致被害者の家族と面会しました。この中でキンタナ氏は、「長年被害者の帰国に向けて尽力されてきた皆さんとの面会は力になります。これまでの経験を私と共有していただき、解決に向けて努力したい」と述べました。これに対し、拉致被害者の家族会代表で「田口八重子」さんの兄の「飯塚繁雄」さん(79)は、「拉致問題は日本政府が主体的に取り組まなければならない問題ですが、国際的な世論の高まりも必要です。拉致の残酷な実態を聞いてもらい、被害者が早く確実に帰国できるようにして頂きたい」と求めました。面会はこの後非公開で行われ、高齢となった拉致被害者の家族が相次いでなくなっている現状等についても話が出たということです。面会の後、飯塚さんは、「今も助けを待つ被害者がいるんだということを伝えた。来年の人権理事会への報告がきちんと生かされるよう、具体的に進めて欲しい」と話しました。
イギリスを訪れている小野寺防衛大臣は、ロンドンで行われた日英両国の外務防衛の閣僚会合「2+2」に出席した後、日本時間の昨夜、南部ポーツマスの海軍基地を訪れ、イギリスの海軍史上最大の空母「クイーンエリザベス」を視察しました。この後、小野寺大臣は記者団に対し、安倍総理大臣が年明けから防衛力整備の指針となる防衛計画の大綱の見直しに向けた議論を本格化させる考えを示したことに関連して、「北朝鮮が核ミサイル開発を大きく進展させ、中国は軍事力を増強し、ロシアも北方での活動を活発化させている。これらに適応する形で考えて欲しいというのが安倍総理大臣の考えだ」と述べました。また小野寺大臣は、防衛計画の大綱と共に、来年策定の議論が行われる次の中期防=中期防衛力整備計画について、防衛装備品の選定や調達方法の抜本的な改革を進め、コスト削減を進める考えを示しました。
国連で北朝鮮の人権状況の調査を担当するキンタナ特別報告者が昨夜東京で拉致被害者の家族と面会しました。この中でキンタナ氏は、「長年被害者の帰国に向けて尽力されてきた皆さんとの面会は力になります。これまでの経験を私と共有していただき、解決に向けて努力したい」と述べました。これに対し、拉致被害者の家族会代表で「田口八重子」さんの兄の「飯塚繁雄」さん(79)は、「拉致問題は日本政府が主体的に取り組まなければならない問題ですが、国際的な世論の高まりも必要です。拉致の残酷な実態を聞いてもらい、被害者が早く確実に帰国できるようにして頂きたい」と求めました。面会はこの後非公開で行われ、高齢となった拉致被害者の家族が相次いでなくなっている現状等についても話が出たということです。面会の後、飯塚さんは、「今も助けを待つ被害者がいるんだということを伝えた。来年の人権理事会への報告がきちんと生かされるよう、具体的に進めて欲しい」と話しました。