― 今回はオーディション形式だったそうですが、どの役を受けましたか?
![](http://imgsrc.baidu.com/forum/w%3D580/sign=1f8bc6b36163f6241c5d390bb745eb32/9553d0134954092330c02ef49858d109b1de49f5.jpg)
代永 僕は沖田でした。
木村 え〜と、斉藤と沖田、あと土方。
木村 テープオーディションだったんですが、無意識のうちに“歳三”を“さいぞう”って言っていて……。
代永 わかるような気がする。
木村 テープを送る前に確認した時、なんか変だなと思って録り直しましたね。面倒だからそのまま送ろうかとも思いました(笑)。
― 『にぶんの壱』に出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
木村 他のキャストが気になりました。
代永 それは気になりましたね。
木村 まだ(高木)渉さんやこにたん(小西克幸)、蒼井(翔太)くんの演技は聞けていないんですけど、俺の中では梅ちゃん(梅原裕一郎)の演技が新境地だと思いましたね。まぁ、達(鈴木達央)は安心。
代永 そうだね! あんなにツッコんでいる梅ちゃんは初めて見たし、あと蒼井(翔太)くんが原田左之助なんだっていうのがビックリしました。
木村 あとは、代永が、もうちょっと喋ればいいなって。
代永 (笑)。自分でもこんなに喋らないのかってビックリしている。合間あいまで出てきて、基本周りがワイワイとやっている様子を見ているのが沖田なんですが、あまりツッコんだりしていないですね。
― 土方役の鈴木達央さんと共演されていかがでしたか?
代永 たっつんの一番得意なところがストレートに来たなって感じですよね。達自身も今回、主人公が初めてって言っていたので……。
木村 えっ!?
代永 初めてなんだって! ビックリでしょ!! 自分がやる主人公ものは初めてなんだって。
木村 光栄ですね。
代永 たっつんが一番嬉しいというのが伝わってきていて、そこに僕らが乗っかっていくという感じがします。
― 代永さんは、沖田総司を演じてみていかがでしたか?
代永 凄くやりやすかったです。僕の中の沖田像というが、ちょっとのほほんとしている感じだったんです。鬼子になった時や闘いになる前の沖田というのは、どこかちょっとのほほんというか優しいというか、何を考えているのかよくわからない不思議な感じの人なので、そこを意識しました。何よりも新撰組に関われたのが嬉しかったです。今回初めて新撰組に関わることができました。
木村 初めてなんだ!?
代永 ゲームとかでもやったことがなかったんで、それが嬉しくて。沖田も演じてみたかったので、そういう意味でも選んでいただいて嬉しかったです。
― 木村さんは、斉藤一を演じてみていかがでしたか?
木村 めっちゃ楽しいですよ、本当にクソ野郎なんで!
代永 斉藤のイメージいろいろ変わるよね(笑)。
木村 こういう手のかかるヤツがひとりいてもいいなって思うし、芝居もわりと大きく、抑えることなく伸び伸びとやれました。機会があれば本編もやりたいなと思いますね。
― 見どころを教えてください。
木村 演出もそうなんですが、キャラクターそれぞれの個性の中の強い部分を引っ張り出そう引っ張り出そうとしているのは感じられますね。
代永 そうですね。多分これだけ凄いメンバーが揃っているので、個性が被るということはないでしょうし、今回これまで演じたことのないような役をやられている方が結構いたりするので、そういう意味でもとても面白いキャスティングだなと思います。このアニメを観てくれる方もそこはビックリすると思いますし、楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
― 『ちるらん』のファンの方は、『新撰組鎮魂歌』もアニメで観たいと思っている方も多いと思います。
木村 まずTVアニメ『にぶんの壱』を楽しんでいただいて、声を大にして「面白かった!」と言っていただいて、さらに声を大にして「『新撰組鎮魂歌』を観たい!」と言ってください。
代永 『新撰組鎮魂歌』のほうも観たいです!」っていう声が多ければね。
― 最後に、ファンの方にひと言お願いします。
木村 『にぶんの壱』はパロディものなのですが、もちろん自己紹介もするし、完成したお話になってます。これだけ観ても腹を抱えて笑える、バカバカしく楽しい作品です。合わせて、本編である『新撰組鎮魂歌』のほうも手に取ってください。めちゃくちゃ面白い漫画なので、こちらはこちらで楽しんでもらえると思います。尚且つ、『新撰組鎮魂歌』のほうのシリアスな面を知ってからTVアニメ『にぶんの壱』を観ていただけると、2倍3倍楽しめると思いますので、是非是非、本編のほうと合わせて見ていただけるとより楽しいかと思います。TVアニメ『にぶんの壱』を観ていただいてからで本編を読んでいただいてもいいですし、どちらが先でもいいので、両方楽しんでいただけると嬉しいです。
代永 『にぶんの壱』は新撰組の中でも日常を描いた部分が多いので、そういう意味でも笑って観ていただけると思います。また、『新撰組鎮魂歌』を読んでいただいている方には、より新撰組の仲の良さだったり、各々の考えを持ってこの「試衛館」に居るんだなということを感じながらアニメを観ていただけると楽しめるかと思います。本編のほうは闘いのシーンが多く、血しぶきも飛びまくっていますが、そういうのにちょっと疲れた時に、『にぶんの壱』を観て笑っていただいて、また刺激が欲しくなったら本編を見ていただいてと、2倍楽しめる作品になっていますので、是非、応援していただければ嬉しいなと思います。