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IP属地:福建1楼2008-09-21 21:10回复
    第一部分 
    http://masami.jpoping.com/read.php?tid=19043&page=e&#a


    1 在圣地瓦拉纳西


    我现在,正身处印度的瓦拉纳西。刚才,这个时间,离开了一直生活的国家日本,非常非常不可思议的微妙的心情······。
    印度,与日本同属亚洲的一部分。从地图看的话,是位於日本列岛左边稍下的国家。从中国传到日本,佛教发源地的国家。而且,也是今次电视剧中我扮演的旅人所到的国家----。
    散发著非常不可思议的魅力,前所未有的国家。哦,咖喱的国家?这些,就是我离开日本前所知的印度知识。

    海外旅行,跟父母一起的只有二次。
    除此以外的海外经验,当然有很多出国的工作,不过,以自己的意志和金钱出发的,只有2006年的那一次。
    现在身处的印度,也不是作为个人旅行而来,而是因为拍摄电视剧这工作。
    怎麼也不会到的这个地方,可以做到平时不能做的事真好,怀著这样的心情来了。

    那麼,好像有点转折,为甚麼我会来到印度这国家的······。
    此次工作,是大部分拍摄在印度进行的,鲁莽的(?)电视剧拍摄。
    经理人先生说,因为会得到对我来说必要的经验,是个值得演的角色而极力推荐。
    试读原作的话,觉得是意想不到的搞笑作品[注∶只是猜的...],而且剧本是一直憧憬的宫藤官九郎先生。更重要的是,没有尝试过的作品·角色非常富有魅力,无论如何都想试一下!衷心的这样想。
    恒河呀蝶泳呀,做甚麼uuu······u···u?   
    ······u?
    是那样!!
    我,来印度做甚麼,隐藏甚麼,其实是为了「在恒河蝶泳」而来。
    我讨厌太普通的女演员之类,不想成为那样的人。虽然经常被人说在改变著,对了,有时候像鞭鞑无知的自己似的而去印度!!那样在背后大力的推了一下!
    呀哈哈!!

    其实,这个「去呀」的瞬间,是作为女演员最快乐的时候。
    之前,一个人「去呀!」那样前进并制作课题,鞭鞑自己。
    不管什麼都不擅於坦率的我,虽然几乎没有跟别人说,总是这样豁出去好像寻求刺激地思考。

    我基本喜爱过悠闲的私人时间。虽然自己的性格总是没弄清状况就行动,但不是因为非常积极,也不是充满欲望的人,无论怎样喜欢平凡的东西。
    算不了甚麼的一日。
    在那里的一日。
    可以做回自己的一日。
    跟甚麼人在一起,心里很踏实的一日。
    这样的一日时间,让我再次确认自己是一个人,让我精神地生活。普通的平凡的一日,我的最喜欢的时间--。

    但是,仅仅那个是不行的······。
    我不会忘记为了生活而工作。
    在很多人生活的世界,我幸运地可以做到女演员这职业。工作之后,总算可以吃饭。
    没有工作的人不准吃的原故。
    每天无论怎样忙碌辛苦,吃东西的时候可是非常幸福哟。
    特别是我的这个职业不是谁都有机会做到,能找到如此美好的职业,就更觉自己幸福呢。
    真的很幸福。

    算不了甚麼的一日。
    在那里的一日。
    可以做回自己的一日。
    普通的平凡的一日,我的最喜欢的时间--。

    女演员,(日文) 可以解作「出色的女人」,也可以解作「温柔的女人」?
    出色的人,总觉得以半吊子的努力和心情是做不到的,而且又没有特别想变得聪明,所以我不想选这个。
    「温柔的人」,正正是我一直以来所憧憬的目标。
    通过女演员这身份,以不断成长作为目标。
    为了每天不断的成长,不单坚持自己的意志,倾听周围的人的意见,也会挑战平时自己不会做的事呢。
    一直这样的提醒自己。

    在电视剧和电影中演了不同的角色,每一个登场人物,都经历过各种各样的人生,
    对於我演的角色,全部都感得可爱。
    演之前,对角色从前这样的有苦有乐,有稍微神经质的地方吗······之类,与角色面对面地想像各种情况。
    如果时代设定在我出生之前,就调查一下当时的情况,如果有原作就多读几次,也会想像自己演绎的人物今后将会有怎样的际遇。
    并不是被要求才这样做。积极工作,虽然有快乐也有烦恼的事,但非常充实。


    IP属地:福建2楼2008-09-21 21:14
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      2 艰辛的印度外景的记忆


      由於外景拍摄的关系,我现在,来了印度的瓦拉纳西。名古屋电视台开业45周年纪念特别剧「在恒河蝶泳」。这本书出版的时候,剧集的DVD也发售了哟。
      如标题所言,在恒河蝶泳了!!
      这是以一个女大学生在首次的海外旅行中、只身闯荡印度的真实故事改编。
      有人真的实际地做了那样的事。
      真的感到非常吃惊!的作品。
      虽说是真事,真的太奇怪了,我姑且不论,原作者的心情确实是那样吗?很自然地想。
      试著读原作,也试著读剧本,虽然总有点可怕的预感,如果坚持去了,总会有辨法······那样想著开始了印度的外景拍摄。

      在德里、加尔各答、菩提伽耶一路拍摄,现在终於有闲情逸致「很辛苦呀~」那样回想之前的路程。我正身处恒河流经的圣地瓦拉纳西。
      想一想,来了印度大概三星期。可能会被经常旅行的人或非常喜欢印度的人「还有甚麼没趣的事要说?」那样取笑,果然为工作而来就不能放松心情吗?
      在第一次踏足的异国土地,不是应该有初次接触的出乎预料的事吗?当然,旅行是快乐的事,但是不得不同时面对电视剧和印度两者的时候,我的信息处理机能就好像快接近上限而瘫痪那样严重。
      而且,摄影队来的这个季节又热又多雨,是最艰辛的时间。跟熟悉印度的人提起的话,一定会「为什麼选这种时候拍摄!?」那样瞪大眼睛。
      真的,跟自然搏斗非常壮烈。
      建基於「最坏情况」的「死心」。
      无论怎样,这是克服严酷的印度外景拍摄的重要心理准备呢。

      我在生活中经常会考虑最差的情况。
      今次也是一样,怀著这种觉悟踏上印度的土地。
      受了一点挫折就悲观地看所有事,因改不了的悲观性格而心情变得低落的你。事实上,那简直是正面的积极的生存方式哦。
      换句话说,如果经常做好最坏的打算,甚麼事都不觉得可怕!
      眼前发生的事,全部都比我想像过的「最差」好一点。甚麼?这样简单☆呢。
      能想像的最坏的状况之类,实际上就不会发生。
      老实说,今次的旅程也有差不多到了最恶劣的时候,但心情也算轻松地跨过了到现在为止漫长的印度外景拍摄。
      一个一个的跨过了而可以如此的在这里回忆,什麼都不可怕哟。

      其实从出发往印度的一周前开始我的身体有点不妥,要用言词表示的话,虽然说不上非常肮脏······。呀,这是划时代的!变成文章的话大胆就可以!!请做好心理准备后才听!!!因为紧张和不安,我的肚子腹泻大作。
      「一般而言,去印度健康应该都会变坏哦?」
      那样被工作人员说了,可能是害羞吧,不知如何是好呢。
      从很早以前开始,体质总是让紧张往下走,为宣传电视剧或电影而出席综合节目之类前也会突然的咕噜咕噜。天生就是这样,怎麼也治不好。
      一直以那样的健康状态到印度。最后完全变成了水哟。嗯?什麼?请恕我无法说下去了★

      从德里乘飞机到加尔各答。
      不管怎样,肮脏!吵闹!
      虽然成了感想非常抱歉,在这里的拍摄太困难了······。
      我们来这个城市的时候,怪物季候风在报纸新闻上引起骚动,完全受天气摆布了。
      当然,外景队在雨季到了印度,虽然在印度人也讨厌的季节到这里也可说是失败了······。
      加尔各答,每天都在下雨,道路也理所当然地化为波涛汹涌的大河。
      因为道路差不多经常滞塞,并不是印度人性急,但汽车的喇叭总是呠呠呠呠!一有空暇,呠呠!

      唔~······吵耳呀。听著这噪音头昏脑胀似的。
      但是经过这混乱的道路往拍摄现场途中,被车窗外的风景吸引住了。
      穿过热闹的繁华街,四周都是广阔的原野,挺拔的树林像围起它一样地耸立,也有足球的球门。
      有这样的地方······。   
      因为印度原本是英国的殖民地,所以残留著那个面貌吧。但如果仔细地看,在那个球门周围有几头小马,再仔细地看连牛和羊都有······有点不协调的感觉?
      啊!但因为是印度这样就可以了,那样调整心情再看,在那里有二十人左右的男子不知道做甚麼好像快乐地喧闹著。
      


      IP属地:福建3楼2008-09-21 21:15
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        原文∶

        2 过酷なインドロケの记忆

        ってなことで、私は今、インドのバラナシというところに来ています。メ~テレ开局45周年记念ドラマスペシャル「ガンジス河でバタフライ」。この本が出版される顷には、DVDになって発売されてますよ。
        タイトルの通り、ガンジス河でバタフライしちゃいます!!
        これは、一人の女子大生が初の海外旅行でインドを縦断したという実话に基づいたお话。
        実际に本当にそんなことをしてしまった人がいるんです。
        ホントにおったまげ!な作品。
        実话というのが、なんとも奇妙で、私はともかく、原作者の気は确かなのか?と思わされるほどでした。
        原作を読んでみても、脚本を読んでみても、なんだか怖い予感がするけれど、とにかく行ってしまえば、なんとかなるだろう・・・・・・そう思って始まったインドロケ。

        デリー、コルカタ、ブッダガヤと撮影をしながら巡り、今やっと、大変だったな~とこれまでの道のりを思い返せる心の余裕ができた自分が、ガンジス河が流れる圣地バラナシにいます。
        考えてみれば、インドの地に降り立ってから三周间ちょっと。旅惯れた人や、インド大好きな方からすれば、何を甘いことを言っているのかと笑われそうですが、やっぱり仕事で来たわけで、気持ちにも余裕がなかったというか。
        初めての异国の土地では、当然ながら初めて五感に飞び込んでくる予想外のことってあるじゃないですか。もちろん、旅はそれが楽しいのだろうけれど、ドラマにもインドにも同时に向き合わなくてはいけないってのは、私の情报処理机能がパンク寸前になるほど大変だったのです。
        しかも、撮影队一行がやってきたこの季节は暑くて雨も多い、もっとも过酷な时期だったのです。インドに详しい人に话すと、「なんでそんな时に!?」と目を丸くされるほど。
        ほんと、自然との戦いも壮绝でした。
        「最悪の状况」での「思い切り」。
        なにしろこれが、この过酷なインドロケを乗り切る重要な心构えでしたね。

        私は、常に最悪の状况を考えて生きています。
        今回もやっぱり、それなりの覚悟を决めてインドの大地を踏みました。
        ちょっとでもつまずくとすべてを悲観的に考えてしまったり、ネガティブな性格が直らなくて暗い気持ちになっているあなた。実はそれ、まったくと言っていいほどプラスをいってる前向きな生き方にもなるんですよ。
        つまり、常に最悪の状况を考えていれば何事も怖くない!ってことなの。
        だって、目の前で起こっていることは、すべて自分が考えていた「最悪」よりも良い状况。なんだ、こんなのちょろい☆ってね。
        想像しうる最悪の状况なんて、実际にはそうそう起こるもんじゃありません。
        今回のこの旅は正直なところ、最悪スレスレのところではあったけれど、気持ちも楽にこれまでの长いインドロケを乗り越えてきたんです。
        ひとつひとつ乗り越えてきたから、こうして此処にいられるんだなって思うし、何も怖くないんですよね。

        実はインドに発つ一周间ほど前から私の体はおかしくて、言叶にするととても汚くて言えないのですが・・・・・・。あ、これは画期的!文章になると大胆にいけちゃいます!!覚悟の上闻いてください!!!もう紧张と不安から、私のお腹は下痢の岚でした。
        「普通、インドに行って体调が悪くなるはずだよね?」
        そうスタッフさんから言われたりして、耻ずかしいやら、なんやらかんやらでした。
        昔から紧张が下の方にきてしまう体质で、ドラマや映画の番组宣伝で出演するバラエティーなんかの出演前にも突然グルグルッとしてしまうんです。こればっかりは持って生まれたものなのか、なかなか治らないんですね。
        


        IP属地:福建7楼2008-09-21 21:19
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          三つ目に访れた都市ブッダガヤでは、なんと言っても冲撃的な、インドロケ一番のが、これはやられました!さすがは仏教発祥の地、やりますな。
          この旅の最高気温です。
          五十一・三度。

          いよ!座布団一枚!この気温にはおったまげました。体感温度はもっと高かったかもしれません。この数字はあっぱれでした。
          毎日気温を测っていたわけではないので、実はこれ以上暑い日もあったかもしれません。そう思うと正直、ゾッとしましたね。无事に生きて帰れるのか?なんてね。もちろん気温が五十度を超えようと、湿度が九十パーセントくらいあろうと、撮影は続きます。毎日の暑さにも负けずに、顽张って、顽张って、顽张りすぎた人たちが・・・・・・文字通りバタバタと倒れていったのもブッダガヤでした。
          インドに来て、一番体调が良かったのが、インドの空港に降り立ったその直后だったな、と思いますね。私なんかは出発前からおかしくなっちゃってるから别に置いておきまして、スタッフの皆様は、时间の経过とともに体调が悪いなっていったみたいでした。
          この撮影チームは、普通の撮影现场の三分の一くらいの少人数部队でした。炎天下の中、さらにご饭もままならず、どんなに辛くても自分を頼りに前へ进んでいかなくてはいけない、寄り道を许されない状况のなかで、スタッフさんたちは文句も言わず、笑颜を绝やさずに仕事をしていました。
          谁一人怒ることのない现场。想像しうる最悪の状况の、さらに上の最悪な状况で!!

          彼らの姿を见て、滞在中ずっと私も顽张ることができました。
          歳の近い男性の技术さんに、ある时、なんとなく讯ねてみました。
          「☆☆さん、体调悪くなってない?お腹とかさ、、大変じゃない?」
          そしたら彼は、爽やかな笑颜とともにサラリと言いやがりましたと。
          「いや、全然ダイジョブです。全然元気ですよ」
          スタッフの中でも、「暑さで头をやられちゃったの?」なんて言われるほど、とくに笑颜が绝えない人なんです。若さ故の元気なのか?なんて思っていたら、実は全然违っていて・・・・・・。
          「ご饭ちゃんと食べているの?」
          「いや、食べてないですね。もう食べないのが一番ですよ!」
          「・・・・・・そ、そうなんだ」
          そうですよ。食べられてます?」
          「・・・・・・私も、食べてないんだよね」
          「やっぱり!食べない方がいいですよね」


          IP属地:福建9楼2008-09-21 21:19
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            なんつって!!
            そうなんですよ、食べなきゃよいの。
            何をおかしなこと言ってるんだ?と思われるでしょうが、やっぱりこれでよかったんだ!とこの会话をして思いましたもん。
            インドでお腹を壊すのは、「ギー」という山羊や水牛など乳から作ったバターが料理に使われているのが原因の一つなんだそうです。その脂が日本人の体にはどうしても合わないんですね。
            だから、お仕事で来ている私たちとしては、明日も元気に顽张るために、食べないのが正解というわけです。変ですよね。
            お腹が空いている时こそ、集中力が増すってこともあるでしょ?いつの间にか体も惯れて、かえって元気に动くことができました。人间の适応能力の高さにもビックリでした。
            しかしね、実は、私には特别に用意していただいた车が常にありましたし、そこはクーラーの効いた极楽でもあるんです。スタッフの皆さんには头が上がりません。ありがたい気持ちと、申し訳ない気持ちがごっちゃになっていっぱいです。忘れてはいけないと思っています。

            さて、ロケも折り返し地点を过ぎた顷、体力の限界を迎えたスタッフさんが一人减り、二人减り・・・・・・番组プロデューサーさんも入院!そして、ついには监督にも异変が!
            だけどそのピンチを、监督は点滴を打って乗り切られました。こんな奇迹が起きるこのチームは素晴らしいと思いましたね。と同时に、こんなにも作品に対して、スタッフに対して、爱を持った监督はいないと感动しました。前进あるのみ、立ち止まっている暇はないという强い决意の表れだったんだろうと思います。
            女优だからという理由だけで、スペシャルな待遇をしていただいているのだから、绝対に迷惑はかけられないと思い、食べない体调管理に努め、その后クランクアップまで元気いっぱいのまさみちゃんだったのです!

            そして、私たち一行は、一路バラナシへ!
            ついに、ついに来たんです。最后のロケ地に向かう日が!
            ブッダガヤからバラナシへは、车で八时间くらいかけて移动します。もちろん、その途中で撮影もこなしながらですが。
            私が演じる旅人「てるこ」も、ロケ队同様にバスでバラナシに移动しますが、その途中でバスが故障してしまい、何もない野っぱらに野宿するハメになるというシーンの撮影でした。

            その日は珍しくのどかで気持ちのよい撮影日和。私たち以外、谁もいない野っぱらの脇で、ばんやりとせッティング完了の合図を待ちながら、これまでの撮影を思い出していました。
            ここに到るまで、もの凄い数のインド人ギャラリーがいる中での撮影が続きました。
            インド人の皆さんは、やはり物珍しいらしく、撮影をしているとどんどん集まってきてしまうのです。
            暗暗での撮影では、人はいないと思っていたのに目の前でキラリと光るモノが・・・・・・と思ったらインド人とキスする五センチ手前!なんてこともありました。
            ドラマを见ていただいた方ならお分かりでしょうが、どうにもこうにもならない状况っていうのはあるものです。駅でシンゴ君というバックパッカーの青年にてるこが骗されるというシーンがありました。その撮影では、大ハプニングが起こってしまったんです。

            通常、撮影时には见物している一般の方々がカメラに映らないようにします。もちろん、御迷惑をおかけしているのはこちらの方なのですが。でも、ドラマで画面に映っている人がみんなカメラを凝视した结果、视聴者の皆様の方を向いているなんて変でしょ?映っている人が、みんな主人公の女の子を目で追っているのもおかしな话でしょ?
            そんなおかしな状况にならないように、普通のシーンを普通に映像に残すのはなかなか大変なことで、监督さんや助监督さんの仕事として、これが失败していたらとても耻ずかしいことになってしまうわけです。
            


            IP属地:福建10楼2008-09-21 21:19
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              さて、その问题のハプニングが起きたのはハウラ駅。

              コルカタの玄関口とも言われるこの駅には、人、人、人・・・・・・。人の川が流れているようでした。その人に加えて、车も牛もゾロゾロいます。

              そんな状况で好奇心旺盛なインド人に気付かれないように撮影をしようなんてのがまず无理なんですが、もちろん必要なシーンですし、この期に及んで撮れないなんてそんなアホな!?という状况でしたからゲリラ的に撮影を敢行したのです。
              でも・・・・・・やっぱり、そんなに甘いもんじゃあなかったのよね。
              监督さんは、その后で「本当にごめんね」と言ってくださいましたが、いえいえ、监督が悪いわけではないのです。そんなことより、そうして役者に真正直に接してくださった监督に感谢、感激、感无量です。ありがとうございました。どうしようもなかったあの状况で、最后まで、スタッフ全员の気持ちを考えてくれていた监督に、ぜひ皆さんからも拍手喝采でよろしくっす。

              ・・・・・・なんて、野っぱらのシーンの撮影准备ができたとのことで、ふと我に返りました。この撮影を终えたら、本当に最后の地バラナシです。よし、いくぞ!
              と・・・・・・なぜか周りにざわめくものが・・・・・・?
              なんじゃ、この人の数は!?
              ロケバスを降りた时、谁一人いない野原だったはずなのに、私たち撮影队を囲むように二百人・・・・・・いやもっと、五百人はいるかも・・・・・・。
              これには心底惊きました。百メートルほど先に见える建物の屋上にも、うじゃうじゃ蠢くようにして人が集まっています。
              ホントになんだったんだ、ありゃ?
              こんなにたくさんのギャラリーが集まった现场もこの先ないでしょう。
              一事が万事こんな感じで、バラナシへ辿り着くまであまりにもいろいろなことがありすぎて、体も心もしっちゃかめっちゃかになっていました。

              バラナシに辿り着いたら残りあとわずか!
              そんな期待感がこの街にはあったのです。
              あと少しで、撮影队が一丸となって目指した圣地バラナシ!
              もう帰れるぞ、日本に!
              この生活にもおさらばだ!!
              ・・・・・・というのも、やっぱりね、辛い日々だったのです。
              白状しますね。
              インドに到着した直后から毎日一回は「暑い~、家に帰りたい~」なんて甘ったれた言叶を発していました。お耻ずかしい话ではありますが、ドラマの主役をやらせていただいている身の私が、スタッフの前でも知らず知らずのうちに言ってしまっていたのです。

              本当に甘ったれな私でした。
              その神経のゆるみきった私は、インド到着から三日目の时、监督に「日本に帰りたいですよね」なんて闻いていたんですよ!
              いや、これには自分自身でビックリした・・・・・・。
              自分では、けっこう我慢强い方だと思っていました。だってね、根本的に悩みがあっても人には相谈しないで解决できるし。まあ、これは、我慢强いというか、ただ単に人にあまり悩みを吐露しない性格だからなのかもしれないけれど。
              言い訳になるけれど、インドのすべてが「まさかの展开」ってヤツだったの。
              自然に、息を吸ったり吐いたりするように、「帰りたい!」って言っていた自分が本当に耻ずかしい。
              でもさすがにね、监督にそんなことを讯ねたその瞬间に我に返りました。
              「スタッフを见てごらんなさい。こんなに大変な中でも、文句一つ言わずに仕事をしている姿を。精进なさい」
              もう一人の自分の、心の声が闻こえた気がしました。
              そして、もう绝対に言わないと誓いました。
              以来、私がどのような态度で撮影に临んでいったかは、みなさんのご想像におまかせいたします。なぜかって?言うまでもありませんよ。
              「日本へ帰りたい」と呼ぶ心を押し杀して突き进む、気温五十度の世界!
              これを考えたら・・・・・・ね?
              インドに行ってくださったスタッフの皆様、とくに监督!スミマセンデシタ!!!

              そんな気持ちで迎えたバラナシ入り!最后の砦!感无量です。
              いろいろありましたが、ここまで顽张って辿り着けたことは事実だし、なんといっても、来てしまったんですと!ついにこの地に!
              スゲー!ここに到るまでの自分を褒めてあげたいし、一绪に旅をしてくれたスタッフの皆さんに心からありがとう!そして、最高だよ!
              こんなにも爱のあるスタッフはどこにもいないと思うんです。
              カメラのレンズが暑さで昙ってしまい撮影できなかったり。
              すぐに停电になってしまうから照明を満足にたけなかったり。
              街の音が大きすぎてお芝居の声を录りにくかったり。
              人手が少なくて、一人二役が当たり前。でも「できない」なんて言叶はこのチームにはありませんでした。
              次々にやってくる试练を乗り越えながら、もっと先の方を见ている。
              みんなで同じところを目指して。
              见えているモノが明确に一つだったのが、もしかしたら救いだったのかもしれません。
              それは・・・・・・ガンジス河でバタフライ!
              ここに到着するまでが大変だったけれど。

              で・・・・・・泳いじゃいました。ガンジス河で。
              お风吕と、洗濯と、钓りと、水游びと、祈りと・・・・・・インド人の生活のすべてを引き受けて、ゆったりと流れる圣なる河、ガンジスで!


              将来、この作品のDVDを自分の子供に见せて、こう言われたい。
              「お母さんて、面白いね」ってそんなアホな!!


              IP属地:福建11楼2008-09-21 21:19
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                原文∶

                1 圣地バラナシにて


                私は今、インドのバラナシにいます。たった今、この时间、生まれ育った国であるニッポンにいないことが、とてもとても不思议で妙な気分・・・・・・。
                インド、日本と同じアジアの一部。地図で见ると、日本列岛の左チョイ下に位置する国。中国から日本に伝わってきた、仏教の元のモトであります国。そして、今回のドラマで私が演じる旅人が旅した国----。
                摩诃不思议な魅力がある、未曾有の国。いや、カレーの国?これくらいが、私が日本を発つ前に持っていたインドの予备知识。

                海外旅行は、両亲に连れて行ってまらったのが二回だけ。
                そのほかの海外経験といえば、もちろん仕事で连れて行ってもらったことはたくさなるけれど、自分の意志とお金で行ったのは、二〇〇六年に行った一回だけ。
                今いるインドも、个人旅行として来たわけではなく、ドラマの撮影という仕事として连れてきていただいたわけで。
                なかなか访れることのないこの地で、普段できないことができたらいいな、と思ってやってきたわけです。

                さて、なんだか远回りをしたけれど、なぜ私がインドという国へ来ることになったのか・・・・・・。
                今回にお仕事は、撮影のほとんどをインドで行うという、无谋な(?)ドラマの撮影です。
                マネージャーさんが、私にとって必要な経験であり、是非やらせてあけたい役だから、と言って荐めてくれたものでした。
                原作を読んでみるととんでもなくぶっとんだ作品で、さらに、脚本は憧れの宫藤官九郎さん。そして何よりも、やったことのない作品・役柄がとても魅力的で、とにかくやってみたい!って心から思えたんです。
                ガンジス河だろうがバタフライだろうが、なんだってやってやるぅぅぅ・・・・・・ぅ・・・う?   
                ・・・・・・う?
                そうなんでした!!
                私、何をしにインドに来たって、何を隠そう、「ガンジス河で、バタフライ」をしに来たんでした。
                普通すぎる女优なんて私は嫌いで、そんな人になりたくない。人にはよく変わってるって言われるけれど、そうだ、时には无知な自分にムチ打つようにしてインドに行ってこ-い!!って背中をドーンって押したわけです!
                あはは!!

                実は、この「行ってこ-い」な瞬间が、女优をしていて一番楽しい时。
                このまでにも、一人で行ってこ-い!と进んで课题を作って、自分にムチを打ってました。
                なんでもかんでも胸の内を明かすことが苦手な私は、あまり人に话したことはなかったけれど、いつもそうやって自分を突き放して刺激を求めてきたように思います。

                私は基本的に欲のないプライベートを过ごすことがスキ。いつも自分から何かしらの行动を起こす性格だけれども、もの凄く积极的というわけでもなく、どん欲な方でもなくて、なにしろ平凡であることがスキなんです。
                なんでもない一日。
                そこにある一日。
                自分が自分らしくいられる一日。
                谁かと一绪にいて、生きていることを実感できる一日。
                こういう一日の时间というか空间が、私が一人の人间であることを再确认させてくれ、元気にしてくれるんです。普通の平凡な一日が、私の一番好きな时间--。

                でもね、それだけではダメなんだ・・・・・・。
                私は仕事をして生きているんだってことを、いつも忘れずにいたいのね。
                たくさんの人が生きているこの世界で、私は幸运にも女优っていう职业につくことができた。仕事をして、やっと食べていけるわけ。
                働かざる者食うべからず、なわけです。
                毎日がどんなに忙しくて大変でも、食べ物を口にしたときの幸福感といったらないですよね。
                とくに私が仕事として选んだこの职业は、谁でもできる仕事ではないわけで、そんな素敌な职业につけたことが、これまた幸せ。
                ほんとうに幸せ。

                なんでもない一日。
                そこにある一日。
                自分が自分らしくいられる一日。
                普通の平凡な一日が、私の一番好きな时间--。

                女优って、「优れた女」とも読めるし、「优しい女」とも読めるでしょ?
                优れている人には、生半可な努力や気持ちではなれないと思うし、とくに器用な人になりたいわけでもないから、私はそっちを选びたくないんです。
                「优しい人」にこそ私は憧れを抱いてきたし、そうでありたいと思いながら日々を过ごしています。
                女优でいる时の自分を通して、私という人间が成长していくことを目标としているんです。
                日々成长していくためには、自分の意志を贯き通すだけではなく、周りの人の意见に耳を倾け、普段自分がやらないことにも挑戦してみなさい!ってことですね。
                そうやって自分に、いつも言い闻かせているわけです。

                ドラマや映画の中でいろいろな役柄を演じるわけですが、そのそれぞれの登场人物は、様々な人生を経てできあがった人格で、私が演じることで具现化されるその人物(役柄)に対しては、みんな爱おしく感じます。
                演技をする前には、この子は昔こんな辛いことや嬉しいことがあって、ちょっと神経质なところもあるのかな・・・・・・なんて想像を巡らしながら役と向き合う时间を作ります。
                时代设定が私の生まれる前のものだったら、その当时のことを调べたりもするし、原作があればその本を何度も読んで、これから演じる人物がどういう人生を送ってきた人なのかを考えます。
                こうした时间は受け身の姿势ではなく、前を向いた作业なので楽しいし悩むこともあるけれど、非常に充実しています。


                IP属地:福建12楼2008-09-21 21:20
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                  原文∶ 

                  3 バラナシ散歩 


                  ガンジス河は、思ったよりも広くて、初めて见た时は海みたい!って思ったの。 
                  绮丽だな、とさえ思ったのですが、 
                  それはインドに惯れてきたからなのかな? 
                  虫も、暑さも、悪臭も、汚さも、 
                  どれも惯れてしまえばもう怖くない。 
                  ゴキブリと一绪に寝ていたことは、 
                  かなりの自慢だね。 
                  辿り着いたこの街は、 
                  思っていたよりも良い感じだよ。 

                  今回の旅をする中で気になったことといえば、インドに住んでいる人たちの生活。 
                  ただ、バラナシに来ても、なぜか彼らがどんな暮らしをしているのかが 
                  イマイチよく分からないんです。 
                  道ばたで生活している人もいるし、 
                  もの凄く狭くて半畳分くらいのお店に寝ている人もいるし、 
                  ちゃんとお家に帰る人もいて・・・・・・とくれば、谁がどのような一日を过ごしているのか想像もできなかった。 
                  これは少し、心残りかな。 

                  けれど、よく旅する人が言っている言叶だけれど、「子供たちの笑颜、そこに住む人たちの温かさ」は、确実に感じることができました。 
                  なんだか旅の决まり文句みたいで面白くないんだけれど、心からの実感としてそう思いました。 
                  私も耻ずかしながら、一眼レフを片手に写真を撮って歩いたりして、たくさんの笑颜を写しました。 
                  写真を见てもらえたら分かると思うんです。 
                  この笑颜だけは、どこの国にも共通するところだね。 

                  私には、小さい顷からの梦があります。 
                  ホントに小さい子供の顷からの、大きな梦。 
                  実はその梦は、母の厳しい一言から 
                  なかなか口には出せなくなってしまったんですけれど、 
                  そのために努力はしてきたつもりもあって・・・・・・。 
                  女优になった今でも、まだまだ実现させるのは难しくて。 
                  う~ん・・・・・・だからやっぱりまだ言叶に出さずに 
                  心の中だけで强く思うことにしておきます。 
                  ごめんなさい! 

                  私には、小さい顷からの、 
                  大きな、大きすぎるくらいの梦があります。 

                  インド――人生観がまるっきり変わってしまうようなことはなかったけれど。 
                  この経験はこの先何度でも生かすことができるはず! 
                  スタッフのみんなと越えてきた一つ一つの苦难を心に刻んでおけば、もっと私も成长していけるかな。 
                  なにしろ、なんとかなってよかったよ! 
                  ありがとうインド!


                  IP属地:福建13楼2008-09-21 21:20
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                    原文∶

                    2 过酷なインドロケの记忆

                    ってなことで、私は今、インドのバラナシというところに来ています。メ~テレ开局45周年记念ドラマスペシャル「ガンジス河でバタフライ」。この本が出版される顷には、DVDになって発売されてますよ。
                    タイトルの通り、ガンジス河でバタフライしちゃいます!!
                    これは、一人の女子大生が初の海外旅行でインドを縦断したという実话に基づいたお话。
                    実际に本当にそんなことをしてしまった人がいるんです。
                    ホントにおったまげ!な作品。
                    実话というのが、なんとも奇妙で、私はともかく、原作者の気は确かなのか?と思わされるほどでした。
                    原作を読んでみても、脚本を読んでみても、なんだか怖い予感がするけれど、とにかく行ってしまえば、なんとかなるだろう・・・・・・そう思って始まったインドロケ。

                    デリー、コルカタ、ブッダガヤと撮影をしながら巡り、今やっと、大変だったな~とこれまでの道のりを思い返せる心の余裕ができた自分が、ガンジス河が流れる圣地バラナシにいます。
                    考えてみれば、インドの地に降り立ってから三周间ちょっと。旅惯れた人や、インド大好きな方からすれば、何を甘いことを言っているのかと笑われそうですが、やっぱり仕事で来たわけで、気持ちにも余裕がなかったというか。
                    初めての异国の土地では、当然ながら初めて五感に飞び込んでくる予想外のことってあるじゃないですか。もちろん、旅はそれが楽しいのだろうけれど、ドラマにもインドにも同时に向き合わなくてはいけないってのは、私の情报処理机能がパンク寸前になるほど大変だったのです。
                    しかも、撮影队一行がやってきたこの季节は暑くて雨も多い、もっとも过酷な时期だったのです。インドに详しい人に话すと、「なんでそんな时に!?」と目を丸くされるほど。
                    ほんと、自然との戦いも壮绝でした。
                    「最悪の状况」での「思い切り」。
                    なにしろこれが、この过酷なインドロケを乗り切る重要な心构えでしたね。

                    私は、常に最悪の状况を考えて生きています。
                    今回もやっぱり、それなりの覚悟を决めてインドの大地を踏みました。
                    ちょっとでもつまずくとすべてを悲観的に考えてしまったり、ネガティブな性格が直らなくて暗い気持ちになっているあなた。実はそれ、まったくと言っていいほどプラスをいってる前向きな生き方にもなるんですよ。
                    つまり、常に最悪の状况を考えていれば何事も怖くない!ってことなの。
                    だって、目の前で起こっていることは、すべて自分が考えていた「最悪」よりも良い状况。なんだ、こんなのちょろい☆ってね。
                    想像しうる最悪の状况なんて、実际にはそうそう起こるもんじゃありません。
                    今回のこの旅は正直なところ、最悪スレスレのところではあったけれど、気持ちも楽にこれまでの长いインドロケを乗り越えてきたんです。
                    ひとつひとつ乗り越えてきたから、こうして此処にいられるんだなって思うし、何も怖くないんですよね。

                    実はインドに発つ一周间ほど前から私の体はおかしくて、言叶にするととても汚くて言えないのですが・・・・・・。あ、これは画期的!文章になると大胆にいけちゃいます!!覚悟の上闻いてください!!!もう紧张と不安から、私のお腹は下痢の岚でした。
                    「普通、インドに行って体调が悪くなるはずだよね?」
                    そうスタッフさんから言われたりして、耻ずかしいやら、なんやらかんやらでした。
                    昔から紧张が下の方にきてしまう体质で、ドラマや映画の番组宣伝で出演するバラエティーなんかの出演前にも突然グルグルッとしてしまうんです。こればっかりは持って生まれたものなのか、なかなか治らないんですね。
                    


                    IP属地:福建14楼2008-09-22 06:20
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                      三つ目に访れた都市ブッダガヤでは、なんと言っても冲撃的な、インドロケ一番のが、これはやられました!さすがは仏教発祥の地、やりますな。
                      この旅の最高気温です。
                      五十一・三度。

                      いよ!座布団一枚!この気温にはおったまげました。体感温度はもっと高かったかもしれません。この数字はあっぱれでした。
                      毎日気温を测っていたわけではないので、実はこれ以上暑い日もあったかもしれません。そう思うと正直、ゾッとしましたね。无事に生きて帰れるのか?なんてね。もちろん気温が五十度を超えようと、湿度が九十パーセントくらいあろうと、撮影は続きます。毎日の暑さにも负けずに、顽张って、顽张って、顽张りすぎた人たちが・・・・・・文字通りバタバタと倒れていったのもブッダガヤでした。
                      インドに来て、一番体调が良かったのが、インドの空港に降り立ったその直后だったな、と思いますね。私なんかは出発前からおかしくなっちゃってるから别に置いておきまして、スタッフの皆様は、时间の経过とともに体调が悪いなっていったみたいでした。
                      この撮影チームは、普通の撮影现场の三分の一くらいの少人数部队でした。炎天下の中、さらにご饭もままならず、どんなに辛くても自分を頼りに前へ进んでいかなくてはいけない、寄り道を许されない状况のなかで、スタッフさんたちは文句も言わず、笑颜を绝やさずに仕事をしていました。
                      谁一人怒ることのない现场。想像しうる最悪の状况の、さらに上の最悪な状况で!!

                      彼らの姿を见て、滞在中ずっと私も顽张ることができました。
                      歳の近い男性の技术さんに、ある时、なんとなく讯ねてみました。
                      「☆☆さん、体调悪くなってない?お腹とかさ、、大変じゃない?」
                      そしたら彼は、爽やかな笑颜とともにサラリと言いやがりましたと。
                      「いや、全然ダイジョブです。全然元気ですよ」
                      スタッフの中でも、「暑さで头をやられちゃったの?」なんて言われるほど、とくに笑颜が绝えない人なんです。若さ故の元気なのか?なんて思っていたら、実は全然违っていて・・・・・・。
                      「ご饭ちゃんと食べているの?」
                      「いや、食べてないですね。もう食べないのが一番ですよ!」
                      「・・・・・・そ、そうなんだ」
                      そうですよ。食べられてます?」
                      「・・・・・・私も、食べてないんだよね」
                      「やっぱり!食べない方がいいですよね」

                      なんつって!!
                      そうなんですよ、食べなきゃよいの。
                      何をおかしなこと言ってるんだ?と思われるでしょうが、やっぱりこれでよかったんだ!とこの会话をして思いましたもん。
                      インドでお腹を壊すのは、「ギー」という山羊や水牛など乳から作ったバターが料理に使われているのが原因の一つなんだそうです。その脂が日本人の体にはどうしても合わないんですね。
                      だから、お仕事で来ている私たちとしては、明日も元気に顽张るために、食べないのが正解というわけです。変ですよね。
                      お腹が空いている时こそ、集中力が増すってこともあるでしょ?いつの间にか体も惯れて、かえって元気に动くことができました。人间の适応能力の高さにもビックリでした。
                      しかしね、実は、私には特别に用意していただいた车が常にありましたし、そこはクーラーの効いた极楽でもあるんです。スタッフの皆さんには头が上がりません。ありがたい気持ちと、申し訳ない気持ちがごっちゃになっていっぱいです。忘れてはいけないと思っています。

                      さて、ロケも折り返し地点を过ぎた顷、体力の限界を迎えたスタッフさんが一人减り、二人减り・・・・・・番组プロデューサーさんも入院!そして、ついには监督にも异変が!
                      


                      IP属地:福建16楼2008-09-22 06:20
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                        だけどそのピンチを、监督は点滴を打って乗り切られました。こんな奇迹が起きるこのチームは素晴らしいと思いましたね。と同时に、こんなにも作品に対して、スタッフに対して、爱を持った监督はいないと感动しました。前进あるのみ、立ち止まっている暇はないという强い决意の表れだったんだろうと思います。
                        女优だからという理由だけで、スペシャルな待遇をしていただいているのだから、绝対に迷惑はかけられないと思い、食べない体调管理に努め、その后クランクアップまで元気いっぱいのまさみちゃんだったのです!

                        そして、私たち一行は、一路バラナシへ!
                        ついに、ついに来たんです。最后のロケ地に向かう日が!
                        ブッダガヤからバラナシへは、车で八时间くらいかけて移动します。もちろん、その途中で撮影もこなしながらですが。
                        私が演じる旅人「てるこ」も、ロケ队同様にバスでバラナシに移动しますが、その途中でバスが故障してしまい、何もない野っぱらに野宿するハメになるというシーンの撮影でした。

                        その日は珍しくのどかで気持ちのよい撮影日和。私たち以外、谁もいない野っぱらの脇で、ばんやりとせッティング完了の合図を待ちながら、これまでの撮影を思い出していました。
                        ここに到るまで、もの凄い数のインド人ギャラリーがいる中での撮影が続きました。
                        インド人の皆さんは、やはり物珍しいらしく、撮影をしているとどんどん集まってきてしまうのです。
                        暗暗での撮影では、人はいないと思っていたのに目の前でキラリと光るモノが・・・・・・と思ったらインド人とキスする五センチ手前!なんてこともありました。
                        ドラマを见ていただいた方ならお分かりでしょうが、どうにもこうにもならない状况っていうのはあるものです。駅でシンゴ君というバックパッカーの青年にてるこが骗されるというシーンがありました。その撮影では、大ハプニングが起こってしまったんです。

                        通常、撮影时には见物している一般の方々がカメラに映らないようにします。もちろん、御迷惑をおかけしているのはこちらの方なのですが。でも、ドラマで画面に映っている人がみんなカメラを凝视した结果、视聴者の皆様の方を向いているなんて変でしょ?映っている人が、みんな主人公の女の子を目で追っているのもおかしな话でしょ?
                        そんなおかしな状况にならないように、普通のシーンを普通に映像に残すのはなかなか大変なことで、监督さんや助监督さんの仕事として、これが失败していたらとても耻ずかしいことになってしまうわけです。

                        さて、その问题のハプニングが起きたのはハウラ駅。

                        コルカタの玄関口とも言われるこの駅には、人、人、人・・・・・・。人の川が流れているようでした。その人に加えて、车も牛もゾロゾロいます。

                        そんな状况で好奇心旺盛なインド人に気付かれないように撮影をしようなんてのがまず无理なんですが、もちろん必要なシーンですし、この期に及んで撮れないなんてそんなアホな!?という状况でしたからゲリラ的に撮影を敢行したのです。
                        でも・・・・・・やっぱり、そんなに甘いもんじゃあなかったのよね。
                        监督さんは、その后で「本当にごめんね」と言ってくださいましたが、いえいえ、监督が悪いわけではないのです。そんなことより、そうして役者に真正直に接してくださった监督に感谢、感激、感无量です。ありがとうございました。どうしようもなかったあの状况で、最后まで、スタッフ全员の気持ちを考えてくれていた监督に、ぜひ皆さんからも拍手喝采でよろしくっす。

                        ・・・・・・なんて、野っぱらのシーンの撮影准备ができたとのことで、ふと我に返りました。この撮影を终えたら、本当に最后の地バラナシです。よし、いくぞ!
                        


                        IP属地:福建17楼2008-09-22 06:20
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                          と・・・・・・なぜか周りにざわめくものが・・・・・・?
                          なんじゃ、この人の数は!?
                          ロケバスを降りた时、谁一人いない野原だったはずなのに、私たち撮影队を囲むように二百人・・・・・・いやもっと、五百人はいるかも・・・・・・。
                          これには心底惊きました。百メートルほど先に见える建物の屋上にも、うじゃうじゃ蠢くようにして人が集まっています。
                          ホントになんだったんだ、ありゃ?
                          こんなにたくさんのギャラリーが集まった现场もこの先ないでしょう。
                          一事が万事こんな感じで、バラナシへ辿り着くまであまりにもいろいろなことがありすぎて、体も心もしっちゃかめっちゃかになっていました。

                          バラナシに辿り着いたら残りあとわずか!
                          そんな期待感がこの街にはあったのです。
                          あと少しで、撮影队が一丸となって目指した圣地バラナシ!
                          もう帰れるぞ、日本に!
                          この生活にもおさらばだ!!
                          ・・・・・・というのも、やっぱりね、辛い日々だったのです。
                          白状しますね。
                          インドに到着した直后から毎日一回は「暑い~、家に帰りたい~」なんて甘ったれた言叶を発していました。お耻ずかしい话ではありますが、ドラマの主役をやらせていただいている身の私が、スタッフの前でも知らず知らずのうちに言ってしまっていたのです。

                          本当に甘ったれな私でした。
                          その神経のゆるみきった私は、インド到着から三日目の时、监督に「日本に帰りたいですよね」なんて闻いていたんですよ!
                          いや、これには自分自身でビックリした・・・・・・。
                          自分では、けっこう我慢强い方だと思っていました。だってね、根本的に悩みがあっても人には相谈しないで解决できるし。まあ、これは、我慢强いというか、ただ単に人にあまり悩みを吐露しない性格だからなのかもしれないけれど。
                          言い訳になるけれど、インドのすべてが「まさかの展开」ってヤツだったの。
                          自然に、息を吸ったり吐いたりするように、「帰りたい!」って言っていた自分が本当に耻ずかしい。
                          でもさすがにね、监督にそんなことを讯ねたその瞬间に我に返りました。
                          「スタッフを见てごらんなさい。こんなに大変な中でも、文句一つ言わずに仕事をしている姿を。精进なさい」
                          もう一人の自分の、心の声が闻こえた気がしました。
                          そして、もう绝対に言わないと誓いました。
                          以来、私がどのような态度で撮影に临んでいったかは、みなさんのご想像におまかせいたします。なぜかって?言うまでもありませんよ。
                          「日本へ帰りたい」と呼ぶ心を押し杀して突き进む、気温五十度の世界!
                          これを考えたら・・・・・・ね?
                          インドに行ってくださったスタッフの皆様、とくに监督!スミマセンデシタ!!!

                          そんな気持ちで迎えたバラナシ入り!最后の砦!感无量です。
                          いろいろありましたが、ここまで顽张って辿り着けたことは事実だし、なんといっても、来てしまったんですと!ついにこの地に!
                          スゲー!ここに到るまでの自分を褒めてあげたいし、一绪に旅をしてくれたスタッフの皆さんに心からありがとう!そして、最高だよ!
                          こんなにも爱のあるスタッフはどこにもいないと思うんです。
                          カメラのレンズが暑さで昙ってしまい撮影できなかったり。
                          すぐに停电になってしまうから照明を満足にたけなかったり。
                          街の音が大きすぎてお芝居の声を录りにくかったり。
                          人手が少なくて、一人二役が当たり前。でも「できない」なんて言叶はこのチームにはありませんでした。
                          次々にやってくる试练を乗り越えながら、もっと先の方を见ている。
                          みんなで同じところを目指して。
                          见えているモノが明确に一つだったのが、もしかしたら救いだったのかもしれません。
                          それは・・・・・・ガンジス河でバタフライ!
                          ここに到着するまでが大変だったけれど。

                          で・・・・・・泳いじゃいました。ガンジス河で。
                          お风吕と、洗濯と、钓りと、水游びと、祈りと・・・・・・インド人の生活のすべてを引き受けて、ゆったりと流れる圣なる河、ガンジスで!


                          将来、この作品のDVDを自分の子供に见せて、こう言われたい。
                          「お母さんて、面白いね」ってそんなアホな!!


                          IP属地:福建18楼2008-09-22 06:20
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                            第二部分
                            http://masami.jpoping.com/topic19196


                            2 艰辛的印度外景的记忆


                            由於外景拍摄的关系,我现在,来了印度的瓦拉纳西。名古屋电视台开业45周年纪念特别剧「在恒河蝶泳」。这本书出版的时候,剧集的DVD也发售了哟。
                            如标题所言,在恒河蝶泳了!!
                            这是以一个女大学生在首次的海外旅行中、只身闯荡印度的真实故事改编。
                            有人真的实际地做了那样的事。
                            真的感到非常吃惊!的作品。
                            虽说是真事,真的太奇怪了,我姑且不论,原作者的心情确实是那样吗?很自然地想。
                            试著读原作,也试著读剧本,虽然总有点可怕的预感,如果坚持去了,总会有辨法······那样想著开始了印度的外景拍摄。

                            在德里、加尔各答、菩提伽耶一路拍摄,现在终於有闲情逸致「很辛苦呀~」那样回想之前的路程。我正身处恒河流经的圣地瓦拉纳西。
                            想一想,来了印度大概三星期。可能会被经常旅行的人或非常喜欢印度的人「还有甚麼没趣的事要说?」那样取笑,果然为工作而来就不能放松心情吗?
                            在第一次踏足的异国土地,不是应该有初次接触的出乎预料的事吗?当然,旅行是快乐的事,但是不得不同时面对电视剧和印度两者的时候,我的信息处理机能就好像快接近上限而瘫痪那样严重。
                            而且,摄影队来的这个季节又热又多雨,是最艰辛的时间。跟熟悉印度的人提起的话,一定会「为什麼选这种时候拍摄!?」那样瞪大眼睛。
                            真的,跟自然搏斗非常壮烈。
                            建基於「最坏情况」的「死心」。
                            无论怎样,这是克服严酷的印度外景拍摄的重要心理准备呢。

                            我在生活中经常会考虑最差的情况。
                            今次也是一样,怀著这种觉悟踏上印度的土地。
                            受了一点挫折就悲观地看所有事,因改不了的悲观性格而心情变得低落的你。事实上,那简直是正面的积极的生存方式哦。
                            换句话说,如果经常做好最坏的打算,甚麼事都不觉得可怕!
                            眼前发生的事,全部都比我想像过的「最差」好一点。甚麼?这样简单☆呢。
                            能想像的最坏的状况之类,实际上就不会发生。
                            老实说,今次的旅程也有差不多到了最恶劣的时候,但心情也算轻松地跨过了到现在为止漫长的印度外景拍摄。
                            一个一个的跨过了而可以如此的在这里回忆,什麼都不可怕哟。

                            其实从出发往印度的一周前开始我的身体有点不妥,要用言词表示的话,虽然说不上非常肮脏······。呀,这是划时代的!变成文章的话大胆就可以!!请做好心理准备后才听!!!因为紧张和不安,我的肚子腹泻大作。
                            「一般而言,去印度健康应该都会变坏哦?」
                            那样被工作人员说了,可能是害羞吧,不知如何是好呢。
                            从很早以前开始,体质总是让紧张往下走,为宣传电视剧或电影而出席综合节目之类前也会突然的咕噜咕噜。天生就是这样,怎麼也治不好。
                            一直以那样的健康状态到印度。最后完全变成了水哟。嗯?什麼?请恕我无法说下去了★

                            从德里乘飞机到加尔各答。
                            不管怎样,肮脏!吵闹!
                            虽然成了感想非常抱歉,在这里的拍摄太困难了······。
                            我们来这个城市的时候,怪物季候风在报纸新闻上引起骚动,完全受天气摆布了。
                            当然,外景队在雨季到了印度,虽然在印度人也讨厌的季节到这里也可说是失败了······。
                            加尔各答,每天都在下雨,道路也理所当然地化为波涛汹涌的大河。
                            因为道路差不多经常滞塞,并不是印度人性急,但汽车的喇叭总是呠呠呠呠!一有空暇,呠呠!

                            唔~······吵耳呀。听著这噪音头昏脑胀似的。
                            但是经过这混乱的道路往拍摄现场途中,被车窗外的风景吸引住了。
                            穿过热闹的繁华街,四周都是广阔的原野,挺拔的树林像围起它一样地耸立,也有足球的球门。
                            有这样的地方······。   
                            因为印度原本是英国的殖民地,所以残留著那个面貌吧。但如果仔细地看,在那个球门周围有几头小马,再仔细地看连牛和羊都有······有点不协调的感觉?
                            啊!但因为是印度这样就可以了,那样调整心情再看,在那里有二十人左右的男子不知道做甚麼好像快乐地喧闹著。
                            


                            IP属地:福建19楼2008-09-22 06:20
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                              夫人辛苦了该加精的用我的号加


                              22楼2008-09-22 22:18
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