15時の定刻から遅れること若干数分、オーバーチュアでパーティの幕が開いた。スクリーンに映し出されたスタジオでのレッスンのようすと街中を歩く姿をカットアップしたビデオクリップに早くも歓声が上がった。映像は切り替わり、きょう出演のゲスト陣、DJ/VJ、そしてプリズム☆メイツ・Prizmmy☆それぞれの写真が次々に現れ、スクリーンに大写しになる「~DigitaReal Party~ PRESS START」の文字。これから始まるライブへの期待を否が応でも高めるこの映像を制作したのは今回がPrizmmy☆と初コラボレーションとなったVJ Routesだ。VJ KITUNEのマニピュレートによって映像はふたたび出演者写真に切り替わり、高速でスクロールを始めた。Prizmmy☆ともゆかりの深い音楽ゲームのステージ選択さながらに、パフォーマンスするアーティストとバックアップするDJをブロックごとに映し出していくという趣向だ。Prizmmy☆とchefobaが「選択」され、ついにライブが始まった。一曲目を飾るのはchefoba自身が手がけた「UNITE」。サビの印象的な“ユナキラダンス”で早くもフロアを熱くさせると、続いての「I Just Wanna Be With You~仮想(ヴァーチャル)と真実(リアル)の狭間で~」では一転、アカペラの歌い出しで客席の耳をステージに向けさせた。3曲目は「ワンダ!!!!」。バックに登場したSteppy Colorsの4人はスポーツトイ・Steppyを巧みに操って、Prizmmy☆は明るく歌って8人バージョンの「ワンダ!!!!」を完成させた。

