【原文】

メダルが滑り落ちた…体操エース冨田４位
8月15日8时2分配信 サンケイスポーツ


　无念…。体操男子个人総合で日本のエース、冨田洋之（２７）＝セントラルスポーツ＝はつり轮の落下が响いて９１．７５０点の４位に终わった。１９歳の内村航平（日体大）が华々しく银メダルを获得し、“世代交代”を実感しながら、种目别决胜に进んでいるあん马（１７日）と鉄棒（１９日）でメダル获得を目指す。优胜は９４．５７５点をマークした、世界选手権２连覇中の杨威（２８）＝中国＝だった。

　北京の悪梦だ。冻り付き、痛みに耐える表情が痛々しい。３种目目のつり轮で冨田が、まさかの落下。左上半身からマットにたたきつけられ、钝い音が响いた。出场２４选手中、２番目に低い１３．８５０点で优胜の２文字が远くかすんだ。

　「调子は悪くなかった。（演技の途中で）手が滑ってしまった。こんな経験はない。でも、最后まであきらめずにやりました」

　２种目终了时点で同じ组の杨威と同点。つり轮の得意な杨威と鉄棒の得意な冨田との差は事実上、なかった。具志坚幸司监督も「もったいなかった。あれで２点は损をした」と叹いたように、総合得点に２点を加算すれば银メダルは确定。さらに、杨威にプレッシャーをかければ、金メダルの可能性すらあったろうに…。

　それでも、０５年世界选手権覇者の意地があった。氷を入れたポリ袋で痛めた首や肩を冷やし、最终种目の鉄棒は２４选手中トップの１５．６７５点。着地に成功するとガッツポーズ。観客席に向かって２度、头を下げた。足の指先まで神経の行き届いた演技の美しさに多くの観客が胸を打たれた。

　主将としての立场も忘れなかった。银メダルを获得した内村には「おめでとう」とねぎらいの言叶も。そこに、“世代交代”のバトンが引き継がれようとしている。内村は「冨田さんは自分に厳しい。妥协もしないし、见习いたい」と尊敬のまな差しを向けた。

　残るは２种目に出场する种目别决胜。后辈のためにも、あきらめた姿はさらせない。今大会のエースとして、完全燃焼する。