高须贺由枝吧 关注:292贴子:2,343
  • 0回复贴,共1

【资料】Kiss LIVE! 高須賀由枝の世界 日文版

只看楼主收藏回复


Kiss LIVE! 「りぼん」から一緒にオトナになる少女漫画 高須賀由枝の世界
昨年末、1997年から2002年に「りぼん」(集英社刊)で連載され、爆発的人気を誇った『グッドモーニング・コール』の映像化が発表された高須賀由枝さん。
現在執筆中の『グッドモーニング・コール』の登場人物たちが大人になった姿を描いた『グッドモーニング・キス』(集英社刊「Cookie」にて連載中)地方在住のアラサ―女子のもどかしい恋愛を描いた『コミンカビヨリ』(講談社刊「Kiss」にて連載中)の2作品の新刊同時リリースを記念して、インタビューを敢行いたしました!
インタビュアーはガチの“りぼんっ子”だった『コミンカビヨリ』担当編集:スケが務めさせていただきます!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―平静を装って今や担当させていただいておりますが、子供の頃、熱狂的なりぼんっ子だったので、昔の自分に「将来、高須賀由枝先生の担当編集になるんだぞ!」と言ったら驚きで3メートルくらい軽く吹っ飛ぶだろう、ガチの読者でした、私。
高須賀:
ありがとう、スケさん。まさか当時の読者が未来の担当になるとは、私も長くやってきたなー(笑)なんて思いますけども。
―ちなみに「りぼん」でデビューされたのにはどんな経緯が?
高須賀:
小さい頃からマンガは好きで、少女マンガも少年マンガも読んでましたね。中学生くらいから漠然と将来はマンガ家になりたいなーなんて思っていて、実際に「りぼん」で描けたら!と思って初めて投稿したのは高3の時でした。
―初投稿からデビューまではどのくらいだったんですか?
高須賀:
高3の春休みに出した1作目で、結局はデビューしたんですが、紆余曲折ありました。
応募要項を読んで、上の賞に入ったら担当編集がついて連絡がくるって書いてあったんですけど、「りぼん」の発売日になっても連絡なかったんです。“ダメだったんだな…”とか思って「りぼん」開いたら、“あれ、私、一番上に載ってるじゃん!”って(笑)。
その後すぐに担当になってくださる方から連絡あったんですが、デビューできるかどうか微妙なラインの賞だったらしく「ちょっと、もう1本描いてみて、それできっとデビューできるから!」と言われ、受験で最も大切といわれるの高3の夏休みに全く勉強をせずに、マンガを描きました。
―91年! 私が小学3年生ではじめて「りぼん」を買った年です!
その表紙が『姫ちゃんのリボン』だったの強烈に覚えてます。
高須賀:
そう、当時の「りぼん」って本当に多くの小中学生の女の子が、全力で読んでくれていて、
毎月毎月何百通もお手紙くれたんですよ。
―「りぼん」と「りぼんオリジナル」買って、それでおこづかいがほぼ終わってたから、1冊を何回も読んでましたよ。付録も超大切にしてました。夏恒例のサマーバッグとか勿体なくて使えない。ずっと眺めてました。
高須賀:
その付録に描き手はだいぶ苦しんでました(笑)。
「りぼん」は付録はもちろん、予告カットもすべて描きおろしだったんですよ。
―あ! 予告カット! みんなでお正月には着物着ていたり、おそろいのお花持ってたり、すごい覚える!!(興奮)
高須賀:
“トランプ”企画もあったじゃないですか。あれ、執筆者に選んでもらうのはすごく光栄なんですけど、1人あたり13枚のカラーカットを描きおろさなくちゃならなくて、すっごい大変でした。もちろん、普通の原稿の締め切りもあるので、
【打ち合わせ】→【ネーム】→【作画】→【付録&予告カットイラスト執筆】
で、“もう1ヶ月たってる!早く次回の打ち合わせしなきゃ!” なんて調子でずっと机にかじりついてましたね。
―カラーって描くのに、数日かかったりしますもんね。それは大変だ…。
高須賀:
でも、苦しんだけど、辛くはなかったんですよね。それをやるのが夢だったから。読者さんにとってそれがいかに嬉しいことなのかは、自分も読者の時にわかっていたし、いただくお手紙で常に感じていました。
そして、スケさんの記憶にしっかり付録や予告カットが残っているように、それが、若い読者さんに対していかに大切なことだったのかってのを、今、改めて思いましたよ。
当時の「りぼん」編集部の人ー!こうやってマンガ編集者になった人もいますよー!って伝えたい(笑)。
―うえーん(涙)。高須賀さんをはじめとする先生方&「りぼん」編集部のみなさん、ありがとうございます。私、集英社じゃなくて、講談社におりますが(笑)。
高須賀:
あと、机にかじりついていた時間と比例して、マンガ家としての体力もついた気がしてます。とにかく仕事をこなしていく力というのか。マンガはとにかく描かないとこの世に生まれないものだから、手を動かすことが大事。
最近は、かなーり体力不足を感じることもあるけれど2つ連載ができているのは、あの時の筋肉が残っているからだ!と思ってます。当時は、それくらいの仕事量だった(笑)。
―今年、映像化される『グッドモーニング・コール』は1997年スタートですよね。
高須賀:
はい、1997年から2002年まで連載させてもらいました。それまで私は、2巻くらいで終わる作品が多かったので、10巻を超える作品を描かせてもらえて嬉しかったです。当時、私のマンガは「りぼん」の中ではちょっと大人っぽいといわれていて、それと上原くんというクールめな男キャラがうまくマッチングしたのかなーと思ったりしています。
―その後、「Cookie」で続編を始められたのはどういう経緯で?
高須賀:
私、『グッドモーニング・コール』の幕を自分で引いたんですよ。ここら辺で終わるのがいいのかなって。連載が終わってから「残念です!」「もっと読みたかった!」というお手紙をわんさかいただいて。お手紙を読み返しているうちに、続きが描けるなら描きたいなーと思ったんです。
―作者は自分だけど、作品はもうみんなのものだったということですね。
高須賀:
そうですね。そのあと「Cookie」で描くという流れになったときに、“許されるなら続きを描きたい”と自分からお願いしたら、それが通ったという流れだったと思います。
―高須賀さんは「りぼん」を卒業して、「Cookie」に移られるわけですが、おそらく読者さんの年齢と「Cookie」の対象年齢が合っていたことで、常に読者と寄り添いながら執筆されている印象があります。
高須賀:
それもあって、続編がOKだったのもあるかもしれませんね。
続編の内容は登場人物たちの大学生編にしたんですが、それが本当によかった。
―それは、高須賀さん自身も価値観の変化があったということですか?
高須賀:
20代の頃は、高校生からそのままマンガ家になったこともあり、価値観も学生気分だったんだと思うんですよね。恋愛も<好きか>、<好きじゃないか>、それだけで話をガンガンつくれる。でも、自分も成長してきて、<恋愛がすべてか?>とういうことも考えるようになりまして…。
―確かに、投稿先もどの雑誌がいいか分析して決めて、夢に向かってひたすら走ってきた高須賀さんは、確かに<好きか>、<好きじゃないか>だけの世界の人ではない気がします。
高須賀:
少女マンガ家のくせに、意外と恋愛を自分の人生の中心に据えていないタイプなので(笑)、<好きはいいことだ>、でも<好きだけで突き進める?>っていうのを描きたくなったんだと思います。
―Kissで連載している『コミンカビヨリ』のテーマもまさにそこですよね。<お互い好きだけど、性格や価値観の違う男女はうまくいく?>っていう話をいつも打ち合わせでしている気がします。
高須賀:
そう、好きと登場人物の人生とのリンクのさせ方が今の私のマンガのテーマなのかもです。
「りぼん」や、もう一つ上の年齢層の「別マ」くらいまでは1番好きな人と結婚するのが最良という考え方が王道だし、基本だと思うんです。学生の時期は、まだ人生が広がっていく前だから、それが正義でいいのかも。
でも、大人になると進路とか、性格とか、どこに住むのかとか、好き以外の自分の世界も広がっていきますよね。と同時に好きになった相手の世界も広がっている。それらをどう調整つけていくのか、そのうえで<好きがどれだけ大切なものなのか>を自分でもうんうん唸りながら考えて描いてます。
―それはオトナの少女マンガの最大のテーマですよね。
高須賀:
そうですね、とはいえ、あまりシビアすぎることを描くのを、私のマンガが好きな読者さんが求めているわけではないのかもなとも思っています。主人公の精神構造は大人向けにしたとしても、“つらい、読むんじゃなかった”と思われない作品を描きたいです。
そこは、自分のためだけの作品でなく、読者のための作品をつくろうという叩き込まれた「りぼん」のエンタメ精神を今でも大切にしたいと思っています。
私自身も、現実はシビアでつらいことも多いので、マンガ読んでまで辛い思いしたくないと思っているので、人生のリアルでシビアな面な側面も描きつつ、楽しく読めるマンガを目指したいです。
―これから『コミンカビヨリ』はどういう展開になりますか?
高須賀:
ようやく萌と池内くんが恋人同士になりましたが、性格や価値観の違う2人ははたしてうまく恋人関係を築けるのか? 人生の伴侶になりえるのか? というのを描いていきたいですね。
地方在住の萌、東京をはじめとして都市を飛び回る生活の池内君という生活基盤の差も問題になるかもですね~。
―ありがとうございました!いや~、私が個人的にりぼんっ子という話から始まったせいか、すっかり集英社の作品の話ばかりしちゃう異様なインタビューになりました(笑)。
高須賀さんの作品と一緒にオトナになった皆さんがきっと今、オトナになって広がった世界でぶつかっている色々な想いが、『コミンカビヨリ』や『グッドモーニング・キス』には詰まっていると思います。 ぜひ、ご注目ください!


1楼2016-01-22 14:09回复