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【苍海の秘宝 圣刻の筺】活动日文原剧情&中文剧情简介

只看楼主收藏回复

一楼喂度娘


1楼2015-07-07 16:21回复
    后续呢?被你吃了?


    IP属地:河北来自Android客户端2楼2015-07-07 16:37
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      2025-06-29 10:34:32
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      三楼我(๑•ั็ω•็ั๑)


      IP属地:河北来自Android客户端3楼2015-07-07 16:37
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        四楼还是我(ง •̀_•́)ง


        IP属地:河北来自Android客户端4楼2015-07-07 16:38
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          水到五楼(ฅ>ω<*ฅ)我走了!


          IP属地:河北来自Android客户端5楼2015-07-07 16:38
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            前排占楼233


            IP属地:浙江来自iPhone客户端6楼2015-07-07 16:41
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              火槌のラズライ(音:razurai,拉斯莱)
              皇国海军少佐。外表看似天然,但其实内部是黑的(?)与镜镰是好友,能够在镜镰冲动时冷静地制止她。与镜镰一起收到了保护黄笨蛋的命令。

              镜镰のクリンプレーズ(音:kurinpurezu,库里普雷斯 这都什么名儿)
              皇国海军中佐。严肃冷酷的性格,但有时容易冲动。与火槌是好友,一起收到了保护黄笨蛋的命令。

              プラサード(音:purasado,普拉萨德)
              皇国第三皇女,海军总司令。自称プリちゃん(普利酱)。年龄不详,自称永远的16岁。拥有秘宝[圣刻之筐]。


              8楼2015-07-07 17:01
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                小デキマ
                第三皇女制作出的“试作品”,5岁时候的红笨蛋。会重复红笨蛋的语尾。

                中デキマ
                第三皇女制作出的“试作品”,10岁时候的红笨蛋。会重复红笨蛋的语尾。


                9楼2015-07-07 17:05
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                  2025-06-29 10:28:32
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                  妈蛋写人物简介好麻烦,剧情简介更麻烦
                  前半:-激浪之章-
                  由于上期活动黄笨蛋的暴走危害到了皇国第二皇女,黄笨蛋被皇国通缉了。于是皇国下令派海军来捕捉黄笨蛋。为了保护黄笨蛋,红笨蛋和master(玩家)伪装成黄笨蛋和其下仆,潜入海军的魔导战舰。
                  在那里,红笨蛋和master遇见了少佐火槌和中佐镜镰,并被第三皇女审问。第三皇女施展了让人感觉像凝固了一般的魔法(?),得知了红笨蛋是假扮的,并对红笨蛋和master进行了拷问。随后第三皇女展示出了两个”试作品“——中红笨蛋和小红笨蛋。火槌和镜镰由于抓错人,和红笨蛋与master一起住在了甲板最下层。随即,火槌和镜镰与红笨蛋和master展开谈判。谈判破裂,两方一战后互相道出来历,得知双方的动机都是保护黄笨蛋,达成了合作。
                  第三皇女的目标不仅是捕获黄笨蛋,而且是找到圣刻之筐,进而解决”深渊“。魔导战舰来到了藏有秘宝的”多岛海“。为了提前找到秘宝,红笨蛋和master于午夜乘小船出发,却遇上了守护秘宝的水魔”水铠のロキシー”。双方战斗,红笨蛋败于下风,跟来的镜镰和火槌挽救了战局,这时第三皇女出现了。她解释道,水铠是她百年前为了保护秘宝而制作的水魔,但百年后水铠早已忘记,只得全军出动讨伐水魔。
                  -激浪之章-完-


                  10楼2015-07-07 17:31
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                    -激浪之章- (10/100,战斗后)
                    『……んだよ、危険だ危険だって、そればっかり。うっせーなあ、もう!』
                    『黙って行かせろよー。ちょろっと行って、さくっと帰って来るから!』
                    『お愿いマスター様! デキマの言うこと闻いて? きゅぴーん!』
                    『チッ、駄目か――おい、いいのかヘンタイ野郎』
                    『行かせねーなら、何としてもその図鉴を夺い取ってビリビリして亡きモノにすっぞ!』
                    やる。绝対やる。
                    マスターの目前で凄む黒髪の魔女の瞳は、そう言っていた。
                    デキマの本気の胁しを受けて、マスターはとうとう折れた。
                    自分も同行するなら、という条件を出して――――泣く泣くではあったが。


                    12楼2015-07-07 17:33
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                      -激浪之章- (60/100,战斗前)
                      数刻后――戦舰フギアームス内部、最下甲板・下级兵员室。
                      その狭苦しい部屋に着いたとたん、空间全体ががくんと揺れた。
                      フギアームスは、长らく停泊していた锚地を出立したらしい。
                      おそらくは、プラサードの言っていた『秘宝』を求めて、だ。
                      「ちょっとラズ! そんなところに洗濯物干さないでったら、暑苦しい!」
                      二段ベッドが一つと、椅子が二つ。
                      同じフロアには魔力制御室もあるらしく、ゴーゴーという音がひっきりなしに响いてくる。
                      そんな所へラズライとクリソプレーズ、デキマと小デキマ・中デキマ、マスターが诘め込まれたのだから、狭くて暑くてムワムワのモワモワなのは当然なのだが。
                      「だって、さっき冷や汗でびしょ濡れになっちゃったんだも〜ん。今日干さないと臭くなっちゃうよぉ〜」
                      ドアノブとベッドの柱に无理矢理ひもを渡し、ラズライがささっと水洗いして来たパーカーを干そうとするものだから、さらに湿度が増した気がする。
                      「なんだよこの部屋。もしかして、オレらの部屋もこんなトコ? だりー」
                      「ダリー!」
                      「リー!」
                      ベッドの下段に寝っ転がるデキマの横に、小デキマと中デキマも同じく転がる。
                      真似するな、と何度言い闻かせても、どうやら二人とも、デキマの语尾を反复するしか言语を持たないようだ。
                      近づくなと言っても、次の瞬间にはもうキャッキャとデキマの横を跳ね回るので、もう放って置くことにした。
                      この得体の知れないドッペルゲンガー(?)については追い追い探る。
                      今はこの二人の海军兵の调査が优先だ。
                      デキマは、まずはそれだけ决めていた。
                      「おい、中小。あんまりひっつくなよ、あちーからな」
                      「カラナー!」
                      「ナー!」
                      ――と、あまりに狭苦しいのを见かねたのか、クリソプレーズが小デキマを抱き上げた。
                      颜を近づけて、まじまじと眺めている。
                      「部屋なら后で案内するわ……それにしても、本当にそっくり。で、贵方たちだれなの? 『试作品』ってどういうこと? モルータではないんでしょう?」
                      ――来た。
                      デキマは部屋の隅に立っていたマスターに、视线を滑らせた。
                      微かにうなずいたのを确认して、口を开く。
                      「……あんたたちこそ『谁』なんだよ。海军兵のくせにプラサードのこと探ってるみたいだし」
                      クリソプレーズとラズライが、クナガルド侧に隠し事をしているのは明らかだった。
                      弱みは同じだけ握り合っている、そのはずだ。
                      あとは向こうの、出方次第。
                      「そうね。なら、こうしましょう。顺番に质问し合うの。同じ数だけ。质问も答えも、简素に」
                      「……いいぜ」
                      どうやら、向こうも同じようなことを考えていたらしい。
                      クリソプレーズは小デキマを抱えたまま、静かに椅子へ腰挂けた。
                      「では、こちらから。贵方は『モルータ』じゃないのね?」
                      「――そうだ。オレは『モルータ』じゃない」
                      「そう……分かったわ。じゃあ、そっちの番よ。どうぞ」
                      「アンタたちは『皇国侧』の人间じゃないんだよな?」
                      「……ええ、违うわ。本当の意味では分からないけど」
                      「――は? 何だよそれ、简素にって约束だろ? 『本当の意味』ってなんだよ」
                      「ちょっと、今度は私が质问する番よ。『试作品』ってどういうこと?」
                      「だからそれはわかんねーってさっきから言ってんだろ。それより、『本当の意味』ってなんだよ、面倒くせー」
                      「クセー!」
                      「セー!」
                      クリソプレーズに抱えられた小デキマが、元気よく両手を上げた。
                      「だから『试作品』っていったい――」
                      「それより、『本当の意味』の答えが先だって」
                      「それは、言えないわ」
                      「なら、オレも言えねえ」
                      刹那、兵员室が静まりかえる。
                      「――そう。じゃあ、早いとこ终わらせる?」
                      手を上げたままの小デキマをマスターに押しつけると、クリソプレーズは立てかけてあった镜面の大镰を手に取った。
                      「ちょ、クリちゃん! やめなって――」
                      悠长に洗濯物を干していたラズライが、慌てて止めに入る。
                      「黙ってて、ラズ。この子、やっぱり怪しすぎる――!」


                      17楼2015-07-07 17:45
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                        -激浪之章- (60/100,战斗后)
                        クリソプレーズは一片のためらいも见せず、その大镰を振り下ろした――はずだった。
                        この狭小な兵员室の天井尺を最大限に利用して、隙なく。
                        镜面刃の硬质な反射光を弧に残しながら、确実に。
                        しかし、仅か一瞬。
                        『下がって!』
                        デキマの肩をぐいと寄せ、ラズライが叫んだ。同时に、何かを宙に放った。
                        薄手の布きれ。ラズライが干していたパーカーだ。
                        布はふっと镰の刃にまとわりついてそして、はじめからそうであったかのように二つに裂けると――音も无く、落ちた。
                        「はぁ、はぁ……っ!」
                        (やべー、死ぬかと思った――)
                        デキマは自分が息を止めていたことに気がつき、胸部を荒く上下させた。
                        「はあ……なんだよ、いきなり……って、あぁ?」
                        息を切らしながら、异変に気づいた。
                        床に落ちたモノが、何かおかしい。
                        「……どーいう、ことだよ」
                        「化映し(ばけうつし)って言うんだ。クリちゃんの大镰【空円】の技だよ」
                        ラズライは、元は自分の服だったモノを拾い上げて、デキマに见せた。
                        そこには裂けたパーカーの半身が一つずつ……ではなくて、明らかに元の形のままのパーカーが、『二つ』あった。
                        「物体限定だけど、斩ると倍に『増える』んだ。凄いよね〜。ラズのハンマー【焔角】じゃ、こんなこと出来ないよ。でも生体には効かないんだ。例外はあるけど、斩られたら谁でも普通にまっぷたつ……。ね。だから、ダメだよクリちゃん」
                        ラズライは二つに増えたパーカーを中小デキマにそれぞれ渡すと、クリソプレーズからそっと【空円】を取り上げた。
                        「……落ち着いた?」
                        穏やかな声音で、気遣う。
                        「ええ――ええ。ラズライ、ありがとう……」
                        额に手をあて、よろめくように椅子に座ったクリソプレーズは、しばらくして――
                        「――私が、悪かったわ。ごめんなさい」
                        小さく、息をもらした。
                        「いやぁー、ごめんね! うちのクリちゃんてばさ、血が升ると、ちょーっとコワくなっちゃうんだよねー!」
                        头を掻きながら、ラズライはえへえへと笑っている。
                        「えっと。んでんで? どこまでお话し进んでたっけ? んあー、そだそだ。质问の続きだ。キミたちってもしかしてモルータちゃんのためにここに来たの? なら、ラズたちが动いている理由と同じかも! ラズもクリちゃんもね、直属の上司に、モルータちゃんをクナガルドから守れ、って言われてるんだよね〜。ちょうどプラサードの动向を探ってたし、丁度いいか、みたいな?」
                        质问と言いながら、自分たちの情报を丸出しだ。
                        「ラズたち、こう见えても何年も潜入してんだよ〜? あ、これ他の人にはナイショね!」
                        にへ、と舌を出すラズライに、息をつめていたデキマも、ふっと脱力した。
                        (……ま、いっか。これが本当の、出たとこ胜负ってやつだ)
                        「――そーだよ。モルータを皇国から守るために来たんだ。どーいうことになってんのか、分かんねーことが多すぎるからさ……っと、オレはデキマって言うモンだ。で、そこの奴はマスター。この小さいオレともっと小さいオレのことは、本当に知らねえ。正直、気味が悪くて惊いてる」
                        一気に言ってしまうと、意外とすっきりした。
                        どうにでもなれ――どうにでもする、と思えて来る。
                        「なら、ラズたちと同じだよね。クリちゃん、これって、协力しあえる状况じゃない?」
                        「……そうね。『モルータ』を守り、プラサードの动向を探る。という点では、共通してるわ。他のことは、お互いに言えないこともあるみたいだけど……协力関系を结ぶのはいいかもしれない」
                        含みはあるが、クリソプレーズは先程の様子とは打って変わって、穏やかだった。
                        「……デキマ、改めて谢るわ。さっきはごめんなさい。こちらも命がけだから――でも、贵方もきっとそうよね」
                        デキマはこくんとうなずいた。
                        その横で、小デキマと中デキマも知った颜でうなずいている。
                        「じゃあ、ここからはそうしましょ。できるかぎり、协力する。とりあえず――そうね、情报の共有かしら。まずは、秘宝のこと」
                        (プラサードが深渊解决とかほざいてた、アレか――)
                        デキマはクリソプレーズの向かいに座って、身を乗り出した。
                        「プラサードが【圣刻の筺】という秘宝にご执心だってことは、ずいぶん前から抑えてたの。多岛海にある小さな岛に隠された、それはそれは大変な魔力を封じた筺なんですって。でも、あの人はああ见えても第三皇女よ――魔力なら、既に凄まじいほど备えてる」
                        「だから、なんでそれが欲しいのか谜だったんだよね〜。プラサードってああ见えて秘密主义なんだ。いっつも船室に笼もってるしさ」
                        意味不明、とラズライは肩をすくめた。
                        「クナガルドに『モルータ』捜索の命が下される前は、私たち、その件を中心に追っていたの。なかなか思うように调査できなくて……でも、今日の事で进展があったわね。プラサードは秘宝探しに本腰になった。だから、この先は――」
                        「岛が见つかり次第、プラサードよりも先に【圣刻の筺】を见つける。秘宝の内容が分かれば、なんで欲しいのか分かるしな」
                        「シナー!」
                        「ナー!」
                        デキマの后を、チビデキマたちが势い良く続いた。
                        「……ふふ、头の良い子は好きよ」
                        クリソプレーズはすっと手を差しだした。
                        束の间かもしれないけれど、当座は必要不可欠な协力関系。
                        「――よろしく、クリソプレーズ大佐」
                        その白い手を握り返したときは――デキマもマスターも、想像すらしていなかった。
                        それから约半月もの间、秘宝の岛を见つけられず―――フギアームスが、多岛海を彷徨うことなど。


                        18楼2015-07-07 17:47
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                          -激浪之章- (80/100,战斗前)
                          「ぎゃああーーーーー!!!!」
                          真夜中の多岛海に、デキマの叫び声が响き渡る。
                          否、声などすぐに波涛に打ち消され、暗い海に掻き消えた。
                          「やべーだろ、これ!」
                          黒々とした波が舰载魔导艇の船尾を叩き、今にも転覆させようと、无茶苦茶に揺すってくる。
                          潮に翻弄され、盛り上がる波山に船体が倾くたび、マスターはデキマを抱きしめる片腕の力を强くした。
                          空いた方の手は目一杯、船縁を掴んでいる。
                          离せば、すぐに海の底だ。
                          「おげええええ! 揺れすぎいいいい!」
                          漆黒の空に、铅色の云が涡巻いている。
                          雷は金の雨の如く、几筋も振り付けていた。
                          ボートはマスターとデキマが乗り込めばそれで一杯の、かなり小型のものだったが、蓄蔵魔力ポットさえ充填すれば、吹き荒れる海域も难なく行ける优れ物だ。
                          无论、使用法を知っていれば、ではあるが。
                          デキマとマスターはこれを、最下甲板の仓库から、ほんの一刻前に持ち出した。
                          勿论、初めて扱う代物だった。
                          それでも、その时の穏やかな夜の海では、容易に乗りこなせると信じて、疑うこともなかった。
                          しかし、海は一瞬で姿を変えた。
                          「はあ!? 闻こえねー! ……戻るぅ? 何言ってんだ马鹿!」
                          无理だろ! という言叶は、吹き付ける暴风に呑まれた。
                          「だ、から、无理………だって!」
                          腹の底から声を张り上げても、波は间断なく寄せてくる。
                          (くそ〜! 海、舐めてた! 海すげー舐めてた! つーかなんだよ、ここ半月ずっとのほほんとした天気だったのに、この岚! あーくそ、モルータなら大喜びなんだろうな! でもオレだし!)
                          远くの野生児に理不尽な怒りをぶつけつつ、デキマはマスターに必死にしがみついた。
                          (こんなはずじゃなかった、つーの!)
                          プラサードの探す【圣刻の筺】が隠されているのは、东部の海岸をさらに东へ进んだ海域だった。
                          しかしそこは何千もの小岛が散在する多岛海で、どの岛に秘宝があるのかは、一向として判明せず。
                          デキマとマスターはクリソプレーズとラズライのもと、どうにか海军生活を送っていたが、事态は进展する様子もなく――日々は无为に过ぎていった。
                          だから、ひたすら平坦に続く毎日を打破すべく、夜の海に出た、それだけなのに。
                          勿论、言い出したのは毎度の事ながらデキマの方で、それをマスターが止めて、でもデキマは当然一蹴し、大丈夫だろガハハ、あんだよ図鉴破り舍てるぞ、という様式美溢れる伝统のやりとりをしてから夜の海に出たが、それだけなのに。
                          海は瞬く间に姿を変え、容赦なく荒れ狂った。
                          (にしても、チビデキマたち、置いてきてよかった……)
                          すっかりマスターになついて、最近では暇さえあればマスターに引っ付いている二人を残してくるのは、大変だった。
                          今ごろ自分たちを探して、舰内を走り回っているかもしれない。
                          (――おい、アーリィ……やっぱあれかも。出たとこ胜负ってダメかも……)
                          荒波に、意识さえ远のいてくる。
                          抱きしめてくれるマスターの腕がやたら热くて、でも少し心地よくて――。
                          ――けれど、突然。
                          「来たな盗人。いいねえ、久しぶりに腕がなるぜ!」
                          背后から、声。
                          デキマは远のこうとしていた意识を、もう一度强くせざるを得なかった。
                          振り向くと、水の铠を身に缠った、一人の魔女。
                          波头に脚をかけ、海面を自在に駆けている。
                          この大岚の中で腕がなる、とか言って来る奴がもしいたら――それは十中八九、敌だ。
                          ロキシーの波はハンパねーぞ


                          19楼2015-07-07 17:48
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                            -激浪之章- (80/100,战斗后)
                            ざぶんと、黒い海に放り出された。
                            (确か水铠の魔女が现れて、それで――)
                            记忆が寸断している。
                            何がどうなっているのか、デキマは思い出すこともできない。
                            ゴボゴボと泡立つ音だけが、クリアに闻こえて来る。
                            『あー? どーなってんだオレ、溺れてんのかよ――』
                            『このまま死ぬ系か? 死んだらどーなんだろ……毎日昼寝できるかな、楽かな――』
                            『そーいや、前は生きるのって面倒くせーってずっと思ってたし、いいかも………』
                            『最近いろいろ动きすぎたし――そうだ、こんなふうに水の中に……滝オチしたこともあったっけ。あん时は楽しかったな。なんでだ――そっか、ノナとモルータがいたからだ……』
                            『ノナと、モルータ………』
                            『――ああ、だめだ、死んでられねー、そうだ。そうだった』
                            『……んあ? あっちから来るの、マスターか? ははは、必死だな。大丈夫だって、オレ死なねーし。死なねーって约束したろ』
                            『ばーか、何そんなにほっぺた膨らましてんだよ。モルータみたいだぞ。言ってみろ、ぶう!って……』
                            『――なんだよ手を取れって。わかったよ、ほら。手、つないでやる』
                            『つないで、やる………』
                            黒い黒い、海の中。
                            マスターは、水底に沈んでいくデキマの手を捉えた。
                            そのまま、引き寄せて――唇を、合わせる。
                            息を、吹き込んで――――海面へ。
                            「ぷはあっ、はあ……っ! はあ……っ!」
                            未だ揺れる大波の合间に颜を出し、マスターとデキマは大きく呼吸した。
                            「っぷはあっ! ……ちっくしょう、死んでたまるかよ!」
                            荒波を割るように、腹の底から声を上げて――デキマは今度こそ、叫んだ。
                            ちっ! しぶてえ奴ら! もう一回、ロキシーのビッグウェーブを食らいな!


                            20楼2015-07-07 17:49
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                              2025-06-29 10:22:33
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                              -激浪之章- (100/100,战斗前)
                              一刻前――戦舰フギアームス内部、最下甲板・下级兵员室。
                              狭苦しい部屋で、クナガルドの大佐、クリソプレーズと、少佐ラズライ――デキマの协力者たちは、非番の时间を持てあましていた。
                              「明日も下级兵たちをかり出して、秘宝の岛が何処か捜索させるのかしら――浮き轮でぷかぷかひとつひとつ、马鹿みたい。この海域にどれだけ岛があると思っているの? 総司令官がちょちょっと魔法かなんか使えば、すぐに见つかるんじゃない? ラズライ、ちょっと提言して来てよ」
                              「クリちゃん。ラズ、そんなことしたら海に放り出されるよぉ? プラサードなら昨日珍しく见かけたけど、海図を睨んで不机嫌そうだった――秘宝はどうも、魔法で见つかるようなタイプのものじゃないみたい」
                              「だからって、来る日も来る日も、浮き轮でぷかぷか、ちまちまと――」
                              「ま、まあ。今日はもう少ししたら、大シケになるよ。そんな匂いだもん。明日はさすがに浮き轮じゃ……」
                              「あのね……私はそんなことを言ってるんじゃないの。はぁ……やっぱり、プラサードなんて监视の対象じゃないわ。秘宝探しがブームの、ただのギャル魔女。それよりもきっと、ホスティアの方が――だって、だって私たち――」
                              「クリちゃん……気持ちは分かるけど。そうだよね、ラズたちは――」
                              「そう、选ばし者。十辉石なのよ?」
                              そう言って、【镜の辉石】クリソプレーズは、悔しそうに颜をゆがめた。
                              「けど――けど、第二皇女には别の辉石を付けてるって、総帅が言ってたよ?」
                              【砕の辉石】ラズライは、ためらいがちに言った。
                              「フン……総帅の正体も知らなくて、総帅と任命时の一度しか会ったことのない辉石に、何が出来るのよ」
                              「でも、みんなそれなりに强いから、辉石に选ばれたんでしょ?」
                              「そ、それでもよ! ラズ、彼女たちと私たちとじゃ、格が违うの。私とラズは、総帅からもう何年、直に命を受けていると思ってるの? 信頼度じゃダントツよ」
                              「だって、皇国侧に潜んでるのがラズたちぐらいだからでしょお? そもそも、総帅がラズとクリちゃんをスカウトしたのは、ラズたちがクナガルド兵で便利だったからで……」
                              「违う、违う、违ぁ?う!! 便利だからじゃないわ、强いからよ! 総帅は私たちの才能を见いだして下さったの!」
                              「まったく――クリちゃんは、本当に総帅大好きっ子なんだから……」
                              「な……大好きっ子とかそういう问题じゃないわ! 大物ホスティアの监视は、私たちがするべきだって言ってるの。だって、総帅が大変な时に、こんな辺境の海域で、无为に过ごしてるなんて――!」
                              「クリちゃん、落ち着いて。ほら、今【空円】を构えても、意味ないから……」
                              「――ラズ、私もう駄目。事态を打破するわ! プラサードより先に岛を见つけ出してやる! じゃあね!」
                              「ちょ、待ってよクリちゃん! 今下手に动いたら――」
                              ――最悪、総帅のことを嗅ぎつかれちゃう。と、ラズライがクリソプレーズを止めようとした、その时。
                              势いよくドアを开けて廊下に出たはずのクリソプレーズが、ぴたりと、止まった。
                              ラズライへ背后を见せたまま、动かない。
                              「どういうことよ――」
                              そう呟く彼女の视线の先には、向かいの船室――普段は予备の小型魔导艇を格纳している仓库があった。
                              だが、常时施锭されているはずの扉が壊されていて、中はほとんど空。
                              同じく予备で置かれていた、式典用の鉄盾が一枚、カランと寂しくあるだけだった。
                              「クリちゃん、これって……」
                              「デキマたちね――海に出たんだわ!」
                              「やばいよ、これから大岚だよ!?」
                              「行きましょ、すぐに――助けなくちゃ!」
                              †††
                              「んだよ! おい、なんだっけロキシーだっけ? オレらは盗人でも何でもねーってば! ――わっぷ!」
                              真夜中、荒波の多岛海。
                              マスターとデキマは小型艇から放り出されて、未だ奔流に揉まれていた。
                              「うっせえ! ロキシーの海域に侵入した者は、それすなわち盗人だ! 喰らいやがれ、この大波――ビッグウェーブ・ロクサーヌ!」
                              夜阴に潮の泡が立つ――波は势力を増してデキマたちに近づき、瞬く间に强大な质量を持った。
                              せり上がった海が、怒涛のごとく袭いかかって来る――もたげた波头を锐く、刃ように锐くさせて。
                              「やべー……マスター。これ绝対マズいヤツ――」
                              水の刃が、デキマとマスターを斩り裂こうと、一直线に坠ちてくる――!
                              ――けれど、瞬间。
                              波の刃は、突如として何かにはねのけられた。
                              见ると、海面に银の板が浮かんでいる。
                              鉄盾が一枚、凄まじい势いで波を遮り、デキマたちの前へ投げられたらしい。
                              「オイ! 谁だよ、ロキシーの波をぶち壊したヤツは! ずいぶん楽しませてくれんなあ!」
                              水上に立ち、余裕を见せていた水铠の魔女が、声を荒げた。
                              波が静まり、见えたのは―――。
                              舰载艇に人影ふたつ。
                              そこから伸びるは、大镰と、巨大ハンマーのシルエット。
                              この大海で唯一の、协力者だった。
                              クリソプレーズ! ラズライ!
                              今日は満月なので
                              満月属性がパワーアップ中
                              対戦デッキ
                              デッキ编成
                              ガチャ
                              攻撃力:121279
                              防御力:107785
                              召唤魔力/最大魔力:54/458
                              选択デッキ:


                              21楼2015-07-07 17:50
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