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【天爱】日文版同人Neues Jahr

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Neues Jahr

 
  今日の夜会は、微かなざわめきの中にあった。人々はそわそわとし、ときおり时计に目をやりながら时间の过ぎるのを待っている。そんなさなかにあって皇太子はいつもの落ち着き払った优雅な様子を崩さなかった。贵族たちと谈笑しながら、つぎつぎと会话の轮の中をすり抜ける。人々の落ちつかない雰囲気を见て取って、これなら别段、自分がいなくてもかまわないだろうとルドルフは皮肉な笑みを刻んだが、それは俯いた彼の口元に闪いただけで、谁が目にすることもなかった。そして実际、皇太子の姿はその仅かのちに大広间から消えうせていたのだが、しばらくの间、その事実に谁も気づかなかったのである。



 别段、司祭にとって特に年末が忙しいということはない。
 今年のうちに罪を告解しておこうと思ったのか忏悔に来る者もあったが、それは昼间だけのことだ。アルフレートは、ごく静かな夜を过ごしていた。
 とはいうものの、年が明ける今夜、早くから眠ってしまう気にもなれなくて徒に本を开いている。なにか、集中して本を読むのも可笑しいように思えて、自分の部屋に置いてある本を取り出しては、书架の脇に立ったままパラパラとめくった。もちろん自室にある本であるから内容はすべて、头の中に入っている。
 空気が、どこかざわざわとしている。
 アルフレートは、大広间の方向を気にして、そしてそんな自分に微かに笑った。ルドルフは今、新年を迎えるためのパーティに出ているはずだった。その方向に思いを驰せたのだ。
 しかし。
「何を読んでいるんだ?」
 ひょい、と背后から本が取り上げられた。
 华やかで、鲜やかな空気。惊いて背后をうかがうと、夜会にいるはずの皇太子が、何故かやってきていた。
「ルドルフ様?!」
「ああ、うるさい。まったくおまえはいつものことながら无用心だな。部屋には键をかけろ」
「いえ、あの……」
 アルフレートが见ている前で、さっさと机においてある键を手にして扉に向かう皇太子である。
「あの、ルドルフ様。夜会は……」
「あんなもの」
 つまらなさそうに鼻を鸣らす。
「抜け出してきた」
「ルドルフ様!」
 非难の响きで强く名を呼ぶと、ふん、と、つまらなそうにそっぽを向く。
「别段、私がいなくてもどうということはない」
「しかし、」
「うるさい」
 切って舍てると、ルドルフは不意に、荡けそうに甘い声でアルフレートを呼んだ。思わず身をひこうとしたアルフレートを知っているように手が伸びてきて、抱きしめられる。
「そんなことを言いたいのか?アルフレート」
 耳朶を軽く噛みながら嗫かれて、反射的に身が竦む。
「本当に?」
「ルドルフ様……」
 困ってしまって呟くと、ルドルフは微笑んだ。思わず、见ほれてしまうような微笑みだった。
 一つ、息をはく。
「あの……」
「なんだ?」
 頬が热くなる。手が、おちつかなげにルドルフの背中に軽く触れる。
「もうすぐ、年が明けますね」
「――そうだな」
「夜会に戻らなくても、よろしいのでしょうか」
 ルドルフが、射すくめるような强い目をした。アルフレートはルドルフの背中に触れた。ぎゅっと抱きしめる。
「……でも、嬉しく思います」
「――アルフレート」
 そっと頬に触れられた。指が、ためらいがちに伤痕をたどる。爱抚に似た、それ。
 くすぐったさに、軽く笑む。ルドルフの瞳が近づいた。目を闭じるとそっとくちづけられてついばむようなキスを缲り返した。
 ベッドにいざなわれても、困ったような、気耻ずかしい感情が强い。
 明日からしばらく、このベッドで眠れないかもしれない、とふと思う。わかっていても、拒む気持ちは起こらない。思考を読んだかのようにルドルフは悪戯っぽい笑みを浮かべている。



1楼2008-02-03 23:03回复
     そういえば。
     ルドルフと、新年を过ごすのははじめてなのだ、と思う。思ったそばからくちづけが深まる。ルドルフは、それで、アルフレートの部屋に来たのだろうか。
     このままでいけば、ルドルフと、年明けまで过ごすことになるのは、确実そうであった。




     どこかから、沸き立つようなざわめきが伝わってきた。腕の中でアルフレートがびくりと竦む。
    「年が明けたな……」
     荒い息を押し出しながら、湿ったアルフレートの髪を、徒に抚でつけた。こんな时のアルフレートは、直截な快感よりも、こんなたあいない接触に、より、かき乱される。今も、见开いた目に抗议を浮かべ、息を悬命に押さえつけている。噛み缔めようとした唇が内侧からの热さにほどけて、甘い息をこぼしていた。见つめているとアルフレートが赤くなって睨みつけてくる。そのうるんだ瞳が情をさそうことなど彼は気づきもしないのだ。
     途切れた动きに理性を手缲り寄せて彼が舌先にも咎めを载せようとするのを悟る。そんなアルフレートも嫌いではなかったが、今はなによりもっと甘い声が闻きたくてくちづけた。近づく身体に、歓喜が、さざなみのように络めた舌を震わせる。
     それが自分のものであるのか、アルフレートから伝わるものなのか、ルドルフにはわからなかった。――どちらでも、かまわなかった。それは互いの间で増幅されて混じり合い、すでにどちらのものとも知れなかったからだ。
     湿った肌を指でたどる。アルフレートの部屋は、ルドルフの部屋のようにカッフェルオーフェン(ペチカに似たタイル张りの暖炉のこと)で暖められるわけではなかったが、火の绝えた暖炉にどちらも注意を払わなかった。冷えた空気が肌をなぞっても、呼吸を途切れさせるほどの热にまかれて、意识の上にのぼることなく、ただ感覚を揺らす刺激となるだけだった。
     もう、抗议の気配は消えうせて、アルフレートの指が髪に差し入れられる。小刻みに震える指先は、意思とも意図とも言えぬ感情を、彼の知らぬうちに晒している。ルドルフはうすく笑んだ。
    「もう……」
     悪い癖だと思いながら、からかう言叶を舌先に载せる。指は、アルフレートから快楽を引き出すために悪戯に蠢いた。伝わる振动と表情でアルフレートが息をつめたのがわかった。指先が濡れるのと前后してアルフレートが细く、悲鸣じみた声をあげる。押しひらいた秘所は热くまつわりついてねだる动きをやめない。
    「夜会に戻れとは言わないな……?」
     答えられないアルフレートは『谁がそうさせているんですか』と、抗议するまなざしだ。
     軽く动くと秀丽な相貌が、苦痛と羞耻と快感に歪む。その様を见るのは、いつも、まったくもって楽しかった。ふくみ笑ったまま耳朶にくちづけると、かかる吐息がアルフレートの肌を粟立たせた。苦痛にではない。
    「なんだ?」
     手は相変わらずアルフレートを翻弄する动きをやめない。微かにのけぞったアルフレートが、焦らす动きからのがれようと身を捩る。息はすすり泣くように早い。あわせた胸の、鼓动も、また。
     目の前の光景と直に味わう快楽が、ルドルフの鼓动を早め、思考を白く、散漫にさせる。それを理性で切り离し、ぎりぎりまで我慢する。
     夜の中、うすあかく染まるアルフレートの肌。くちびるが湿って热い息をのがすたび、呼応するように躰の内侧がせつなくうねる。目眩のする感覚がわきあがって唇がかわく。见透かしたようにうるむ瞳でアルフレートが腕を伸ばしてくる。くちづけた。しゃくりあげるような舌先が、こんな行为のさなかにもかかわらず、どこか幼かった。
     近づく限界が意识をかすませる。
     ほそい体をひき寄せて、思うさま、むさぼった。アルフレートの声は绝え、震える喉がのけぞった。引き延ばされた快楽を掴み取らせる。アルフレートはかすれた息と、まなざしとで急速なそれに抗议するふうであったが、目を闭じたあたりから何も考えられなくなったらしい。それはルドルフも同じで、バラバラになった意识が、近しいほどだった。
    


    2楼2008-02-03 23:03
    回复
      2025-05-24 12:18:44
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       辿りついた场所で荒い息を缲り返した。
       乱れた髪を抚ぜてやると、アルフレートが軽く笑う気配がする。くすぐったかったのかもしれない。强いて问うことはしない。空気は、穏やかだった。
       どのぐらいそうしていたのか。
       目が、暗の色になれ、傍らのアルフレートを抱きしめるために手を动かす。
       軽く、空気が震えた。
      「なんだ?」
      「もう……、お戻りになってくださいとは言えなくなってしまいました……」
       时间は、一时になろうとしている。夜会は终わりだった。结局サボってしまったことになる。抜け出したあたりから、こうなるような予感はあったが。
       黙ってアルフレートを抱きしめた。今日の夜会は、皇帝主催のものだ。『お伟方』に、何かうるさいことを言われるかもしれなかったが、今はどうでもよかった。皇太子とはいえ、感情を廃して行动することに惯れているとはいえ、ルドルフもまた、唯人だ。人形のように振舞うことができない夜はある。
      「ルドルフさま……」
       アルフレートが、何かを言いかけてやめた。深い森の色をした目が揺れている。こんな夜にしか见せない頼りないものだ。ルドルフが、皇太子として行动しない夜。
       正しいことを告げる司祭もまた、神の御使いではなくなるのかもしれない。
       そっと、ルドルフの背中にまわされた腕は壊れ物を抱くようで、ルドルフは可笑しくなった。けれど、抗议する気にもなれない。
      「来年は……夜会から抜け出したりしないさ」
      「そうなさってください」
      「だから年が明けるときにおまえとすごせるのは、今年だけだ」
       アルフレートは答えなかった。アルフレートが司祭である以上、夜会に入り込むこともできず、だからルドルフの言叶は正しい。目を闭じたまま、ぎゅっとルドルフを抱きしめてくる。
       ルドルフは、軽く笑った。
      「……多分、な」
       アルフレートは惊いて、ルドルフを见やった。そんなアルフレートの表情にルドルフはまた、軽く笑った。
      「ルドルフさま」
      「どうなるだろう。今年も、来年も」
       目を闭じる。アルフレートの目を、手のひらで覆う。
      「どうなるんだろうな」
       触れる肌は、あたたかだった。アルフレートは笑ってはおらず、むしろ、ルドルフの意図をはかりかねて、困った瞳をしているだろうと思われた。けれど、见ない。
      「さあ、」
       と戸惑ったように呟いて、しばらく静かなままでいた。
      「あの、でも、新年は、一绪にすごすことはできませんが、それ以外のときでしたら、ご一绪できると思います」
       悬命に、何かを言おうとする。――ずっと傍にいるのだと。
       ルドルフは息だけで笑った。アルフレートが、一生悬命に、真面目に返してきたのがわかったからだ。
      「今夜は贵重な新年というわけだな。おまえが傍にいる――」
      「ルドルフさま」
       静かな响き。
       手を取り払ってまぶたにくちづける。思ったとおりアルフレートは困ったような颜をしていた。
      「困った颜だな」
      「ルドルフ様……」
       ルドルフはクス、と笑った。アルフレートの困惑が深くなる。
      「来年から、年明けの夜には一绪にいられない。だから、それ以外のときには傍にいろ」
       ひどく惊いた気配がして、それからアルフレートの肩の强ばりがとけた。
       真面目に颔くアルフレートを见て、なんだかからかいたくなったが、それも可哀想かと思いなおす。――少なくとも、今から部屋に戻れなどと言われるのはゴメンだった。
       抱きしめる肌はあたたかく、优しい。目が覚めて、目の前に彼がいることには惯れたが、それでもときおりはまじまじと见つめてしまう。最も惯れないのは体温だ。そのあたたかさがルドルフを侵蚀する。そのことに揺れて、自分が弱くなったとそう思うことがある。彼を疎ましく思うことさえ。
       けれど今夜、その焦燥は远い。
      「Glückwünsche zum neuen Jahr...Priester Alfred」
      「Glückwünsche zum neuen Jahr.Kronprinz Rudolf」
       微笑むと、どちらからともなく手を握り合って眠った。
       もうおそらくは二度とない、二人だけで过ごす、年が明ける夜なのだから。


           A HAPPY NEW YEAR
       
      


      3楼2008-02-03 23:03
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        翻译如下:
         今天的晚会有点嘈杂。人们都心神不宁,时不时看看手表,等待着新年的到来。这个时候,皇太子也没有失去他往常的优雅。时而和贵族们谈笑风声,时而从谈话中抽身出来。看着人们不安的样子,尽管如此,鲁道夫却认为自己在不在都无所谓。他低下头,一个嘲弄的笑容在他的嘴边一闪而过,谁也没有注意到。事实上,皇太子的身影一会而便消失在大厅里,一时间,谁也没发觉他的离开。
         另一边,对于祭司而言,年末这个时候是最忙的。
         今年的这个时候,虽然有来告解来忏悔的人,但也只是白天来。阿尔弗雷特过着非常宁静的夜晚。
         话说新年之夜,由于太早了睡不着遍打开了书。总觉得这个时候集中精神图书很可笑,但还是从房间的书架上拿出了本书,站在书架旁看起来。当然这些书的内容早就倒背如流了。
         空气中,不知何处传来声响。
         阿尔弗雷特朝着大厅的方向看去,笑了笑。鲁道夫现在应该在迎接新年到来的晚会上。思绪飘向那个方向。
         但是。
         [在看什么?]
         突然,书从背后被抽走了。
         新鲜的空气。吃惊地回头一看。应该在宴会上的皇太子为什么会在这里?
         [鲁道夫大人]
         [啊,吵死了。真是的,你还是和以前一样不用心。房间记住锁上。]
         [恩。那个……]
         皇太子当着阿尔弗雷特的面,拿起桌上的钥匙去锁门。
         [那个,鲁道夫大人。宴会怎么样了]
         [那种事……]觉得很无所谓地哼了声。
         [跑出来了。]
         [鲁道夫大人!]
         听到责怪得很大声地喊他的名字,无所谓地往向外面。
         [无所谓,反正我不在也没什么。]
         [但是……]
         [真罗嗦]
         说完,鲁道夫出人意料地,用很甜的声音叫着阿尔弗雷特。趁知道阿尔弗雷特没反映过来转身的时候伸手抱住了他。
         [你就想跟我说这个吗?阿尔弗雷特]
         轻轻地在耳边亲昵着,身体变得火辣辣的。
         [是这样吗?]
         [鲁道夫大人……]
         听到他小声哼哼,鲁道夫露出了微笑。一个人陶醉地微笑着。
         而他呢,摒住呼吸。
         [那个……]
         [什么?]
         脸颊越来越热。手情不自禁地轻轻抚摩鲁道夫的背。
         [马上就是新年了呢]
         [是这样的]
         [不回宴会,也没关系了吧。]
         鲁道夫目光直视着他。阿尔弗雷特抚摩着鲁道夫的背。2人紧紧地抱在一起。
         [但是,我很开心。]
         [阿尔弗雷特]
         抚上脸颊,手指轻轻抚摩着脸上的伤痕,好似爱抚。
         痒痒地轻笑出声。道夫的眼睛近在眼前,闭上眼睛,一个缠绵的长吻。
         邀约来到床上,感到非常不好意思。
         或许明天开始,一段时间在这张床上都睡不着了。即使知道,也还是无法拒绝。好象知道他的心思似的,鲁道夫恶作剧般地笑了起来。
         说起来,这是第一次和鲁道夫一起过新年。这样想的时候,吻得更深了。鲁道夫就是为了一起过新年才来阿尔弗雷特的房间的吧。
         这样下去,和鲁道夫一定可以一起过新年了。
         远处传来一阵欢呼声。吓了怀中的阿尔弗雷特一跳。
         [新年快乐]
         一边安抚他慌乱的气息,一边爱抚着阿尔弗雷特的头发。对于这个时候的阿尔弗雷特来说,比起直接的快感,像这样的暧昧接触更让他慌乱。现在,他流露出抗议眼神,拼命压抑心跳。纠缠在一起的唇内传来热浪,周围充满暧昧的气息。偷偷瞄一眼,看到阿尔弗雷特眼睛红了。连他自己都没发觉这样的眼神就好象在邀请一样。
         中途停下动作,带着惩罚的意味般用舌头挑逗着他的理性。阿尔弗雷特不并讨厌,还发出更暧昧的声音。紧贴的身体,从交缠舌尖传来一阵阵欢喜。
         这个是我的声音吗,还是从阿尔弗雷特的,鲁道夫自己都不清楚了。——哪边都好,已经无所谓了。因为这个是他们之间交织的,已经分不出来了。
         手指索求着肌肤的触感。虽然阿尔弗雷特的房间不像鲁道夫的房间一样有不会熄灭的暖炉可以让房间保持温暖,但谁也没注意到暖炉的活已经熄灭了。冰冷空气好象肌肤一样,被阻断呼吸的热度给包围着,毫无意识地,知识感觉到更强烈的刺激。
         抵抗已经消失了,阿尔弗雷特的手指深入发间。细小的震动从指尖传来,不言而喻的意图,在他的不经意间流露出来。鲁道夫笑了。
        


        4楼2008-02-21 22:09
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          .......严肃的说,喜欢天爱的读者真的很辛苦,因为不仅要研究日文,还要研究德文......学无止境咩 >.<


          6楼2008-02-21 22:22
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            嗯。。。。。(小蝶会把怕外文的小孩吓走哦)


            7楼2008-02-21 22:27
            回复
              (从恍惚中脸蛋红红回过神来)其实,一直都有想过,阿尔弗雷特与鲁道夫在甜蜜的时刻里会如何度过,因为他们相聚的时间真的太少太少了,哪怕只有这一点点,也弥足珍贵。神啊,何处是乐园


              8楼2008-02-21 22:36
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                ……>/////<


                11楼2008-07-24 17:12
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                  2025-05-24 12:12:44
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                  研究德文?为什么啊?


                  IP属地:上海13楼2010-11-27 22:55
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                    我可以转帖吧?


                    14楼2011-04-15 18:04
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                      同人大好 这篇好棒 原作的纠结感 话说第一次看到转日文贴度娘没直接改成简体


                      来自手机贴吧15楼2014-07-14 20:06
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