徒然草第七段(上)
原文:
あだし野①の露消ゆる时なく、鸟部山②の烟立ちさらでのみ③住み果つるならひならば、いかに物のあはれ④もなからん。世はさだめなきこそいみじけれ⑤。
文语解読:
①あだし野:地点可能是山城国嵯峨野的深处,爱宕山山麓的墓地。「あだし」是单词「はかない」的形容词シク活用形,表无常之意,所以可以译作为“无常野”。
②鸟部山:京都市的东部,清水寺以南泉涌寺以北的地方。墓地。
③立ちさらでのみ:「のみ」原本为「の身」这里为「……自身」的意思。
④物のあはれ:外部の事物にふれておこるしみじみとした感动。「あわれ」はもと対象への感叹や賛美の情を表す时に発する声であった。
⑤世はさだめなきこそいみじけれ:徒然草での「いみじ」はすべて「非常に优れている」と解いてよいものばかりで、「非常にかなしい」「非常によくない」の意のものはない。
现代语訳:もしもあだし野の露がすぐ消えるように、命がはかなく消える时がなく、鸟部山の烟が立ち去るように、命がこの世からただ立ち去り消えないで。いつまでも住みおおせてばかりいる世の习いであるのなら、どんなにかしんみりとした情趣もないことであろう。世の中は无常であることこそ、非常によいのだ。
中国语訳:倘若无常野的露水和鸟部山的云烟都永不消散,世上的人既不会老也不会死,则纵然有大千世界,又哪里有生的情趣可言呢?世上的万物,原本是变动不居,生死相续的,也唯有如此,才妙不可言。
