oo泡小泡oo吧 关注:10贴子:897
  • 7回复贴,共1

「格式」备份日站上找的文(东吴相关,腐向慎入)

取消只看楼主收藏回复

噎せ返るほど甘美な芳香
目に痛いほど鲜烈な色彩
昨夜の大风で桂花は大地を覆う毛毡と化していた。
馥郁と言うには豊かに过ぎる香りに陆机は颜を颦める。そのまま暂くは袖口で口元を押さえていたが、気にならなくなると袖を降ろし周囲に目を走らせた。
「云¨¨」
威圧感のある声に精一杯の优しさを込めて陆机は弟を呼ぶ。踏みしめた履の下で小さな桂花が溃れているのを感じながら。
昨年、国が灭びた。
北方を强大な国に接しながらも国内がまとまるどころか、暴君が君临し佞臣が侍るといった自壊の道を歩み続けていた状态から考えれば长く保てたとも言えるが、悲壮な覚悟で戦いに挑まなければならなかった者にとっては悲剧そのものである。
陆机の军も晋の龙骧将军・王浚率いる军に为す术もなく打ち破られ、长兄の陆晏は夷道で次兄の陆景は楽郷で戦死を遂げた。
西陵で败戦の忧き目に遭いながら何とか生き延びた陆机は、信陵にいた陆云の安否を気遣いつつも兄达の遗体を故郷に运ばなければならず心残りのまま帰还。そして陆云が故郷に戻って来たのがつい先月―――戦からは一年以上経ってからのことである。
「云、何処にいるのだ?」
兄达の死を知った陆云の悲しみは寻常ではなく、最も西方に位置していた自分が晋军を止められなかった所为なのだと强い自责の念に駆られている。
大风で残らず散らされた非力な桂花を自身に准えて、无情感に袭われて陆云が変な気を起こすのではないかと陆机は気が気ではなかった。
控えめでありながらも芯の强さを持つ陆云は、时に强情で激しい―――
「¨¨兄上?」
振り返った陆云の睑は少し肿れていた。よく见れば頬にも涙の痕らしきものが见える。
「何を¨¨しているのだ?」
桂花と溶け合うほどに鲜やかな夕阳に照らされる中、置き去りにされた迷い子のように大地に座り込む様子は穏やかならぬものがある。
陆机は駆け寄り陆云の両手を掴む。陆云の荒れた指先が败戦后の流浪を感じさせて胸が痛んだが、手の中には何も握られていないのを确认すると、有无を言わさぬ势いで懐をまさぐった。
「なっ¨何をなさるのですっ!?」
惊きに目を见开き―――しかしほのかに頬を染めた陆云の表情に気付いた时、陆机は身体に热情が走るのを感じた。
「云が刃か毒を持っているのではないかと¨¨」
些か唐突に陆机は口を开き、慌てた様子で両手を陆云から离した。
「兄上は私が自害するとお思いだったのですか?」
「痛ましいほどに意気消沈していたから、ふとした切っ挂けで¨¨と不安でならなかった」
「いつも自信に溢れておられる兄上でも不安になることがあるのですね」
くすりと笑みを零した陆云を、陆机は反射的に平手打った。
「谁の所为だと思っているんだ!この一年¨¨いや别れて暮らすようになってから一日たりともお前のことを考えない日はなかったというのにっ!」
「兄上¨¨」
扑たれて赤くなった陆云の頬を涙が伝う。
「やっと兄上に再会できたのです。命を绝つようなことなど致しません。ただ、风に吹かれて飞ばされ、地に漂着しては踏み溃される小さな桂花が自分に重なり、気が付けば此処におりました」
「桂花は色も香りも强すぎる。云には似ていない¨¨」
陆机は陆云の頬を抚でると、彼の颚を引き寄せて唇を降らせた。
「―――兄上っ¨んっ¨¨」
二人は崩れるように桂花の毛毡の上に倒れ込んだ。势いで舞い上がった桂花が夕阳に反射し砂金の如くの煌めきを発する。
その辉きに我に返った陆云が兄を押し止めた。
「なりませんっ、我々は同じ血を分けた兄弟なのですよ¨¨」
「なればこそ。兄弟达の中でも云は幼き顷より共に在り、我が半身と思っていた。心ならずも引き离されてしまった时は自分が自分ではない心地だった。それがようやく再会できたとなれば一つになるのが道理だろう」
当初は涌き上がる情欲に戸惑いを覚えていた陆机だったが、自身の言叶に力を得、もはや迷いはなかった。
「¨¨私の想いも兄上と同じです。けれども先の戦で陆氏の栄誉を伤つけ、さらに罪を犯すのは亡き父上や兄上に申し訳が立た¨¨」
陆云が最后まで言叶を発しないうちに、陆机は陆云の唇を指先で押さえる。
「呉国が灭びた时に陆氏の栄华も终わりを告げた。――义存并済、胡楽之悦(今我々が为すべきは共に生き残ることのみ、他に何の楽しみがあろうか)――これは些かの虚饰もない本心だ」
それは先日陆机が陆云に赠った诗の一节だった。伤心の陆云を慰めようと连ねられた四言诗に込められた兄の真情を思い返す度に、だが陆云は嬉しさと共に胸を缔め付けられるような切なさを覚えていた。
「どうして我々は兄弟として生を享けてしまったのでしょう¨¨これほどに兄上のことを爱しているというのに¨¨」
「马鹿だな、云は¨¨」
陆机はゆっくりと陆云を抱きしめた。
「兄弟だからこそ深く互いを知り、深く爱せるのではないか。このまま云と手を携え年老いて行ければこれに胜る幸福はない。そうであろう?」
「はい、兄上¨¨兄上がおられる限り私はこの世におりたいと思います」
「―――云っ¨¨」
立ち上る馥々たる芳香
差し込む夕阳に煌めく色彩
交わされたくちづけは桂花の香りよりも甘く、花弁の色よりも艶やかで¨¨
二人は愉悦と恍惚の波间に身も心も预けた。
其实这篇是兄弟CP。。。



1楼2012-06-10 11:32回复
    补题目:桂花散香
    期待日语帝翻译


    2楼2012-06-10 11:33
    回复
      遗托
      あの日、私は陛下の御使として病床の羊将军を访っておりました。羊将军に讨呉の方策をお伺いする为です。
      羊将军は远からぬ死を覚悟しておられたのでしょう。その声音は落ち着いていながらも、彼の后半生を赌けた天下平定という梦を己の手で成し遂げられない无念さが、时折渗み出ておりました。
      そして最后に私の手を取ってこう仰いました。
      「茂先殿、呉平定の后に“彼”の遗児が朝廷に仕えることになれば力になってやって欲しい」と―――
      +++++
      「―――お客人がお见えになりました」
      家宰の声に私は现実に引き戻されました。「うむ」と短く返事をし、立ち上がる前に真円の镜を覗き込むと、ふと言いしれぬ溜息が零れました。
      颜に刻まれた几筋もの皱、鬓に混じる白髪¨¨随分と歳を取ったものです。考えてみれば羊将军との约束から十年を越える月日が流れているのです。
      この间には羊将军の愿いだった呉平定を成し遂げたものの、斉王様の死など辛いことも多くありました。
      今はまた都に戻っておりますが、私も陛下の宠を失い半ば左迁の形で幽州に飞ばされたこともございます。そして陛下は最近では専ら杨皇后の一族に心を寄せておられるご様子。外戚が跋扈した世の末路を思うと、この国の先行きを悬念せずにはいられませんが、一定の安定が保たれているのもまた事実です。
      「¨¨父上?」
      どうやらまた现実から离れてしまったようです。私の长子・张禕の少々苛立った声が闻こえます。
      「すぐに参る」
      と返事をし、室を出ると禕が私を待っておりました。
      「どうした?」
      「私も客人と会ってもよろしいでしょうか?顾令文から见せてもらった诗の作者に会ってみたくなりました」
      「それには及ばぬ。今日会わなくともいつでも会えるようになる」
      些か强い口调になってしまった私の言叶に、禕は一瞬惊いたように目を见开きましたが、すぐに何事もなかったかのように一礼して下がりました。
      客间の前で私は大きく息を吸いました。寒门出の者や亡国の人士など后ろ盾を持たぬ者が、庇护を求めて私を访れるのは珍しくありません。
      しかし、あの日の约束を果たす时が访れて、今日ばかりは微かに紧张しているようです。一つ咳払いをし、私は彼らとの対面の席へと向かいました。
      「陆机、字を士衡と申します」
      よく响く声、真っ直ぐに私を见据える强い双眸。中原の人士に遅れはとっていないと言わんばかりの気概に富んだ良い表情をしております。ただ、だからこそ彼が危うさを孕んでいるようにも思えました。
      「士衡殿、ようおいで下された。贵殿の名声は洛阳にもよく伝わっている」
      私は笑みを乗せて语りかけました。彼――陆机も紧张しているのでしょう。额にはうっすらと汗が浮かんでいます。
      「畏れ入ります」
      「ところで弟御は如何なされた?共においでになると闻いていたが」
      「申し訳ございません¨¨弟はその¨持病の発作と申しますか¨¨」
      先程までの毅然とした态度から一転して、陆机の颜に动揺の色が浮かんでいます。
      「患うておられるのか?」
      「いえ、正しくは病ではなく笑い癖の発作にて¨¨」
      「笑い癖?」
      世の中には変わった癖があるものです。羊将军との约束が守れるか不安になってまいりました。
      ちょうどこの时、家宰の呼ぶ声がしました。
      「旦那様、お客人がお见えでございますが¨¨」
      「客人?」
      「陆士龙と名乗っておられます」
      「では此処に案内を」
      陆机に目を向けると何とも不安げな様子をしています。
      陆士龙――陆云は六歳にして文章を缀り神童として囃され、十六歳で贤良に推挙された秀才と伝え闻いております。笑い癖という奇妙な癖とは结びつかず、私は当人が现れるのをついつい兴味本位で待ち构えてしまいました。
      


      3楼2012-06-10 11:36
      回复
        「遅参致しまして申し訳ありません」
        现れた陆云は一见したところ特に変わった人物には见受けられず、宁ろ陆机より亲しみやすそうな、雰囲気の良い青年に感じました。
        「陆云、字を士龙と申しま¨¨」
        颜を上げた陆云の视线は私と视线を合わせるというよりもう少し下、そう颚须の辺りを凝视しています。
        「士龙殿?如何された?」
        「¨¨くっ¨くくっ¨¨」
        わ、笑い声?
        「云っ!」
        兄の陆机が慌てて陆云の口元を押さえています。
        「申し訳ございません。すぐに弟の笑い癖を止めますゆえ、暂しの间だけ席を外していただけないでしょうか」
        何が何だかさっぱりわかりませんが、私は颔いて客间から退室しました。
        「云、落ち着いて¨¨大丈夫。私がついている。大丈夫だ¨¨」
        漏れ闻こえてくる声の甘やかな响きに、私は思わず客间を振り返りました。覗き见るつもりは毛头なかったのですが、隙间から二人の姿が见えたのです。
        弟をしっかと抱きしめ、幼子をあやすように优しく髪を抚でる陆机。荡けるほどに优しげな眼差しは、矜持の高そうな面持ちだと感じたのとはまるで别人のようです。
        「¨¨っ¨兄上¨¨」
        込み上げてくる笑い声を必死に押さえようとしているのか、陆云の声は気の毒なほどに震えております。
        「大丈夫、私がついているから¨¨」
        陆机は微笑みを湛え、ゆっくりと陆云の额に唇を降らせました。
        「兄上¨¨」
        陆云は微かに貌を绽ばせて陆机に凭れ挂かります。そして陆机の唇が肌肤に触れる度に、陆云の笑い声が**な吐息へと変わっていきました。
        「云、落ち着いたか?」
        唇を离し、少し距离を置いた陆机を见つめる陆云の双眸が寂しげに揺れました。
        「此処は张公の邸だから¨¨」
        「はい¨¨兄上¨¨申し訳ありません¨¨」
        「何を谢る?」
        「大切な时に私はあんなことを。私の所为で张公から见放されてしまうのではないでしょうか¨¨」
        「気にするな。たとえ后ろ盾がなくとも私は私の才で切り开いてみせる」
        「兄上の才は都の谁にも负けはしません。ですが、南の出身だというだけで卑下されるのが现実。我らには后ろ盾が必要だというのに¨¨私の¨¨」
        「云、気にするなと言っているだろう。云がいれば私はどんな逆境にだって生きていける。呉に帰って二人で人知れず静かな生涯を送るのも悪くはない」
        陆机はそう言って再び陆云を强く抱きしめました。何と申しますか丽しい兄弟爱というよりは¨¨
        「兄上」
        「どうした?」
        「兄上が私の兄で嬉しくて¨¨でも少し苦しい。兄弟は兄弟でしかいられないのでしょうか?」
        いやいや、普通の兄弟が醸し出す光景には见えません。
        「兄弟であってもなくても、私も云への想いに嘘伪りはない。そうであろう?」
        「はい。私の兄上への想いに伪りはありません」
        「このまま云を抱きたいところだが、此処は张公の邸。とにかく张公には事情を说明しよう。大丈夫だ。亡き父上も张茂先という人物は懐が広いと仰っていた」
        呉の守护神・陆抗―――それが彼らの父。しかし私は陆抗には直接会ったことはありません。羊将军が私のことを话题にしていたのでしょうか。
        陆抗と羊将军は敌同士でありながら情を通じておりました。但し己の使命を决してなおざりにすることはありませんでした。互いを深く尊敬し、深く爱した。その上で手を抜くことなく、それぞれの信じるものを守る为に対峙していた彼ら。羊将军は陆抗の亡き后も彼への想いを抱き続けていたのでしょう。
        ―――“彼”の遗児が朝廷に仕えることになれば力になってやって欲しい。
        私に托された愿い。疎かにはできますまい。
        「诚に失礼を致しました。弟は极度に紧张したり辛いことがあると、笑い癖が出てしまう性质なのです。それを存知ておりながら弟を伴った私の落ち度です。何卒お许し下さい」
        と平伏する陆机の横で、陆云が不意に颜を上げました。
        「いいえ、兄に落ち度はありません。无礼を致した私は如何なる罚をも受ける所存です。しかし兄にはどうぞご温情を赐りますようお愿い申し上げます」
        「云っ!控えよ!」
        「身内の者が申し上げるのは惮られますが、兄の优れた才能は天が人界に与え赐うた至宝だと私は思っております。どうぞ张公のご温情で花开かせて下さい」
        一点の昙りもない陆云の双眸が私を射抜いていました。惮ることなく放たれた爱情。その深さを私は肌で感じました。
        「御二方とも颜をお上げなさい。官位についてはよく取り计ろう。それから、いつでも我が邸においでなさい。他の文人达と意见を交わすことで御二方の文才は磨かれ辉きを増すことだろう」
        私は二人に向かって微笑みかけました。
        「感谢のあまりお礼の言叶もございません」
        明るさを取り戻した二人の表情に私は大きく颔きました。
        実际、二人の书いた文章は素晴らしいものでした。羊将军との约束がなくても、私は彼らの才を埋もれさせるのを惜しみ、后ろ盾となったでしょう。
        「时に士龙殿。私の口髭をじっと见ていたようだが何か気になることでも?」
        「あっ¨¨」
        陆云は绝句し、慌てて口を押さえました。しかしそれも长くは持たず遂に吹き出してしまったのです。
        「も、申し訳ありませんっ。その¨¨须を结んだ绢の纽を见ると何故か无性に笑いが込み上げてきて¨¨」
        须の¨¨。私は暧昧な笑みを浮かべました。
        私なりのお洒落として须を绢纽で结んでいるのですが、若い者には通じないのでしょうか。爆笑されてしまうとは¨¨。
        いずれにせよ羊将军に托されたこの兄弟が、私の生活に大いに刺激を与えてくれそうです。
        张华视点で机×云。しかも羊陆前提。二陆が初めて张华に会った时のエピソードから広げた话。张华の「须リボン」もすごいけど陆云の「笑疾」ってのも何とも。『晋书』って変な话多くて楽しい(その分、史书としての评価は低いけど)
        这篇讲了昭后的儿子和孙子们的基情故事
        


        4楼2012-06-10 11:36
        回复

          漆黒の暗を焔の乱舞が蹂躙し、火の粉が煌々と天に舞い上がる。
          残酷で祸々しく、だが神々しいほどに美しい光景。山のように耸えていた水上の砦が无惨にも落ちていく。
          谁がこんな光景を予想し得ただろうか?―――鲁粛は、やや兴奋した面持ちで傍らの指挥官を振り返る。
          「公瑾っ―――¨¨」
          労いと景気づけに挂けようとした言叶は、だが一瞬にして砕けて消えた。
          研ぎ澄まされた刃の如くに美丽な周瑜の横颜。だが、それは痛いほどに美しすぎて、他人が彼の心に踏み込むことを阻む障壁となっていた。
          挂け损ねた言叶を探すことは无意味に思えて、鲁粛は少々ばつが悪そうに「何でもない」と独り言にも似た呟きを泄らす。
          「―――子敬¨¨石头関がまるで赤い壁のようだな」
          そう言った周瑜に微かな笑みが浮かんでいた。常のどこか张り付いたそれではない。
          孙伯符が亡くなって以来、失われていた彼本来の笑颜。
          周瑜はようやく呪缚から解き放たれたのだ、と鲁粛は思った。
          建安十三年冬―――
          后に「赤壁の戦い」と呼ばれるこの戦で、周瑜率いる孙権军は曹操军を撃退。乱世は新たな展开を迎える。
          だが、周瑜の前途に开けていたのは、破灭への道。
          +++++
          赤壁の戦役で势いに乗った孙権军はそのまま一気に荆州へと侵攻。だが南郡の攻略に思いの外手间取っていた。さらに先行して夷陵を落としていた甘宁が曹操军の别働队に包囲されてしまう。
          自ら救援队として赴いた周瑜だったのだが、戦闘の最中に流れ矢に当たって负伤する。南郡の阵へと戻ってからも床に卧せる日々を送っていた。
          「马鹿野郎!指挥官が最前线に飞び出していくなんて、何考えてるんだお前はっ!」
          「¨¨子敬。そんな大声で唤かなくとも闻こえる¨¨」
          魁伟といわれる容貌の持ち主は声までも大きいようで、周瑜は耳に残るそれに苦笑を浮かべた。
          だが、鲁粛は唾を飞ばさんばかりの势いでなおも言い募る。
          「しかも、挙げ句に射られて落马だぁ?少し当たり所が悪けりゃあの世逝きだったんだぞ!」
          「ああ、わかっている¨¨十分反省してるから¨¨」
          そう殊胜に谢る周瑜に鲁粛は违和感を覚えた。
          周瑜が素直に谢ったからではない。ふっと见せた透き通るような微笑がやけに远く感じたのだ。
          「¨¨い、いいか。今度そんな真似したらタダではおかないからな」
          粗暴な口调は溢れる优しさを隠す铠。鲁粛が他人の前では决してそんな口调は使わないということも、真に心配しているからだということも、周瑜はわかっていた。
          「子敬のその乱暴な口调闻くと、何だか落ち着くな¨¨」
          「な、何を訳わからないこといってるんだ。头までおかしくなったか?」
          だが言叶とは裏腹に、周瑜は鲁粛の优しさが疎ましく思えた。理由はわからない。未练になるのが怖かったからかも知れない。
          亲友同士の间を隔てる何かが生じていることを、鲁粛も気付いたのだろうか。立ち去るときに周瑜に见せた笑颜は豪放磊落な彼のそれではなく、戸惑いと不安の影が差していた。
          ―――何だ?この焦燥感は。
          周瑜の営舎を后にした鲁粛は胸中に残る痼りのような感情を持て余していた。
          「あ、あの¨¨子敬殿¨¨」
          远虑がちに挂けられた声に鲁粛は我に返る。
          「ああ、公绩か。どうした?」
          公绩―――本名は凌统。若いが果敢な戦ぶりと素直な性格で上からも下からも慕われている将校である。
          「実は子敬殿に頼みがあるのですが¨¨」
          いつも元気の良い凌统にしては何とも歯切れが悪い。
          「とりあえず、その頼みというのを闻かせてくれ。できることならばもちろん协力するから」
          「はい¨¨。主公に公瑾殿を呉都に戻してくれるようにと言って顶けないでしょうか?」
          


          5楼2012-06-10 11:38
          回复
            「は?つまり公瑾の元で働くのが嫌ということか?」
            鲁粛の言叶に凌统は慌てて首を横に振り、悲しげに颜を昙らせる。
            「¨¨公瑾殿¨¨病気なのです」
            「病気って¨¨おい、矢疵で卧せてるんじゃないのか?」
            「いえ、そうであったら良いのですが」
            周瑜が见せた透明な微笑。雪のごとくに白い肌は出血と疵の痛みによるものだけではなかったということか。
            「公瑾は病気のこと知っているのか?」
            「自覚症状がない訳がないと军医が¨¨。だから¨公瑾殿には戻っていただいてしっかりと养生していただきたいのです。お愿いします」
            凌统の真挚な眼差しは真実のみを伝えているのだろう。
            だが¨¨
            「¨¨申し訳ないが、その愿いは多分闻き入られない。たとえ主公の命令であろうとも公瑾は戻らない」
            「どうして¨¨」
            「―――公瑾だからだ」
            +++++
            一年以上に渡る攻防戦の末、孙権军はようやく南郡を手中に収め、周瑜は南郡太守に任じられた。
            久々に会った周瑜の相貌に鲁粛は息をのんだ。周瑜は一回り小さくなったのではないかと思えるほどに痩せていたのだ。
            だが、色素を失くしてしまったのかと思えるほどに白い肌には、かつて美周郎と呼ばれたほどの美貌だけが时を忘れたかのように留まっている。
            その凄绝な美を凝视できずに鲁粛は思わず目を逸らした。
            「久しぶりだな、子敬」
            声すらも美しいその响き。しかし无机质でぬくもりがない。
            「公瑾¨¨」
            「これより西へと侵攻することになった。子敬は遗憾かも知れぬが、私は刘备を信用するつもりはさらさらない。先んじて益州を取れば刘备も荆州を我らに返还せざるを得ない。これでまずは天下二分―――」
            赤壁の戦いで利を得たのは実は孙権军ではなく刘备军であった。孙権军が南郡攻略に手间取っている间に荆州南部を取ったのは刘备军である。家中には刘备军に対して内心愤然とした思いを抱えている者も多い。
            だが、赤壁で破れたとはいえ曹操军の力は大きく、孙権军だけの力では対抗しきれないのが事実である。
            まずは刘备军と结び曹操に対抗するという鲁粛の策を、孙権は容れた筈だったのだが¨¨。
            「公瑾、少し急ぎすぎてはいないか?」
            「これ以上の时をかければ刘备军の力が増すだけだ。扬・荆・益の三州があれば刘备军という癌を身内に抱えずとも曹操に対抗し得るのだ」
            「何も反対している訳ではない。だが公瑾には休息が必要だと思う。せめて他の者を派遣するなり方策が¨¨」
            「―――子敬、これは私の梦なのだ。孙策が死んだときに溃えたと思ったが、赤壁での胜利で私は确信した。この手で実现するためにあるのだと」
            文字通り梦に浮かされた周瑜の表情は、今にも消え入りそうな脆弱さを孕んでいた。
            恐らくその强い意志だけで今の周瑜は生きているのだろう。强引に引き留めれば周瑜の命は消える。どうすることもできない绝望が鲁粛を袭う。
            あの夜、燃え盛る焔の前で周瑜は呪缚から解き放たれたのではなかったのだ。赤く染まった石头関は周瑜に逃れることのできない枷を与えた。
            赤壁―――それは忌むべき名だと鲁粛は思った。
            +++++
            周瑜が益州の地を踏むことはなかった。
            意志だけが支えていた彼の命も途中の巴丘で遂に尽きたのだ。
            ―――なぁ、公瑾。これでやっとお前は呪缚から解き放たれたのかな¨¨
            鲁粛は一人静かに杯を捧げた。
            周瑜への镇魂と祝贺を込めて―――
            カップリング话ではないといえばないのですが。
            很诡异的找不到昭后的文
            至于这篇我只能说CP真尼玛诡异。。。


            6楼2012-06-10 11:38
            回复
              最后放网址。 ht tp:/ /yu ra ra. ki r.jp/ci k/


              7楼2012-06-10 12:01
              回复
                其实有H的
                你只看到兄上说明你不够认真


                9楼2012-06-10 12:39
                回复