

「出逢いと别れ」をテーマに走り続けてきた
CHERRYBLSSOMからの最后のプレゼント
5月16日。残念なニュースが飞び込んできた。まずはCHERRYBLOSSOMの公式ホームページに掲载されたメッセージをお読み顶こう。
「CHERRYBLOSSOMより大切なお知らせ」
いつもCHERRYBLOSSOMを応援していただきありがとうございます。このたび、皆様に大切なお知らせがあります。CHERRYBLOSSOMは6月16日名古屋ダイアモンドホールでのライブを最后に解散することになりました。メンバーとスタッフで何度も话し合いを重ねてきましたが、それぞれの音楽性の违いや将来を思い描く方向のずれが生じ、解散という结论 となりました。突然のお知らせとなりましたことを深くお诧び申し上げます。これまで応援していただいたファンの皆様、関系者の皆様、本当にありがとうございました。
2006年に结成したCHERRYBLOSSOM。リーダーでベースの83(ヤス)は元midnightPumpkinのメンバーでもあり、家庭の事情により表舞台を去り、音楽业界で地元シーンを盛り上げるべく様々な活动をしていた関系で元々知り合いであった私は、「佐々さーん、新しいバンドやることになりました」と、结成时から知るバンドとなった。ヴォーカル选びにこだわり、100人にも及ぶ候补者と会ったというだけあり、キュートでありながらパワフル、エネルギッシュなMEEKO、优しげ、可怜でありながら内に秘めた强さも感じさせるMAICO、そのいずれも魅力的でありながら全く个性の违う2人の声が络み合った时に生み出されるハーモニーは、何ともいえない美しさで、ノリやすく楽しい中に切なさを折り込んだ楽曲に乗せられた歌は、どちらかと言うと男性ヴォーカル好きの私が、一瞬で虏になるほどだった。ライブも、左右に、前后に、ヴォーカル2人が、そしてベースとギターが様々に动く様は、楽曲や演奏を超えた感动を与えてくれ、どんどんその世界観に取り込まれ、ヤミツキになった。MCも素直な人柄が表れた话し振りや内容で、実际に会って话した印象もイメージそのままにとても良く、人柄も込みで、どんどん応援したい気持ちが强くなった。そんな彼女らは结成わずか1年で大きなチャンスをつかんだ。2007年7月、メガフォースコーポレーションより『Riskygirl』をリリース。12月にはテレビ东京系『家庭教师ヒットマンREBORN!』のオープニングテーマ“DIVE TO WORLD”でポニーキャニオンよりメジャーデビュー。これを含め、2年间でリリースした5枚のシングルは、全てタイアップ付き。フルアルバムも2枚リリースし、様々な大型イベントにも出演、梦であったワンマンライブも行うなど、これ以上ない程に顺调に駆け上がっていった。しかし、今年1月にリリースした2nd Album『时空』を引っさげた初の全ヶ所ワンマンのツアーの最终日、名古屋。そのライブ中に最初の発表があったのだ……「解散します」と。すかさず会场中で上がる悲鸣。当然ここで理由だったり、今后の予定だったりを话す予定だったのだが、何度も后ろへ行って水を饮み、それでも泣いてしまってなかなか话せないMEEKO。惊きと悲しみに溢れた会场の雰囲気が徐々に柔らかくなるのがわかる。「顽张れー!」「それでも大好きだよー!」「ミーコー!」とあちらこちらから声が上がる。长い长い沈黙の后、83がベストアルバムのリリースがあることを告げ、后を受けたMAICOも泣きながら、诘まりながらラストライブをやる、ということを话す。そして最后の曲、“CYCLE”でメンバーもオーディエンスも全力で盛り上がる。当然すかさずアンコールの声が上がるが、なかなか出て来ない……おそらく出て来れない(楽屋で泣き崩れている?)メンバー。「チェリーブロッサムー!」「ミーコー!」「マイコー!」「ヤスー!」「ゆっちー!」とそれぞれのそのままの思いを込めたコールが続き、遂にメンバー再登场。彼女らの大きなキッカケとなった“Riskygirl”と、出逢いと别れをテーマとした“春风LOVER SONG”を时折涙で诘まりながらも元気に歌いあげた。常に本気で、音楽にも、ファンにも、メンバーにもぶつかってきたCHERRYBLOSSOM。だからこその前向きな决断。正直、残念だったり、悲しかったり、もったいないと思う気持ちは隠せない。でも、一番悩み、苦しみ、考えたのはメンバーだ。それがリアルに伝わるライブだったから、もう、受け止めるしかない。残り1回のライブとベストアルバムを心待ちにし、彼女らの次の活动も応援していきたいと思う。
Text : 佐々知香
【这段也是用来水的
