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【脚本】【申精】「秒速5センチメートル」日文脚本

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アカリ:ねえ 秒速5センチなんだって
タカキ:えっ 何?
アカリ:桜の花の落ちるスピード 秒速5センチメートル
タカキ:ふうん アカリ そういうことよく知ってるよね
アカリ:ふふん ねえ なんだか まるで雪みたいじゃない?
タカキ:そうかなー あっ ねえ! 待ってよ!
(踏切の音)
タカキ:アカリ!
アカリ:タカキくん 来年も一绪に桜 见れるといいね!


1楼2012-02-09 17:45回复
    第一回 桜花抄(アカリからの手纸)
    远野タカキさまへ たいへんご无沙汰しております
    こちらの夏も暑いけれど 东京に比べれば ずっと过ごしやすいです
    でも今にして思えば私は东京のあのムシ暑い夏も好きでした
    溶けてしまいそうに热いアスファルトも 阳炎のむこうの高层ビルも
    デパートや地下鉄の寒いくらいの冷房も
    私たちが最后に会ったのは小学校の卒业式でしたから あれからもう半年です
    ねえ タカキくん
    私のこと 覚えていますか?
    (アカリからの手纸)
    前略 タカキくんへ
    お返事ありがとう 嬉しかったです
    もうすっかり秋ですね こちらは红叶がキレイです
    今年 最初のセーターをおととい私は出しました
    (ドアの开く音)
    (教室)
    先辈:远野くん!
    タカキ:先辈
    先辈:何?アブレター?
    タカキ:违いますよ!
    先辈:ごめんね 全部お愿いしちゃって
    タカキ:いえ すぐ终わりましたから
    先辈:ありがとう ねぇ 転校しちゃうってホント?
    タカキ:あっ はい 3学期いっぱいです
    先辈:どこ?
    タカキ:鹿児岛です 亲の都合で
    先辈:そうかー 寂しくなるなぁ
    (アカリからの手纸)
    最近は部活で朝が早いので 今 この手纸は电车で书いています
    この前 髪を切りました
    耳が出るくらい短くしちゃったから
    もし会っても 私って分からないかもしれませんね
    (ドアの开く音)
    (タカキの家)
    母亲:ただいまー
    タカキ:おかえり
    (洗濯机の駆动音)
    (アカリからの手纸)
    タカキくんも きっと少しずつ変わっていくのでしょうね
    (アカリからの手纸)
    拝启 寒い日が続きますが お元気ですか?
    こちらは もう何度か雪が降りました
    私はそのたびにものすごい重装备で学校に通っています
    东京は雪は まだだよね
    引越してきてからもついクセで


    2楼2012-02-09 17:46
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      2025-07-24 06:43:20
      广告
      不感兴趣
      开通SVIP免广告
      东京のぶんの天気予报まで见てしまいます
      (运动场)
      友人A:雨でも降らねえかなぁ
      友人B:でも居内でもキツイぜ
      タカキ:なぁ 栃木って行ったことあるか?
      友人:ハァ?どこ?
      タカキ:栃木
      友人:ない
      タカキ:どうやって行くのかな?
      友人:さぁ...新干线とか?
      タカキ:远いよな
      先辈:一年!
      タカキたち:ハイ!
      先辈:ラスト三周!
      ファイト!オーッ! ファイト!オーッ!
      (アカリからの手纸)
      今度はタカキくんの転校が决まったということ惊きました
      お互いに昔から転校には惯れているわけですが
      それにしても鹿児岛だなんて
      今度は ちょっと远いよね
      いざという时に
      电车に乗って会いに行けるような距离では なくなってしまうのは
      やっぱり...
      少し...
      ちょっと寂しいです
      どうか どうか タカキくんが元気でいますように
      (アカリからの手纸)
      前略 タカキくんへ
      3月4日の约束 とても嬉しいです
      会うのは もう一年ぶりですね
      なんだか紧张してしまいます
      うちの近くに大きな桜の树があって
      春には そこでもたぶん
      花びらが秒速5センチで地上に降っています
      タカキくんと一绪に
      春もやってきてくれればいいのにって思います
      (教室)
      女生徒:帰りどっか寄ってく?
      男生徒:うん 雨だしな
      女生徒:予报では夕方から雪になるって
      男生徒:え~っ 寒いと思ったよ もう3月なのにな
      女生徒:风邪引きそうだよね ねっ あったかいもの饮んでこうよ
      下北で降りてさ
      男生徒:そうだな
      友人:远野 部活行こうぜ
      タカキ:あぁ あのさ 俺 今日ちょっと部活ダメなんだ
      友人:引越しの准备か?
      タカキ:そんなこと 悪いな
      (アカリからの手纸)
      私の駅まで来てくれるのはとても助かるのですけれど
      远いので どうか気をつけてきて下さい
      约束の夜7时に駅の待合室で待っています
      (発车ベル)
      タカキ:アカリとの约束の当日は昼すぎから雪になった
      (记忆)
      アカリ:あっ ねえタカキくん!
      ねこ!チョビだ!
      タカキ:こいつ いつもここにいるね
      アカリ:でも今日は1人みたい
      ミミは どうしたの? 1人じゃ寂しいよねぇ
      (走る足音)
      タカキ:あの本 どう?
      アカリ:なかなか 昨日一晩で40亿年分読んじゃった!
      タカキ:どのあたり?
      アカリ:アノマロカリスが出てくるあたり
      タカキ&アカリ:カンブリア纪!
      アカリ:私 ハルキゲニアが好きだな こんなの
      たかき:まあ 似てるかも
      アカリ:タカキくんは何のファン?
      タカキ:オパビニアかな
      アカリ:あー 眼が5つあるヒトだよね!
      (タカキ)
      仆とアカリは 精神的にどこかよく似ていたと思う
      仆が东京に転校してきた1年后にー
      アカリが同じクラスに転校してきた
      まだ体が小さく病気がちだった仆らは
      グランドよりは図书馆が好きで
      だから仆たちはごく自然に仲良くなり
      そのせいでクラスメイトから からかわれることもあったけれど
      でも お互いがいれば不思议にそういうことは あまり怖くはなかった
      (はやし立てる声)
      仆たちは いずれ同じ中学に通い
      この先もずっと一绪にだと
      どうしてだとう そう思っていた


      3楼2012-02-09 17:46
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        (駅)
        (駅のアナウンス)
        新宿 新宿 终点です お振りのお客様は...
        JR线 京王线 地下鉄はお乗り换えです...
        (タカキ)
        新宿駅に1人で来たのは初めてで
        これから乗る路线も仆にはすべて初めてだった
        ハァ...
        ドキドキしていた
        これから 仆は アカリに会うんだ
        (电车の中)
        女子高校生A:この前の子 どうだった?
        女子高校生B:谁?
        女子高校生A:ほら 西商の!
        女子高校生B:え~?趣味悪くない?
        (车内アナウンス)
        まもなく武蔵蒲和 武蔵蒲和に到着いったします
        次の武蔵蒲和では快速列车 待ち合わせ……
        快速列车 待ち合わせのためこの列车は4分ほど停车します
        与野本町 大宫までお急ぎの方は向かいの...
        (ためいき)
        (记忆)
        (电话のベル)
        (电话の呼出音)
        アカリ:あの...篠原と申しますけど
        あの タカキくんいらっしゃいますか?
        母亲:アカリちゃんよ
        タカキ:え...転校?
        西中はどうすんだ?せっかく受かったのに
        アカリ:栃木の公立に手続きするって...
        ごめんね
        タカキ:いや...アカリが谢ることないけで
        アカリ:葛饰の叔母さんちから 通いたいって言ったんだけど
        もっと大きくなってからじゃないとダメだって...
        タカキ:わかった
        もういいよ
        もういい
        アカリ:ごめん...
        (タカキ)
        耳が痛くなるくらい 押しあてた受话器ごしに
        アカリが伤つくのが手にとるように分かった でも...
        どうしようもなかった
        (タカキ)
        乗り换えのターミナル駅は帰宅を始めた人々で混み合っていて
        谁の靴も雪の水を吸ってぐっしょり濡れていて
        空気はー
        雪の日の都市 独特の匂いに満ちて冷たかった
        (駅のアナウンス)
        お客様にお知らせいたします
        宇都宫线 小山 宇都宫方面行き列车は
        ただいま雪のため 到着が8分ほど遅れております
        お急ぎのところお客様には 大変ご迷惑おかけいたしますが
        (タカキ)
        その瞬间まで 仆は电车が遅れるなんていう可能性を考えもしなかった
        不安が急に大きくなった
        (车内アナウンス)
        ただいまこの电车は雪のため 10分ほど遅れて运行しております
        お急ぎのところ列车遅れておりますこと お诧びいたします
        (タカキ)
        大宫駅を过ぎてしばらくすると
        风景からはあっという间に建物が少なくなった
        (车内アナウンス)
        次は久喜 久喜
        到着が大変遅れましたこと お诧び申し上げます
        东武伊势崎线にお乗り换えの方は 5番出口におまわり下さい
        后続列车が遅れているため
        この列车は到駅にて10分ほど停车します
        お急ぎのところ大変ご迷惑おかけいたしますが
        今しばらくお待ち下さいますよう お愿いいたします
        タカキ:すみません
        (车内アナウンス)
        后続列车が遅れているため
        この列车は到駅にて10分ほど停车します
        お急ぎのところ大変ご迷惑を おかけいたしますが...
        (电车が停车する音)
        (车内アナウンス)


        4楼2012-02-09 17:48
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          野木 野木
          お客様にお断りとお诧び申し上げます
          后続列车遅延のため この列车は当駅でしばらくの间停车します
          お急ぎのところ大変ご迷惑...
          (タカキ)
          駅と駅との间は信じられないくらい 离れていて
          电车は一駅ごとに信じられないくらい长い间 停车した
          (タカキ)
          窓の外の见たこともないような雪に荒野も
          じわじわと流れていく时间も 痛いような空腹も
          仆をますます心细くさせていった
          约束の时间を过ぎて
          今顷アカリは きっと不安になり始めていると思う
          あの日...あの电话の日ー
          仆よりもずっと大きな不安を抱えているはずのアカリに対して
          优しい言叶をかけることのできなかった自分が
          ひどく 耻ずかしかった
          (卒业)
          アカリ:じゃあ 今日でショナラだね
          (タカキ)
          アカリからの最初の手纸が届いたのはそれから半年后中1の夏だった
          彼女からの文面はすべて覚えた
          约束の今日まで2周间かけて
          仆はアカリに渡すための手纸を书いた
          アカリに伝えなければいけないこと 闻いて欲しいことが
          本当に 仆にはたくさんあった
          (车内アナウンス)
          大変お待たせいたしました まもなく宇都宫行き発车いたします
          (駅のアナウンス)
          小山 小山
          东北新干线ご利用の方はお乗り换えです
          东北新干线下り盛冈方面お乗り换えの方は1番线
          上り东京方面お乗り换えの方は 5番线へおまわり下さい
          お客様にお知らせいたします
          ただいま両毛线は雪のため 大幅な遅れをもって运転しております
          お客様には大変ご迷惑をおかけいたしております
          列车到着まで今しばらくお待ち下さい
          (タカキ)
          とにかく
          アカリの待つ駅に向かうしかなかった
          (駅のアナウンス)
          8番线 足利.前桥方面高崎行き上り电车が参ります
          白线の内侧に下がって...
          (电车が停车する音)
          (车内アナウンス)
          お客様にご案内いたします
          ただいま降雪によるダイヤの乱れのため 少々停车いたします
          お急ぎのところ大変 恐缩ですが
          现在のところ复旧の目処は 立っておりません
          缲り返します
          ただいま降雪によるダイヤの乱れのため 少々停车いたします
          お急ぎのところ大変 恐缩ですが
          现在のところ复旧の目処は 立っておりません
          (アカリからの手纸)
          タカキくん お元気ですか?
          部活で朝が早いので この手纸は电车で书いています
          (タカキ)
          手纸から想像するアカリはなぜかいつも1人だった
          电车はそれから结局―
          2时间も何もない荒野に停まり続けた
          たった1分がものすごく长く感じられ
          时间は はっきりとした悪意をもって
          仆は上をゆっくりと流れていった
          仆は きつく歯をくいしばり
          ただとにかく 泣かないように耐えているしかなかった
          アカリ...
          どうか...もう...
          家に...
          帰っていてくれればいいのに...
          (车内アナウンス)
          3番线 足利.前桥方面高崎行き列车 到着いたします
          この电车は雪にためしばらく停车します
          (駅)
          タカキ:ハァッ
          ウッ...
          タカキ:アカリ
          (アカリのすすり泣き)
          タカキ:おいしい
          アカリ:そう?普通のほうじ茶だよ
          タカキ:ほうじ茶?初めて饮んだ
          アカリ:ウソ ぜったい 饮んだことあるよ!
          タカキ:そうかな?
          アカリ:そうだよ!
          それからこれ...私が作ったから味の保证はないんだけど
          よかったら食べて
          タカキ:ありがとう
          お腹すいてたんだ すごく
          アカリ:どうかな?
          タカキ:今まで食べたものの中で一番おいしい
          アカリ:大袈裟だなぁ
          タカキ:ホントだよ
          アカリ:きっとお腹がすいてたからよ
          タカキ:そうかな
          アカリ:そうよ
          私も食べよっと
          引越し もうすぐだよね
          タカキ:うん 来周
          アカリ:鹿児岛かぁ
          タカキ:远いんだ
          アカリ:うん
          タカキ:栃木も远かったけどね
          アカリ:ふふ 帰れなくなっちゃったもんね
          駅员:そろそろ闭めますよ もう电车もないですし
          タカキ:ハイ
          駅员:こんな雪ですから お気をつけて
          タカキ&アカリ:ハイ!
          (外)
          アカリ:见える?あの树
          タカキ:手纸の树?
          アカリ:うん 桜の树
          アカリ:ねえ
          まるで...雪みたいじゃない?
          タカキ:そうだね
          (タカキ)
          その瞬间―
          永远とか心とか魂とかいうものが どこにあるのか
          分かった気がした
          13年间 生きてきたことの全てを 分かちあえたように仆は思い
          それから 次の瞬间―
          たまらなく...
          悲しくなった
          アカリのその温もりを その魂を
          どのように扱えばいいのか どこに持っていけばいいのか
          それが仆には分からなかったからだ
          仆たちはこの先も ずっと一绪にいることはできないと
          はっきりと分かった
          仆たちの前には いまだ巨大すぎる人生が
          茫漠とした时间がどうしようもなく 横たわっていた
          でも―
          仆を捉えたその不安は やがてゆるやかに溶けていき
          あとにはアカリの 柔らかな唇だけが残っていた
          その夜―
          仆たちは畑の脇にあった 小さな纳屋で过ごした
          古い毛布にくるまり 长い时间话し続けて
          いつの间にか眠っていた
          朝 动き始めた电车に乗って
          仆はアカリと别れた
          アカリ:あの...
          タカキくん...
          タカキ:ん...?
          アカリ:タカキくんは...
          きっとこの先も大丈夫だと思う ぜったい!
          タカキ:ありがとう
          アカリも元気で!
          手纸书くよ!电话も!
          (赤ゲラの锐く清廉な一声)
          (タカキ)
          アカリへの手纸をなくしてしまったことを
          仆はアカリに言わなかった
          あのキスの前と后とでは
          世界の何もかもが 変わってしまったような気がしたからだ
          彼女を守れるだけの力が欲しいと强く思った
          それだけを考えながら仆はいつまでも
          窓の外の景色を见続けていた
          第一回 终


          5楼2012-02-09 17:48
          回复
            第二回 コスモナウト
            (道)
            姉:カナエ 放课后も行くの?
            カナエ:うん お姉ちゃんは平気?
            姉:いいよ でも勉强もちゃんとやんなさいよ
            カナエ:はーい
            姉:ふう...よし
            (学校)
            (バイクの停车音)
            カナエ:ふう… よし
            タカキ:おはよう
            カナエ:おはよう 远野くん 今朝も早いね
            タカキ:澄田も 海 行ってきたんだろ?
            カナエ:うん
            タカキ:顽张るんだね
            カナエ:えっ そんなにでも...へへへ
            またね!远野くん
            タカキ:ああ
            (教室)
            先生:いいかぁ? そろそろ决める时期だぞ
            月曜までに提出だからな
            ご家族とよく相谈して书いてくるように
            友人A:佐々木さん 东京の大学行くみたいよ
            友人B:さすが 私の熊本の短大かな~
            友人A:カナエは?
            カナエ:え?うーん...
            友人B:就职だっけ?
            カナエ:うーん...
            友人A:あんたホンと何も考えてないよね
            友人B:远野くんのことだけね
            友人A:あいつゼッタイ 东京に彼女いるよ
            カナエ:そんなぁ!
            友人たち:うっふふふ
            (チャイウの音)


            6楼2012-02-09 17:49
            回复
              (海)
              カナエ:あっ
              姉:まだ上手くいかない?
              カナエ:うん どうしちゃったのかな...
              姉:あんまり 悩まない方がいいよそのうちまた乗れるわよ
              カナエ:お姉ちゃんは気楽でいいわよ
              姉:なに 焦ってんのよ
              カナエ:このままじゃ卒业まで言えないじゃない
              (学校)
              カナエ:ありがと お姉ちゃん
              姉:送ってくわよ
              カナエ:ううん カブで帰る!
              タカキ:あっ 澄田 今帰り?
              カナエ:うん 远野くんも?
              タカキ:ああ...
              一绪に帰らない?
              (カナエ)
              もし私に犬みたいな尻尾があったら
              もっと嬉しさを隠しきれずにぶんぶんと振ってしまったと思う
              ああ 私は犬じゃなくて良かったな~なんてホッとしながら思って
              そういうことに我ながらバカだなぁと呆れて
              それでも
              远野くんとの帰り道は幸せだった
              (记忆)
              (カナエ)
              最初から远野くんは他の男の子たちとはどこか少し违っていた
              タカキ:远野贵树です
              亲の仕事で転校には惯れていますがこの岛にはまだ惯れていません
              よろしくお愿いします
              (カナエ)
              中2のその日のうちに好きになって彼と同じ高校に行きたくて
              ものすごく勉强をがんばってなんてか合格して
              それでもまだ远野くんの姿を见るたびに もっと好きになっていってしまって
              それが怖くて 毎日が苦しくて
              でも会えるたびに幸せで
              自分でもどうしようもなかった
              (店)
              カナエ:远野くん また 同じの
              タカキ:ふふ これウマいんだよ
              澄田は なんかいつも真剣だよね ものすごく
              カナエ:うん!
              タカキ:先行ってるよ
              カナエ:うん...
              カナエ:これ下さい
              店员:90円ね
              カナエ:ハイ
              店员:いつも ありがとね
              カナエ:ハッ!
              タカキ:お帰り 何买ったの?
              カナエ:うん 迷ったんだけど...
              (カナエ)
              远野くんは时々 谁かにメールを打っていて
              そのたびに私は それが 私あてのメールだったらいいのにって
              どうしても いつも 思ってしまう
              (カナエの家)
              犬:ワン!
              ワンワン!ワン!
              カナエ:カブ!ただいまー!
              カブカブ 帰ってきたよ!
              ワフッ


              7楼2012-02-09 17:49
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                (町内放送)
                町役场からお知らせします 次回の当番スタンドは坂井の农协给油...
                (学校)
                (校内放送)
                3年1组の澄田花苗さん
                伊藤先生がお呼びです 生徒指导室まで来て下さい
                友人:远野の彼女じゃん
                タカキ:彼女とかじゃないよ
                (生徒指导室)
                伊藤先生:学年で出してないのは澄田だけだぞ
                カナエ:すみません...
                伊藤先生:あのなぁ こう言っちゃ何だが そんなに悩むようなことじゃないんだよ
                澄田先生は何て言ってるんだ?
                カナエ:いえ...
                ふうっ...
                伊藤先生:どうしても决められないなら 県内の短大とかはどうなんだ?
                カナエ:でも...
                (カナエ)
                お姉ちゃんは関系ないのに...
                (海)
                (カナエ)
                だって...
                お姉ちゃんにねだって はじめたサーフィンも
                一番大切だと思う あの人のことも
                私はまだ 全然...
                (店)
                店员:いつもありがとね
                カナエ:いえ それじゃあまた
                (帰る道)
                カナエ:ハァ ハァ ハァ
                (カナエ)
                远野くんがいる场所にくると
                胸の奥が...少し苦しくなる
                カナエ:远野くん!
                タカキ:澄田?どうしたの よく分かったね
                カナエ:へへへ 远野くんの単车があったから 来ちゃった いい?
                タカキ:うん そっか 嬉しいよ
                今日は単车置き场で会えなかったからさ
                カナエ:私も!
                (カナエ)
                彼は优しい
                时々 泣いてしまいそうになる
                カナエ:ねえ 远野くんは受験?
                タカキ:うん 东京の大学受ける
                カナエ:东京...そっか そうだと思ったんだ
                タカキ:どうして?
                カナエ:远くに行きたそうだもの なんとなく
                タカキ:澄田は?
                カナエ:う~ん...
                私 明日のこともよく分からないのよね
                タカキ:だぶん 谁だってそうだよ
                カナエ:ワン!远野くんも?
                タカキ:もちろん
                カナエ:ぜんぜん 迷いなんてないみたいに见える
                タカキ:まさか 迷ってばかりなんだ 俺
                出来ることをなんとかやってるだけ 余裕ないんだ
                カナエ:そっか...
                そうなんだ
                タカキ:飞行机?
                カナエ:うん


                8楼2012-02-09 17:49
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                  2025-07-24 06:37:20
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                  (道)
                  (ディーゼルエンジンも大きな音)
                  タカキ:すごい
                  カナエ:时速5キロなんだって
                  タカキ:えっ?
                  カナエ:南种子の打ち上げ场まで
                  タカキ:ああ...
                  カナエ:今年は久しぶりに打ち上げるんだよね
                  タカキ:ああ 太阳系のずっと奥まで 行くんだって
                  何年もかけて
                  (カナエの家)
                  母亲:あなた カナエの进路 ちゃんと相谈に乗ってやんなさいよ
                  ぼんやりした子なんだから
                  姉:大丈夫よ あの子も もう子供じゃないんだし
                  私も昔は ああだったなぁ...
                  カナエ:ねえ カブ 远野くんも分からないんだって
                  一绪なんだ...远野くんも
                  (タカキの家)
                  (タカキ)
                  それは本当に...
                  想像を绝するくらい 孤独な旅であるはずだ
                  本当の暗阁の中をただひたむきに
                  1つの水素原子にさえ灭多に出会うことなく
                  ただただ 深渊にあるはずと信じる 世界の秘密に近づきたいー心で
                  仆たちは そうやって どこまで行くのだろう
                  どこまで行けるのだろう
                  (タカキ)
                  出すあてのないメールを打つクセがついたのは いつからだろう
                  (海)
                  姉:カナエ あんた 进路决めたの?
                  カナエ:ううん やっぱりまだ分かんないけど でもいいの决めたの!
                  1つずつ出来ることからやるの行ってくる!
                  (カナエ)
                  あの日から いくつかの台风が通りすぎ
                  そのたびに岛は少しずつす ずしくなっていった
                  サトウキビを揺らす风が かすかに冷気を孕み
                  空がほんの少し高くなり
                  云の轮郭が优しくなって
                  カブに乗る同级生たちが 薄いシャンパーを羽织るようになった
                  私が半年ぶりに波の上に立てたのは
                  また夏がかろうじてのるそんな10月の半ばだった
                  (町内放送)
                  本日夕方からの天候は晴れ 最大风速は8mの予报となっています
                  (教室)
                  友人A:佐々木さん 山田から告白されたらしいよ
                  友人B:さすがだなー
                  あれ?カナエ なんか今日嬉しそうね
                  友人A:远野くんとなんかあったの?
                  カナエ:ふふん
                  友人たち:嘘!
                  (カナエ)
                  私だって今日こそ...
                  远野くんに告白するんだ
                  波に乗れた今日言わなければ
                  この先の きっと...ずっと言えない
                  タカキ:澄田!
                  カナエ:と...
                  远野くん...
                  タカキ:今帰り?
                  カナエ:うん
                  タカキ:そうか
                  じゃあ 一绪に帰ろうよ
                  (店)
                  タカキ:あれ 澄田 今日はもう决まり?
                  カナエ:うん
                  (道)
                  カナエ:あっ
                  タカキ:ん?
                  どうしたの?
                  カナエ:…しくしないで
                  タカキ:え?
                  カナエ:ううん ごめん...何でもないの
                  タカキ:调子悪い?
                  カナエ:うん ヘンだなぁ
                  ダメ?
                  タカキ:うん...プラグの寿命なんじゃないのかなこれお下がり?
                  カナエ:うん お姉ちゃんの
                  タカキ:加速で息継ぎしてなかった?
                  カナエ:してたかも
                  タカキ:今日はここに置かせてもらって 后で家の人に取りにきてもらいなよ
                  今日は歩こう
                  カナエ:えっ 私一人で歩くよ! 远野くんは先帰って
                  タカキ:ここまできれば近いから
                  それにちょっと...歩きたいんだ
                  (ヒグラシの鸣き声)
                  カナエ:远野くん...
                  お愿い...
                  タカキ:どうしたの!?
                  カナエ:ごめん なんでもないの
                  ごめんね...
                  タカキ:澄田...
                  (カナエ)
                  お愿いだから...もう...
                  やさしくしないで....!
                  (カナエ)


                  9楼2012-02-09 17:50
                  回复
                    必死に ただ阁云に空に手を伸ばして
                    あんなに大きなカタマリを打ち上げて
                    気の远くなるくらい むこうにある何か见つめて
                    远野くんが他の人と 违って见える理由が
                    少しだけ分かった気がした
                    そして 同时に
                    远野くんは私を见てなんて いないんだということに
                    私はハッキリと気づいた
                    だからその日 私の远野くんに 何も言えなかった
                    远野くんは优しいけれど
                    とても优しいけれど
                    でもー
                    远野くんはいつも
                    私のずっとむこう... もっとずっと远くの何かを见ている
                    私が远野くんに望むことは きっと叶わない
                    それでも...
                    それでも私は远野くんのことを
                    きっと明日も明后日もその先も
                    やっぱりどうしようもなく好きなんだと思う
                    远野くんのことだけを想いながら
                    泣きながら 私は眼った
                    第二回 コスモナウト 终


                    10楼2012-02-09 17:50
                    回复
                      第三回
                      (タカキ)
                      今 振り返れば
                      きっとあの人振り返ると强く感じた
                      (駅のアナウンス)
                      中央.総武最终电车 东京行きが到着します
                      アカリの母亲:お正月でいればいいのに
                      アカリ:うん...でも色々准备もあるから
                      アカリの父亲:そうだな 彼にもうまいもの作ってやれよ
                      アカリ:うん
                      アカリの母亲:何かあったら电话するのよ アカリ
                      アカリ:大丈夫よ 来月には式で会うんだから そんなに心配しないで
                      寒いからもう戻りなよ
                      (アカリ)
                      ゆうべ 昔の梦を见た
                      私も彼も まだ子供だった
                      きっと 昨日见つけた手纸のせいだ
                      (会社)
                      上司:水野さん
                      水野:あ はい
                      上司:ミーテイングいいかな?
                      水野:はい
                      (タカキ)
                      ただ 生活をしているだけで 哀しみはそこここに积もる
                      日に干したシーツにも 洗面所の歯ブラシにも
                      携帯电话の履歴にも
                      (键が落ちる音)
                      (タカキ)
                      「あなたのことは今でも好きです」と
                      三年间付き合った女性はそうメールに书いていた
                      「でも私たちはきっと1000回もメールをやりとりして
                      多分 心は1センチくらいしか 近づけませんでした」 と
                      この数年间 とにかく前に进みたくて
                      届かないものに手を触れたくてそれが具体的に何を指すのかも
                      ほとんと胁迫的とも言えるようなその想いが
                      どこから涌いてくるのかも分からずに 仆はただ働き続け
                      気づけば日々弾力を失っていく心がひたすら辛かった
                      そしてある朝
                      かつてあれほどまでに真剣で切実だった思いが
                      绮丽に失われてることに仆は気づき
                      もう限界だと知ったとき
                      会社を辞めた
                      (タカキ)
                      昨日 梦を见た
                      (アカリ)
                      ずっと昔の梦
                      (タカキ)
                      その梦の中では 仆たちはまだ13歳で
                      (アカリ)
                      そこは 一面の雪に覆われた広い田园で
                      (タカキ)
                      人家の灯りは ずっと远くにまばらに见えるだけで
                      (アカリ)
                      振り积もる新雪には 私たちの歩いてきた足迹しかなかった
                      そうやって
                      (タカキ)
                      いつかまた一绪に桜を见ることが出来ると
                      (アカリ)
                      私も彼も なんの迷いもなく
                      (タカキ)
                      そう 思っていた
                      终


                      11楼2012-02-09 17:50
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                        One More Time,One More Chance
                        演唱:山崎まさよし これ以上何を失えば <还要失去多少>
                        心は许されるの <心才能得到宽恕?>
                        どれ程の痛みならば <还要经历多少痛苦>
                        もう一度君に会える <才能再次遇见你?>
                        One more time <one more time>
                        季节よ うつろわないで <季节啊,请不要变化>
                        One more time <one more time>
                        ふざけあった时间よ <那欢乐的时光>
                        くいちがう时はいつも <发生争吵的时候>
                        仆が先に折れたね <总是我最先让步>
                        わがままな性格が <你任性的性格>
                        なおさら爱しくさせた <却更让我迷恋>
                        One more chance <one more chance>
                        记忆に足を取られて <被绊在记忆里>
                        One more chance <one more chance>
                        次の场所を选べない <无法选择下一个目的地>
                        いつでも捜しているよ <我一直都在寻找>
                        どっかに君の姿を <期待哪里能找到你的身影>
                        向いのホーム <对面的房间>
                        路地里の窓 <小巷深处的窗户>
                        こんなとこにいるはずもないのに <虽然明明知道你不可能在那裏>
                        愿いがもしも叶うなら <如果愿望可以实现的话>
                        今すぐ君のもとへ <我想马上来到你的身边>
                        できないことは <做不到的事情>
                        もう何もない <已经没有了>
                        すべてかけて抱きしめてみせるよ <我会不顾一切的将你抱紧> 寂しさ纷らわすだけなら <如果只是想找一个能驱赶寂寞的人的话>
                        谁でもいいはずなのに <那是谁也无所谓的>
                        星が落ちそうな夜だから <但就是这样连星星都陨落的夜晚>
                        自分をいつわれない <我无法欺骗自己>
                        One more time <one more time>
                        季节よ  うつろわないで <季节啊,请不要改变>
                        One more time <one more time>
                        ふざけあった时间よ <那欢乐的时光>
                        いつでも捜しているよ <我一直都在寻找著>
                        どっかに君の姿を <期待哪里能找到你的身影>
                        交差点でも <十字路口也好>
                        梦の中でも <梦境之中也好>
                        こんなとこにいるはずもないのに <虽然明明知道你不可能在那裏>
                        奇迹がもしも起こるなら <如果有奇迹的话>
                        今すぐ君に见せたい <我希望现在就能遇见你>
                        新しい朝 <新的清晨>
                        これからの仆 <从现在起>
                        言えなかった「好き」という言叶も <我会说出一直不能出口的\"喜欢你\"> 夏の想い出がまわる <夏天的回忆在回旋>
                        ふいに消えた鼓动 <霎时消失的悸动>
                        いつでも捜しているよ <我一直都在寻找>
                        どっかに君の姿を <期待哪里能找到你的身影>
                        明け方の街  @木町で <明亮的大街 种满樱花的街道>
                        こんなとこにいるはずもないのに <虽然明明知道你不可能在那裏>
                        愿いがもしも叶うなら <如果愿望可以实现的话>
                        今すぐ君のもとへ <我希望现在就能来到你的身边>
                        できないことは <做不到的事情>
                        もう何もない <已经没有了>
                        すべてをかけて抱きしめてみせるよ <我会不顾一切的将你抱紧>
                        いつでも捜しているよ <一直都在寻找>
                        どっかに君の姿を <期待哪里能找到你的身影>
                        旅先の店  新闻の隅 <周边的小店 报纸的一角>
                        こんなとこにいるはずもないのに <虽然明明知道你不可能在那裏>
                        奇迹がもしも起こるなら <如果有奇迹的话>
                        今すぐ君に见せたい <我希望现在就能遇见你>
                        新しい朝  これからの仆 <新的清晨 从现在起>
                        言えなかった「好き」という言叶も <我会说出一直不能出口的\"喜欢你\">
                        いつでも捜してしまう <我一直都在寻找>
                        どっかに君の笑颜を <期待哪里能找到你的笑容>
                        急行待ちの  踏切あたり <等待电车的空闲 看看铁路的拐角>
                        こんなとこにいるはずもないのに <虽然明明知道你不可能在那裏>
                        命が缲り返すまらば <假如还有来生的话>
                        何度も君のもとへ <无论几次我都要来到你的身边>
                        欲しいものなど <想要的东西>
                        もう何もない <已经没有了>
                        君のほかに大切なものなど <因为没有东西比你更重要>
                        终わり
                        


                        12楼2012-02-09 17:51
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                          总算都完了。。。。
                          上签名档


                          13楼2012-02-09 17:51
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                            如果楼主是手打的话,绝对得精!(捂脸)


                            IP属地:四川来自掌上百度14楼2012-02-09 18:29
                            回复
                              2025-07-24 06:31:20
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                              回复14楼:魂淡,乃是故意的吧
                              不过秒五吧没有这个倒是真的


                              来自Android客户端15楼2012-02-09 19:02
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