1日にコップ2杯以上の牛乳は健康によくないという研究结果を、米国の栄养学者であるウォルター・ウィレット氏が発表した。同氏は金曜日にオランダのエラスムス大学病院にて讲演を行う。
ハーバード公众卫生大学院の研究者であるウィレット博士は、食品业界が乳制品の大量摂取を勧めるのには注意が必要だと警钟をならしている。たとえばオランダの食品健康センターでは1日に3杯から4杯のミルクを饮むことを推奨している。オランダ人は牛乳や乳制品の摂取量が多い。
今回の调査では骨折率も牛乳の摂取量とほとんど関系ないことがわかった。さらに、牛乳の取りすぎと前立腺がんの発生率に相関性があることも见つかった。また身长もある种のがん(乳がん、卵巣がんなど)の発生率に影响をあたえるという结果も出ている。これらのがん発生は背の高い人に多い。
「牛乳を大量に摂取する人は身长が伸びやすい。とくに成长期に大量に牛乳を摂取するとがんの発生リスクが上がるのでは」と同氏は仮说を述べている。
しかしながら、乳制品が必ずしも悪者であるわけではない。同氏は、牛乳の摂取の多い人は大肠がんの発生の可能性が减るという相関性も认めている。一日にいったいどのくらいの量の牛乳摂取が适切なのかについて、さらに研究を进める必要があるとしている。しかし1日に2杯は多すぎのようである。